誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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白黒魔女の大掃除!? その2


第486話

魔理沙は、自宅の大掃除の為に、特に仲の良いギニュー特戦隊のジースを呼び付けていた。ジースが到着して早々、家の中から魔理沙の悲鳴と何かが崩れる音を聞き、慌てて入室。ジースの目の前には、魔理沙が下半身だけ出して本の山に埋もれていると言う、何とも珍妙な光景だった。魔理沙曰く、その本の大半はパチュリーやアリスから借りている(魔理沙談)物だと言う。ジースは、そんな彼女に対して、『借りてるもんを全部返してスッキリしたらどうだ?』と申し出、魔理沙も少し考えた後にそれを承諾。現在、2人で荷物を纏めて家を出る所なのだが・・・

 

ジース:魔理沙、準備出来たか?

 

魔理沙:ちょ、ちょっと待ってくれ・・・コレ・・・想像以上に重っ・・・

 

パンパンに膨れ上がった袋を軽々と背負っているジースと違い、魔理沙は足をプルプル震えさせながらどうにか背負っている状態である

 

ジース:だから、荷物は俺が持つって言ったろ・・・

 

魔理沙:も、元はと言えば私が返さなかったのが原因だしな・・・にしても、いざ纏めると凄い量だな・・・

 

ジース:どうしてこんな量になるまで返さなかったんだよ?

 

魔理沙:ハハハ、全くだな。

 

他人事みたいに笑う魔理沙に対し、ジースは呆れた様に溜息を吐いた。そうこうありつつも、紅魔館に向けて出発した2人。一方、彼等が目指す紅魔館では、いつもの様に門前で組手に精を出すラディッツや悟空、美鈴達と、それを見学しつつティータイムを嗜む紅魔館の面々と、偶然客人として招かれていたはたて、アリスの姿があった。ジースと魔理沙の接近に一早く気付いたのは、一休み中の悟空だった。その直後、2人は紅魔館の前に姿を現した

 

フラン:あ、魔理沙とジースだ。

 

美鈴:魔理沙さんは兎も角、貴方が此処を訪れるなんて珍しいですね。

 

ジース:まぁ付き添いでな。

 

アリス:何の用よ?この泥棒猫さん?

 

パチュリー:よくもまぁ、性懲りも無く此処に顔を出せたわね。

 

魔理沙:うぐぅ・・・

 

ジース:事情が事情だし、色々言いたい事はあるだろうが、まぁちょっと聞いてやってくれ。

 

魔理沙:パチュリーにアリス。今日はな、お前達に良い報せがあって来たんだ!

 

パチュリー:良い報せ?

 

アリス:私達に?

 

魔理沙:そうだ!今日は、お前達に借りてたこの魔導書を返しに来てやったぜ!

 

アリス:・・・ハイ?

 

パチュリー:・・・今、何て言ったのかしら?

 

態度は兎も角、本来なら有り得ない事を言い出した魔理沙に対し、魔女2人・・・いや、その場に居るほぼ全員が我が耳を疑った

 

魔理沙:もう一度言うぜ!本を返しに来たんだ!

 

そんな空気を知ってか知らずか、ドヤ顔を浮かべる魔理沙だった

 

フラン:う、嘘・・・

 

美鈴:あの魔理沙さんが・・・

 

咲夜:本を・・・返しに・・・

 

レミリア:そ、そんな・・・

 

アリス:こんな事って・・・

 

驚き固まる紅魔館の面々とアリス。ラディッツと悟空は首を傾げており、はたても口には出さずとも驚きを隠せないでいた

 

レミリア:エマージェンシー!エマージェンシーよ!

 

咲夜:コレは、天変地異の前触れに違いないわ!美鈴!館の全従業員に、対策を講じる様に通達を!

 

美鈴:り、了解です!

 

フラン:御姉様!貴重品を避難させる準備もしなきゃ!

 

レミリア:そ、そうね!

 

バタバタ慌ただしく動き回る紅魔館の面々と、それを呆気に取られた様に見ているサイヤ人兄弟と鴉天狗が其処に居た

 

ラディッツ:何なんだこの騒ぎ様は・・・

 

悟空:ただ本を返しに来ただけなのになぁ?

 

はたて:まぁ彼女達には、それが一大事件なのよ・・・にしても騒ぎ過ぎだけどね・・・

 

魔理沙:無理も無い事ではあるんだけど・・・幾ら何でも酷くね?泣くぞ?

 

ジース:ま、日頃の行いのせいだな・・・俺が言うのも何だが・・・

 

一頻(ひとしき)り騒いだ後、パチュリーとアリスは魔理沙の手から魔導書が戻って来たのを心の底から喜んだ。だが、後日一部のページが折れていたり、汚れが付着していたりと言う事情で、魔理沙が2人にこっ酷く怒られたのはまた別の話・・・




借りた物はちゃんと返しましょう(勿論綺麗な状態で)

次回は、小傘が人里の子供達の為にある催し物をする話(あくまでも予定)
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