誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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鍛冶屋唐傘、工作教室開催! その1


第487話

その日、多々良小傘が人里で営む鍛冶屋唐傘では、子供達との交流を目的とした工作教室が開催されていた

 

小傘:今日は、皆の親御さん達に贈るアクセサリーを作るよ。材料は、予め色々多めに用意してあるから、使いたい材料があったら声を掛けてね。

 

子供達:ハーイ!

 

子供達は、小傘の監督の元、各々の親にプレゼントするアクセサリー作りを開始する。その教室には、小傘と仲の良い付喪神達(雷鼓、九十九姉妹、こころ)やザーボン、そして現在ザーボンと小傘の師を務めている仙人の華扇の姿もあった

 

弁々:けど、どうしていきなり工作教室なんて開催しようと思ったのかしら・・・

 

雷鼓:最近は敵の動きも落ち着いてるけど、『またいつ巻き込まれるか分からない』って不安に思ってる子供達や、親御さん達も多いらしいのよ。小傘は、『子供達のそんな不安を少しでも払拭する為、それと御世話になってる人里の人間達の為に、自分に何が出来るか』って考えた結果がコレらしいわよ。

 

弁々:そっか・・・

 

八橋:聞けば、材料費とかは一切取ってないんだって。この材料だって、数日掛けて集めて回ったって言ってたわよ。

 

こころ:私も手伝ったぞ!

 

無表情ではあるが、ズイッと胸を張るこころだった

 

雷鼓:それは御疲れ様ね♪それはそうと・・・ザーボンと仙人様は、何か作ったりしないの?

 

ザーボン:我々は、子供達の監督兼、万一の時の為に動ける様に此処に居るんですよ。

 

華扇:何かあってからでは遅いから、念の為にって。所謂、用心棒って役割ね。

 

雷鼓:アハハ、随分頼もしい用心棒さんね♪

 

それから暫く、工作に苦戦する子供達の質問に答えたり、飽きて遊び出してしまう子供達を宥めつつ、その光景を見守るザーボンと華扇。ふと、参加している子供達の内の数人が小傘と雷鼓の姿が見えない事に気が付いて・・・

 

子供A:ねぇ、小傘お姉ちゃんは?

 

子供B:雷鼓姉ちゃんも居ないけど・・・

 

ザーボン:あの2人なら、皆に軽食を作る為に台所に向かったよ。掛かっている時間からして、恐らくそろそろ・・・

 

雷鼓:おっ待たせー♪

 

小傘:皆、ちょっと休憩にしよう♪

 

そう言いつつ、小傘と雷鼓が大量のおにぎりを持って姿を現した。すぐに参加している子供達の全員がおにぎりに群がる

 

小傘:あぁ、喧嘩しないで!沢山作ったから!

 

雷鼓:ハイ其処!1人で幾つも独り占めしない!御代わりあるから!

 

ワチャワチャしつつ、各々軽食を楽しむ一行。その直後・・・

 

ザーボン:ムッ・・・

 

華扇:ザーボン、今のを感じたわね?

 

ザーボン:ハイ、華扇様。

 

華扇やザーボンが、突如出現した異様な気配に気が付いた。顔を強張らせた2人に、和やかだった空気が一気に張り詰める

 

雷鼓:もしかして、敵襲?

 

ザーボン:えぇ、その様で。数は数体・・・この反応は・・・

 

小傘:クローン・・・戦士・・・

 

ザーボン:恐らくは・・・

 

華扇:どちらにしろ、このまま放置は出来ない。残念ながら、我々の出番の様ね。ザーボン、準備は出来ているわね?

 

ザーボン:ハッ!いつでも!

 

華扇:宜しい♪今回は私も出るわ!

 

小傘:2人共!わちきも・・・

 

華扇:いえ、貴方は子供達と一緒に此処に居なさい。

 

小傘:で、でも・・・

 

華扇:今の貴方の役目は、子供達を不安にさせない事よ。

 

ザーボン:大丈夫、奴等を此処に近付けさせはしませんよ。

 

小傘は、自分の後ろで不安そうにしている子供達に目を向ける

 

小傘:スミマセン、今回は御願いします。

 

華扇:えぇ。

 

雷鼓:小傘や子供達の事は心配無用よ♪此処には、私達だって居るんだから♪

 

弁々:その通り♪

 

八橋:どうぞ存分に♪

 

こころ:今回は手柄を譲ってやるぞ!

 

華扇:頼もしい限りね♪それじゃ、行きますよザーボン!私に続きなさい!

 

ザーボン:ハッ!

 

付喪神達や子供達に送り出され、ザーボンと華扇は気配のする地点に移動する。気配の発生地点には、5体のクローン戦士の姿があった

 

華扇:僅か5体・・・ナメられたものね・・・

 

ザーボン:しかし、いつものクローン戦士共よりも力の反応が違う様な・・・

 

華扇:そうね・・・平和を乱す痴れ者共め!我々が来たからには、好きにはさせん!

 

ザーボン:待たせている人が居るのだ。手早く片付けさせて貰うとしよう。

 

ザーボンと華扇は、クローン戦士達を真っ直ぐ見据えて身構えた

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