誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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今回はこの編のエピローグです


第465話

その会議の翌日の昼前、ラディッツはいつもの様に紅魔館の門前でフランや悟空、美鈴との修行に励んでいた。その日のラディッツは、普段よりも少し焦っている様子であった。普段は2対2での実戦形式を取っているのだが、その日は1対1(ラディッツは1人、対するフラン達は順番に交代しつつ戦っている。現在はフランが戦っている状況である)での修行形式となっているのだが、ラディッツの動きがいつもと違っている様で・・・

 

ラディッツ:まだまだだ!どんどん来てくれ!

 

フラン:よーし!パワー上げてくよ!

 

パワーを高めたフランの猛攻を、ラディッツは何とか捌き続けている

 

美鈴:ラディッツさん、少し焦っている様に見えますね。

 

悟空:分かるか?美鈴。

 

美鈴:えぇ。普段なら、妹様の攻撃を涼しい表情で全て受け切っているのに、今日はギリギリな様子ですので・・・

 

悟空:だよな。

 

パチュリー:アイツ、また・・・仕方無いわね・・・

 

テラスで見学していたパチュリーは、溜め息混じりに何処かへ連絡した。暫く後、フランの攻撃受けて息を切らせているラディッツの姿があった

 

ラディッツ:はぁ・・・はぁ・・・

 

フラン:どうしたの御兄ちゃん?今日はいつもと違うよ?何と言うか・・・動きがぎこちないと言うか・・・

 

ラディッツ:そ、そんな事は・・・

 

フラン:調子が悪いなら、今日はもう止めとく?

 

ラディッツ:いや、大丈夫だ。

 

美鈴:そうは見えませんよ。私から見るに、全身に無駄な力が入ってしまっていますよ。それでは上手く動けず、只疲れてしまうだけです。

 

ラディッツ:くっ・・・

 

美鈴:落ち着きましょう。色々あるんでしょうが、そんなに急いで強くなる必要はありませんよ。

 

悟空:そうそう。オラが言うのも何だけど、無理して体調崩しちまったら本末転倒だからな。

 

ラディッツ:・・・スマン・・・親父達の救出や、ミラとの事で、色々思う所があってな・・・

 

美鈴:気持ちは分かりますが・・・

 

フラン&悟空:・・・

 

はたて:話は聞かせて貰ったわよ。

 

そんなラディッツ達の元に、はたてやアリス、妹紅、鈴仙が現れた

 

ラディッツ:お前達、どうして・・・

 

パチュリー:私が連絡したのよ。

 

フラン:えっ?パチェが?

 

パチュリー:えぇ。

 

アリス:尤も、パチュリーから連絡を貰わなくても、この時間に貴方達が館の門前で修行してるのは皆知ってるわ。

 

はたて:彼女(パチュリー)曰く、今回の件でどうせ色々考えて、まーた無理してるからってね。ま、私達も同じ事思ってたけど・・・

 

妹紅:案の定だったな。

 

ラディッツ:へっ、全部御見通しかよ・・・敵わんな、お前達には・・・

 

妹紅:全員、伊達に長生きしてないんでな。

 

はたて:1人で全部抱え込もうとしてんじゃないわよ。

 

鈴仙:私達にも、遠慮無く頼って下さいね。

 

アリス:私達、助力は惜しまないわよ。

 

パチュリー:そう言う事。

 

ラディッツ:・・・スマン・・・

 

アリス:御昼に御弁当作って来たから、皆で食べましょ。

 

鈴仙:私、姫様に御願いして、疲労回復に効果のある御茶の葉を持って来ました。

 

パチュリー:それじゃ、今日は私が直々に皆に淹れてあげるわ。特別にね。

 

はたて:それじゃ、皆で御茶会と行きましょ♪

 

妹紅:そりゃ良い。準備手伝うぞ。

 

フラン:私達もやろう、美鈴♪

 

美鈴:了解です、妹様♪

 

ラディッツを心配して集まった者達は、手際良く御茶会の準備を始めた

 

悟空:ラディッツ。オメェの仲間達は、皆本当に良い奴等ばっかりだな。

 

ラディッツ:あぁ、本当にそう思うよ。

 

仲間達の気遣いに感謝しつつ、ラディッツと悟空も御茶会の準備を手伝うのだった。今日も幻想郷は平和その物であった・・・

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