誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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海の家繁盛作戦 その9


第481話

休憩が終わり、海の家に戻ったラディッツ、はたて、アリス。しかし、先の事もあってか、女性2人はテンションが低くて・・・

 

アリス:はぁ・・・

 

はたて:・・・

 

妹紅:どうした?休憩前はテンション高めだったってのに・・・

 

パチュリー:2人共、何かあったの?

 

アリス:えぇ、まぁ・・・

 

はたて:ちょっとね・・・

 

フラン:???

 

鈴仙:本当に、一体何が・・・

 

事情を知らない他の面々は、揃って首を傾げている

 

ラディッツ:俺から話しても良いが・・・

 

アリス:どうぞ。

 

はたて:私達からは、出来れば話したくないから・・・

 

ラディッツ:実はだな・・・

 

ラディッツは、休憩中にはたてとアリスがチャラ男連中のしつこいナンパに遭遇し、強引に連れ去られそうになった事、それを自分が辛うじて助けた事をフラン達に話して聞かせた

 

フラン:成る程、そんな事があったんだね。

 

妹紅:そりゃ災難だったな。

 

鈴仙:でも、アリスさんもはたてさんも綺麗だし、ナンパしたい人達の気持ちもちょっと分かるかもですね♪

 

そう笑顔で言う鈴仙

 

アリス:そんな他人事みたいに!

 

はたて:あんな奴等、絶っっっっっ対に嫌だから!

 

そんな鈴仙に、アリスとはたてが不機嫌そうに迫る

 

鈴仙:スミマセン、失言でした・・・

 

妹紅:メッチャ溜めたなオイ・・・

 

フラン:でも、そんな奴等2人なら問題無く撃退出来ちゃうんじゃない?

 

パチュリー:それはどうかしらね・・・私達、外の世界に来る時に隙間妖怪の妖術でリミッターを掛けられて、普段の3分の1も力が出せない程になってるもの。

 

妹紅:特に、戦闘向きの力を持った連中は念入りにな。

 

フラン:それもそっか・・・

 

はたて:フランの言う通りよ。このリミッターさえ無ければ、あんな連中蹴散らしてやるわ!

 

アリス:本当、忌々しいリミッターだわ・・・

 

鈴仙:まぁまぁ・・・アレ?と言う事は、ラディッツさんも勿論リミッターで弱体化してますよね?なのに、そのナンパ男達を楽々撃退したんですか?

 

ラディッツ:幻想郷に行ってから、毎日修行は欠かしてねぇからな。力を制限された状態を想定した修行もしてる。お前達みたいな連中なら兎も角、普通の人間共に簡単に遅れは取らんさ。

 

鈴仙:そんな修行方法が・・・

 

ラディッツ:お前もやるか?

 

鈴仙:・・・考えておきます・・・

 

それから少しして、海の家の外が騒がしくなる。女性陣を店内に残し、様子を見に外へ出たラディッツの眼前には、各々武器を持った10人を超える男達の集団が居た

 

ラディッツ:何者だ貴様等?何か用か?

 

チャラ男A:用ならあるぜ。さっきはよくもやってくれたな!

 

男集団の中から、先の休憩中にラディッツにアッサリ撃退された3人のチャラ男達が姿を現した

 

ラディッツ:その様子だと、飯でも食いに来たって穏やかな雰囲気じゃねぇみたいだな。

 

チャラ男B:分かってるじゃねぇか。そう、俺達は・・・

 

チャラ男C:俺達の邪魔をしてくれた奴・・・つまりテメェに御礼をしに来てやったんだ!

 

ラディッツ:所謂、御礼参りって奴か・・・仕方無いな・・・

 

余裕の表情のラディッツであった

 

チャラ男A:その面、見る影も無いくらいにズタズタにしてやらぁ!

 

そんなラディッツに対し、男達はそれぞれ持参した武器を構えて突撃する。それから暫く、店の外で乱闘が続いていた。騒ぎを聞き付けた女性陣が心配して様子を見に店外に出た時には、男達のほぼ全員が満身創痍の状態で、灼熱の太陽で熱くなった砂浜に突っ伏した状態なっていたのだった(ラディッツは相変わらず余裕)

 

パチュリー:どうやら、心配と加勢は必要無かったみたいね。

 

妹紅:あぁ、らしいな。ま、こんな事だろうとは思ったけどな。

 

アリス、貴方、この人数をたった1人で?

 

ラディッツ:あぁ。この程度の連中、数の内にも入らねぇよ。

 

アリス:そ、そう・・・もしかして、彼のリミッターって全然機能してないんじゃないかしら・・・

 

鈴仙:そ、そうかも知れませんね・・・

 

フラン:御兄ちゃん。2、3人くらい私にも残しておいてくれても良かったんだよ?

 

ラディッツ:ん?そうか、悪いな。

 

パチュリー:そうじゃないでしょ・・・全く・・・

 

はたて:あーあ・・・アッサリ返り討ちにあった癖に・・・懲りない奴等・・・

 

鈴仙:い、一応傷の手当てだけでも・・・

 

はたて:放っときなさいってそんな奴等。自業自得よ。

 

鈴仙:そうはいきません。私だって、まだまだ見習い扱いとは言え、医者の端くれですから。

 

そう言いつつ、男連中全員に応急処置を施した鈴仙。暫くして目覚めた男達は、最初の勢いは何処へやら・・・その実力差に流石に懲りた様で、全員情けなくその場を逃げ出して行ったのだった。それから、迎えに来た隙間妖怪の紫に事情を説明したのだが・・・

 

紫:はぁ・・・まさか、そんな事態になってるとは・・・外の世界の人間に手を上げるなんて、コレは大問題だわ。

 

ラディッツ:全部俺が勝手にやった事だ、他の奴等に非はねぇよ。

 

紫:フム・・・

 

はたて:悪いのは、先にちょっかい掛けて来たあの連中よ!ラディッツは、私達を助けようとしてくれただけで!

 

アリス:ついさっきの事だって、彼等が逆恨みして報復しに来たのが悪いと思うわ。このまま放置は出来なかった筈よ。

 

紫:それはそうかも知れないけど・・・兎に角、後始末は私がやっておくから、貴方達は幻想郷に帰りなさい。後の事は、追って連絡するから。

 

ラディッツ:分かった。

 

その後、紫は関係した者の今回あった事に関する記憶を消し、幻想郷へと戻った。関係者へのしっかりとした事情聴取の後、『外の世界の人間に手を出した事は事実であはあるが、言い分に一切の間違いが無く、無闇に力を誇示する為の暴力でも無かった』とされ、今回の事はお咎め無しと言う事で解決したと言う。しかし、当事者のはたてとアリスが、暫くの間人間達(主に男性)に対して過度な警戒心を抱いてしまっていたとかどうとか・・・




結局、まともに繁盛させられたのはザーボン達だったのでは無いかと(特戦隊の面々は戦隊ショーやってたが、海の家のイベントでは無いし)

幾らか短編やった後、ラディッツとはたてメインの長編を開始します

この2人以外に、キーとなるキャラが2人程居ますが・・・
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