誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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隙間妖怪の依頼 その1


第489話

ターレス率いる新生クラッシャー軍団は、今日も幻想郷で元気に過ごしていた。しかし、ターレスはイマイチ張り合いの無い日々に退屈を感じ始めていた。そんな時、その日唯一用事で修行に参加していなかった椛が一行の元に戻って来た。と言うのも、どうやら隙間妖怪の紫にある依頼を持ち掛けられた様で・・・

 

椛:今回、隙間妖怪から受けた依頼についてですが・・・最近、人里の外れにある廃寺で起きている怪奇現象の調査をして欲しいとの事です。具体的には、『廃れて久しい筈の廃寺から物音がしていた』だとか、『興味本位で肝試しした人間達が、その廃寺の境内に光が漂っていたのを目撃した』だとか・・・兎に角、色々奇妙な現象が報告されているそうです。

 

こいし:やったー♪またまた私が大富豪ー♪

 

ターレス:チッ・・・後少しの所で・・・

 

天子:てか、またアンタの勝ち?コレで5連勝じゃないの!何かイカサマしてるんじゃないでしょうね?

 

こいし:そんな事してないもーん♪全部私の実力なのだよ♪

 

椛以外の面々は、修行の合間にカードゲームで遊んでいたのだった

 

椛:あの・・・私の話、誰か聞いてます?

 

ターレス:あぁ、まぁな・・・

 

天子:あーうん、聞いてるわよ。

 

こいし:この大富豪ってカードゲーム、思ったよりも奥深いって事だよね?

 

椛:誰1人としてまともに聞いてないじゃないですか!誰が大富豪の話なんかしてんですか!大事な話なんで、ちゃんと聞いて下さい!

 

苛つきつつも、3人に同じ話をする椛であった

 

天子:そんな面倒な調査、赤い巫女にでもやらせときなさいよ。

 

ターレス:若しくは、弱虫ラディッツかザーボンの野郎にでも・・・

 

椛:彼等も各々忙しいので、私達にこの話が来たんじゃないですか。それに、この依頼を受ける事は私達の生活にも影響しますよ。

 

こいし:それって、御金的な意味での事?

 

椛:その通りです。

 

ターレス:金なら、この間の海の家での成功報酬があるだろ。

 

椛:そんなの、とっくに底をつきかけてますって。

 

ターレス:何・・・だと・・・

 

天子:アンタ達、無駄遣いし過ぎじゃないの?

 

こいし:私はそんなにだよねー?

 

それを聞いた椛の何かがプツンと切れた

 

椛:こいしさんは買い出しの度に余計な甘味!天子さんは剣の手入れの道具の数々!そして、最たる原因はターレスさん!貴方の毎日の食費が大部分を占めてるんですよ!

 

椛は、鬼気迫る表情で3人に怒りをぶつけた

 

こいし:だって、甘い物食べたいんだもん♪女の子だもん、しょうがないよね♪

 

椛:き、気持ちは分からなくもないですが・・・

 

天子:私にとって、この剣は謂わば生命線よ。その手入れに掛かる金銭は必要経費。それはアンタも同じでしょ?

 

椛::そ、それはまぁ・・・

 

ターレス:俺だってそうだ。サイヤ人は戦闘民族だ。有事の時の為に、エネルギーを蓄える事は必然だ。それとも、万一の時に弱ってる状態で戦えってのか?

 

椛:いや、しかし・・・うーむ・・・と、兎に角!隙間妖怪の依頼を成功させる事は、今の私達にとっては最優先事項です!このままでは、まともに生活出来なくなります!

 

こいし:そ、それは困るよ!美味しい物が食べられなくなっちゃう!

 

天子:むぅ・・・しゃーないか・・・

 

ターレス:あぁ・・・面倒だがな・・・

 

椛:分かって頂けた様で何よりです。では、早速準備して下さい。

 

ターレス:よし、それじゃ・・・

 

こいし:大富豪、6戦目の開戦だーっ♪

 

天子:上等!アンタの連勝、此処で止めてやるわ!

 

椛:ちっがーう!仕事の方!大富豪の準備してどうする!御願いだから、ちゃんとやって!

 

相変わらず、苦労性な椛であった・・・

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