拙い文章力ですが、暇潰しにでも・・・
海の家繁盛作戦 その6
ひょんな事から、幻想郷の面々に力を貸す事になったギニュー特戦隊の面々。他の仲間達同様、紫と時の界王神の思い付きにより、超短期間だが外の世界で海の家の経営を任される事になった。新たに隊員となった守矢神社の巫女、東風谷早苗、彼等と親交の深い霧雨魔理沙、同じく親交がある新聞記者の射命丸文と共に、現在海の家での仕事に勤しんでいた。
早苗:オーダー、焼きそば3人前入りました!
魔理沙:此方はカレー2人前の注文だ。大盛り希望だそうだぞ。
ギニュー:よーし任せろ!じゃんじゃん注文を受けてくれ!
ジース:ラーメン2人前上がったぞ!急いで持ってってくれ!
文:承知しました!
昼食時と言う事もあり、客足が途絶える事無く、皆忙しそうに働いている。因みに、ギニュー、リクーム、ジースが調理と配膳担当、女性陣が客引き兼接客担当、グルドとバータは裏方担当となっている。
ギニュー:ジース!リクーム!手を休める時間は無いぞ!気合いを入れろよ!
ジース:了解!
リクーム:分かってますぜ、ギニュー隊長!
それから約1時間程経った頃、客足が少し落ち着き、各々賄いを食べつつ休憩を取る事になった。
リクーム:ふぅ・・・取り敢えず一段落ってか?
文:そうですねぇ・・・今の所、息抜きは出来るかと。
ジース:あー・・・流石に疲れたぞ・・・
ギニュー:この程度で疲れてる様では、鍛え方が足りんな。トレーニングを増やすか?
ジース:そ、そりゃ勘弁して下さいよ隊長!
ギニュー:冗談だ。
早苗:フフフ、御疲れ様です皆さん♪
魔理沙:バータとグルドも御疲れさん♪大変だったろ?
バータ:そりゃ大変だろうよ。一体、どんだけの量のゴミが出たと思ってんだ。
グルド:皿洗いも楽じゃねぇぜ・・・
バータ:お前は、御得意の超能力があるから良いだろうがよ。
グルド:ハァ・・・俺の超能力は、本来こう言う事に使うもんじゃねぇんだけどなぁ・・・
魔理沙:まぁ愚痴るなって。何だかんだ言いつつ、皆楽しそうにやってる様に見えたぞ?
ギニュー:まぁそうだな。悪い気分では無いな。
ギニューのその言葉に、隊員達も強く頷く。と、其処へ2人の男性客が入店して来る。すぐに早苗が接客に向かう。
早苗:いらっしゃいませ♪御注文を御伺いします♪
男性A:あー・・・取り敢えず、生ビール2つ。
早苗:食べ物はどうします?
男性A:いや、今はそれだけで・・・
早苗:畏まりました。オーダー、生2つでーす!
オーダーの少し後に、2人の男性客の元にジョッキに注がれたビールを届ける早苗。男性客の1人は、早々にビールを一気に飲み干した。
男性B:あの・・・マズいんじゃないっスか?真っ昼間から飲酒って・・・
男性A:あんな事があったんだ、もう飲まなきゃやってられねぇよ。ったく・・・
早苗:あんな事とは?
男性A:んー?あぁ、実は・・・
男性客曰く、この海の家近くの特設会場でヒーロー戦隊ショーが開催される予定だったが、土壇場になってから、役者達が揃いも揃って流行りのウイルス性の病に掛かり、出演出来なくなってしまったらしいとの事だった。どうやら、この男性達はイベント会社の関係者達で、あまり良い成績を出せておらず、そのショーの企画は、逆転を目指したその男性達が無理を言って上に話を通し、役者を集め、時間を掛けて準備をした物だと言う。それがこんな結果になってしまい、本当に残念で仕方無いと言う話だった。
早苗:成る程、そんな事が・・・
男性A:クッソーッ!やっと掴んだチャンスが・・・こんな形で・・・もう終わりだ!
男性客の1人は、無念のあまり机に突っ伏してしまった。
男性B:まぁ事情が事情なんで仕方無いと諦めるしか・・・宣伝してた時、子供達も楽しみだって言ってくれてたのに・・・ん?と言うか先輩、上にイベントの中止の連絡ってしたんスか?
男性A:・・・あ・・・
突っ伏していた男性は、顔を上げた。その顔は、見る見る内に青ざめているのだった。
男性B:その反応・・・まさかとは思いますが、まだ連絡してないって事は・・・
男性A:・・・いや・・・その・・・まだ・・・だけど・・・
男性B:ま、まだって・・・それマズいっスよ!ショーの開始まで2時間無いんスよ!早く連絡しないと!
男性A:そ、それは・・・だ、だがこんな形で中止とか言える訳あるか!
男性B:だから仕方無いでしょうって!連絡しない方が余程問題になるでしょうが!宣伝した以上、子供達も来ちゃうっスよ!
男性A:そ、それは・・・
早苗:成る程成る程・・・話はよーく分かりました。
早苗は、分かった様な様子で頷いている
男性A:えっ?
男性B:な、何スか?店員さん・・・
早苗:要するに、そのヒーロー戦隊ショーとやらが開催出来れば無問題だと言う事ですよね?
男性A:ま、まぁそれはそうだけど・・・
早苗:失礼、ちょっと上の人に話を付けて来ます!文さん、此処を御願いしますね!
ポカンとしている男性客達を文に任せ、早苗は足早に特戦隊の元に向かうのだった。
文:あー・・・やろうとしてる事、何と無く分かりましたよ・・・
それから少し後、ギニュー、リクーム、ジース、魔理沙が早苗と共に文や男性客達の元に戻って来る。
ギニュー:早苗から話は聞かせて貰った!戦隊ショーの役者が全員来られなくなって困っていると!
男性A:ま、まぁそうだけど・・・
男性客達は、ギニューの声の大きさとその見た目に少し驚き、戸惑っている様子であった。
ギニュー:その戦隊ショーとやら、我々がその役者の代役として出演させて貰おう。
男性A:・・・えっ!?
男性B:て、手伝ってくれるんスか?でも、何でいきなり・・・
ギニュー:可愛い部下の頼みとあらば、叶えてやるのも上司の務め。行くぞお前達!
ギニューの号令で、隊員達が各々の配置に付き、そして・・・
リクーム:リクーム!
バータ:バータ!
ジース:ジース!
グルド:グルド!
早苗:早苗!
ギニュー:ギニュー!
6人:皆揃って!ギニュー特戦隊!
いきなりのハイテンションなファイティングポーズに、男性客達は再びポカンとしている。
男性A:な、何だこの人達・・・
男性B:それに、部下?上司って・・・?
主に3人(ギニュー、バータ、グルド)の姿と、先のテンションの高いポーズに呆気に取られている2人に対し、文は慌てて一計を案じた。
文:あーっと・・・突然の事でさぞや驚かれた事でしょう?実は我々は、ヒーロー戦隊のファンの集まりみたいな物でして。
男性A:そ、そうなのか?でも、凄く目立つ感じの人達なのに、情報とかが全く無いんだが・・・
文:それはそうでしょう。集まりと言っても、大人の事情的な問題もあり、細々と活動している為、残念ながら名は知れ渡って無いんですよねぇ・・・
男性B:あー・・・所謂、大学のサークルとか、御当地ヒーローとか、そんなもんっスか?
文:えぇ、概ねその様な感じです。あ、申し遅れましたが、私はマネージャーの射命丸文と申します。そして、此方は同じくマネージャーの霧雨魔理沙さんです。
魔理沙:ど、どーもー・・・って、何なんだよその設定は?
にこやかに挨拶した後、かなりの小声で文に耳打ちする魔理沙だった。
文:良いから、此処は私に話を合わせて。それと、皆さんもですよ?
魔理沙:お、おぉ・・・
ギニュー:良く分からんが、了解だ。
男性B:じゃあ、隊長さんと青い人のそれって、特殊メイクか何かなんスか?
文:えぇ、そうなんですよ♪私達2人(文と魔理沙)が、毎回メイクを担当させて頂いております。人間に近い見た目だけでは少々薄いと思い、怪人系だけど心は正義!みたいなヒーローも必要だろうと思い、この様になった次第で。拘る分結構大変なんですが、かなりのレベルの完成度だと自負しております♪
魔理沙:そ、そうそう!そうなんだ!毎回時間も金も掛かって・・・
男性A:それじゃあ、此処で働いてるのも理由はそれって事なのか?
文:えぇ。先にも申した通り、特殊メイクやら何やらの費用が嵩み、常時カツカツの状態でしてね。なので、活動費用の工面の為に、今回皆でこうして海の家の営業活動をとなった次第です。
男性A:成る程、それで・・・
男性B:いやぁ、それにしてもこの如何にも爬虫類系の見た目!コレぞ怪人ってか、宇宙人?って感じで本当に凄いっスね!そりゃ金も掛かるってもんっスよ。あ、じゃあこの小さい緑の人も・・・?
文:そちらは、ロボット研究会に親しい友人が居まして。その子の協力により、まるで生きているかの様な完璧な動きが可能なロボットを製作してくれた物を使用しております。
男性B:ロボットなんスか?そうは見えないっスよ!凄い技術力っスねぇ・・・
男性客の1人が、グルドに触れようとするが、それは文が慌てて制止するのだった。
文:あーっと!さ、触るのは勘弁して頂けると!精密なパーツもあり、壊れてしまうと色々と大変なので。主に費用とか・・・
男性B:そ、そりゃ失礼を!
文:それで、ヒーローショーの出演の件なのですが・・・
男性B:あ、あぁそうでしたね。先輩、この人達もこう言ってくれてる訳ですし、此処は1つ・・・
男性A:むぅ・・・結構大々的に宣伝した上、上への事もある・・・背に腹は代えられないか・・・
男性B:そうっスよ!折角の御厚意、受けない手は無いっスよ!
男性A:そう・・・だな。申し訳無いが、その厚意を受けさせて欲しい。宜しく頼んだ。
男性客2人は、頭を下げた。こうして、急遽特戦隊の面々の戦隊ヒーローショーへの参加が決まったのだった・・・
地球人に近いリクームとジース(ジースは肌が赤いだけ)は兎も角、見るからに宇宙人な隊長、バータ、グルドの扱いをどうしようかと色々考えた結果こうなりました
グルドスマン・・・
ヒーローってよりも、悪の怪人ですがねどう見ても(原作じゃ悪役だしこの連中)