誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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ターレス達に続き、今回はザーボンと付喪神達の様子を御届けします



第476話

時は少し遡り、海の家の営業前日の昼過ぎ。ザーボンは、各々水着を新調する事になった付喪神達に呼び出され、彼女達との待ち合わせ場所である人里の橋の近くにやって来ていた(因みに、華扇は営業には参加するが、買い物は欠席)

 

ザーボン:・・・

 

ザーボンは、待ち合わせの30分程前に来て、身嗜みや時間を確認しつつ待機中である。彼の服装は、いつもの戦闘服では無く、白いYシャツにネクタイ(着崩し無し)と黒いスーツのズボンを合わせたフォーマルな格好であった(基本的に和風な幻想郷では少々不釣り合いかも知れないが)

 

雷鼓:おーい!

 

そんな彼の元に、小傘、雷鼓、九十九姉妹、こころが姿を現した

 

小傘:スミマセン、御待たせしました。

 

ザーボン:いえ、私も今来た所ですよ。

 

雷鼓:いやいや、絶対嘘じゃん。しかも、スーツでビシッと決めて気合い十分だし。

 

ザーボン:半端な格好をして、女性に恥を掻かせる訳には行きませんからね。

 

雷鼓:相変わらず真面目だねぇ・・・

 

八橋:其処が彼の良い所だけどね。

 

弁々:フフ、そうね♪

 

雷鼓:そうそう。聞いた話だけど、修行の合間にその手の事を書いた本とか読んで色々勉強してたらしいじゃない。

 

ザーボン:・・・因みに、それは誰から?

 

雷鼓:ピンクの仙人様から。

 

ザーボン:華扇様・・・

 

こころ:ザーボン。私達と出掛けるのが、そんなに楽しみだったのか?

 

ザーボン:それはまぁ・・・とは言え、こう言う経験は無かったもので、至らぬ点もあるかと思いますが・・・

 

雷鼓:そう肩肘張らずに気楽に行こうよ♪ホラホラ、出発出発♪

 

小傘:ちょっ・・・そんなに押さないでよ!

 

そんなこんなで、呉服屋に移動した一行。と、此処であるキャラから提案があり・・・

 

雷鼓:折角ザーボンが居る訳だしさ、私達の水着をそれぞれ選んで貰うって言うのはどうかな?

 

ザーボン:えっ?

 

小傘:ちょっ・・・

 

弁々:それ良いわね♪

 

八橋:私も賛成♪

 

こころ:異議は無い!

 

小傘:えぇっ!?

 

ザーボン:いや、それは・・・先に言った通り、私にはその手の経験が無いので・・・

 

因みに、戦闘欲や食欲の代わりにその手の欲が完全にすっぽ抜けているサイヤ人達と比べ、ザーボンのそれへの興味は年相応にあると言う設定にはなっている(彼の詳しい年齢までは不明だが)

 

雷鼓:まぁそんなに難しく考えないで良いからさ♪私達に似合いそうだなって言うのを、直感で選んで欲しいって訳♪

 

こころ:私達は、お前のセンスを試している!

 

弁々:コレも経験って事で♪

 

八橋:御願いしまーす♪

 

ザーボン:な、成る程・・・

 

雷鼓:と言う訳でザーボン、小傘以外の私達の水着を選んで来てね♪好みで選んでくれて良いから♪

 

小傘:ちょっと待って?どうしてわちきだけ仲間外れ!?

 

ザーボン:わ、分かりました・・・

 

どうしてこんな事にと思いつつ、ザーボンは彼女達に似合いそうな水着を探し始めた。雷鼓にはホットパンツ付きのシンプルな黒いビキニ、弁々には薄紫のパレオ付きのビキニ、八橋にはトップスに白、ボトムスに黒いフリル付きのスカートタイプのビキニ、こころには最近ロスワで出た水着(手抜きで申し訳無い)をそれぞれ用意し、彼女達は各々それらを気に入り購入した

 

雷鼓:うんうん、良い感じ♪それじゃ、いよいよメインイベントを始めよう♪ね?小傘?

 

小傘:えっ?何々?

 

雷鼓:どうして小傘だけ後回しにしたのか・・・それは・・・

 

小傘:な、何か嫌な予感・・・

 

雷鼓:弁々!こころ!小傘を抑えておいて!私はその子に合いそうな水着を見繕って来るから!

 

こころ:合点!

 

弁々:さぁさぁこっちへ♪

 

小傘:ほら、やっぱりこう言う展開だーっ!

 

以前パチュリー達が呉服屋にやって来た時と同じ展開じゃないかって?何の事かな・・・申し訳無いが、嫌で無ければ御付き合い頂きたい。小傘は、弁々とこころに半ば無理矢理試着室に押し込まれ、その隙に雷鼓は小傘に着せる水着を探しに行く。その少し後、試着開始となったが・・・(因みに、ザーボンと八橋は試着室の外で待機)

 

こころ:まずはコレだぞ小傘。

 

小傘:いや、可愛いけどちょっと露出度が多い気がするんだけど・・・

 

弁々:次はコレを着てみて♪

 

小傘:待って!コレ食い込み凄過ぎない!?

 

雷鼓:小傘、こっちも試してみよっか♪

 

小傘:だから露出多いって!と言うか、それ最早只の紐じゃない!無理だよそんなの!

 

ザーボン:・・・

 

八橋:全部丸聞こえ・・・

 

それから少しして、弄られ続けて息を切らせた小傘と不満気な雷鼓達が試着室から出て来たが・・・

 

八橋:それで、小傘にピッタリ合うのはあったの?

 

弁々:それがね・・・

 

雷鼓:どうもしっくり来るのが無くってさ。どうしたもんかと・・・

 

小傘:もう勘弁して・・・

 

こころ:此処はやっぱり、小傘の水着もザーボンに選んで貰ったらどうだろうか?

 

ザーボン:・・・えっ?

 

こころの提案に、ザーボンはポカンとした様子を見せるが、付喪神達は皆目を輝かせる

 

雷鼓:あ、やっぱりこころもそう思う?小傘を弄りつつ、私もその方が良いと思ってたのよ♪

 

弁々:あ、私も♪

 

小傘:そう思うなら、無駄に弄るの止めてよ!

 

雷鼓:ゴメンゴメン!

 

弁々:つい楽しくなっちゃって・・・

 

こころ:ノリでやった!後悔はしてない!

 

小傘:・・・

 

八橋:私もその意見には賛成だけど・・・ザーボンさん、どうですかね?

 

ザーボン:むぅ・・・

 

小傘:・・・も・・・

 

ザーボン:ん?

 

小傘:わちきも・・・貴方に水着を選んで欲しい・・・かな・・・

 

小傘は、頬を赤らめつつそう呟く。それを見ている付喪神達は、皆ニヤニヤが止まらない様子であった

 

ザーボン:貴方の頼みとあれば・・・分かりました。僭越ながら、貴方の為に選ばせて頂きましょう。スミマセンが、どなたか付き添いを御願いしたいのですが・・・

 

八橋:あ、じゃあ私が♪

 

ザーボン:助かります。

 

そう言いつつ、ザーボンと八橋は小傘達を試着室の前に残して水着売場へ移動する。その直後、雷鼓が小傘の首に手を回しつつ声を掛ける

 

雷鼓:どうする小傘?

 

小傘:な、何が?

 

雷鼓:ザーボンが選んで来た水着が、スッケスケで超エロエロなデザインだったりしたら?

 

小傘:か、彼はそんな人じゃ無いもん!

 

雷鼓:いやいや、可能性は0とは言い切れないよ?

 

小傘:有り得ないから!気になってたんだけど・・・雷鼓ちゃん、最近段々エロ親父みたいになってない?

 

雷鼓:だ、誰がエロ親父か!

 

小傘:わちきへの絡み方とか色々と。

 

雷鼓:ぐぬぬ・・・

 

弁々:まぁまぁ・・・

 

こころ:・・・

 

ザーボン:スミマセン、御待たせしました。

 

八橋:スッゴく良いの見付けたよ♪

 

雷鼓:おっ、どんなの?

 

八橋:それは着てからの御楽しみ♪因みに、見付けたのはザーボンさんね。それじゃ小傘、コレ御願いね。

 

小傘:う、うん・・・

 

雷鼓:手伝おうか?

 

小傘:ひ、1人で大丈夫だよ!

 

小傘は、雷鼓の誘いを断り、八橋から水着を受け取って試着室へ入る

 

雷鼓:うーん・・・ちょっと悪乗りし過ぎたかな・・・

 

それから少しして、水着に着替えた小傘が試着室から姿を現した(こころと同じく、ロスワのエピックの水着衣装)

 

小傘:どう・・・かな?

 

雷鼓:良いじゃん良いじゃん♪

 

弁々:似合ってるわよ♪

 

こころ:悪くは無い。

 

ザーボン:・・・

 

八橋:ザーボンさん?どうかしました?

 

ザーボン:あ・・・いえ・・・その・・・失礼ながら、思わず見惚れてしまっていました・・・

 

ザーボンは、小傘の水着姿に見惚れていたが、声を掛けられて我に返り、慌てて謝罪した

 

小傘:そ、そっか・・・えへへ・・・

 

当の小傘は、恥ずかしさと嬉しさで頬を赤らめて俯いている。そんな2人を見た付喪神達は、またしてもニヤニヤが止まらない様子であった。小傘は、その水着を購入し、付喪神達のショッピングは滞り無く終わりを迎えた

 

雷鼓:水着の準備も出来たし、後は海の家の営業日を待つだけね。

 

弁々:ですね。

 

ザーボン:当日は、華扇様も参加される筈。手は抜けませんよ。

 

小傘:が、頑張らなくちゃ・・・

 

こころ:心配無用!私達ならやれる!

 

八橋:そうそう♪楽しく行こう♪

 

そして、あっと言う間に営業日当日となるのだった




こころの口調がこんななのは、個人的にふしげんのこころのキャラが気に入ってるからです

南央美さんの可愛らしい高めの声、かつ無表情で「最強の称号を賭けて戦え」とか「私より強い奴に会いに行く」等、熱血キャラっぽいギャップが良い(あくまでも個人的意見)

次回、華扇一派と付喪神達グループの海の家の営業開始です
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