誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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第49話

殺されてしまった仲間達の敵討ちの為、地獄から蘇ったナッパに立ち向かう椛。しかし、先の栽培マン達との戦いで既に手負いな上、圧倒的な実力差がある彼に対し、大苦戦を強いられていた

 

椛:はぁ…はぁ…

 

ナッパ:何だ?てんで大した事ねぇじゃねぇか。

 

椛:うぅ…

 

ナッパ:おら、何処からでも来いよ。仲間を皆殺しにした俺を倒すんだろ?

 

椛:はあぁぁっ!

 

刀で連続攻撃を仕掛ける椛だったが、怒りから単調な攻撃になってしまっており、ナッパにはそれらを全て見切られてしまった

 

ナッパ:ハーッハッハッハァ!どうしたどうした?動きが止まって見えるぜ?

 

椛:くっ…

 

ナッパ:生かしては帰さないだったか?大した力もねぇ癖に、偉そうな事言ってんじゃねぇよ!

 

椛の刀と盾を弾き飛ばし、隙だらけの彼女の腹に拳を打ち込み、更に地面に叩き伏せる

 

椛:ぐぅっ…

 

ナッパ:俺に歯向かった罰だ、てめぇを徹底的にいたぶり尽くしてやるよ。まずは、刀を振れねぇ様にその細腕を…

 

ナッパは、倒れ込んだ椛の右腕を足で踏み付け、全体重を掛けた。すると、彼女の腕はメキメキと音を響かせながら潰されてしまった

 

椛:うあぁぁぁっ!

 

文:椛!

 

ターレス:・・・

 

ナッパ:おいおい、もう折れちまったのかよ…幾ら何でも脆過ぎるぜ…じゃあ、次は此方かな?

 

言い終わると同時に、今度は彼女の右足を同じ様に踏み潰した

 

椛:あぁぁぁっ!

 

文:あ…あぁ…

 

ナッパ:コレで、片手片足は使えねぇな。だが、まだ終わりじゃねぇぜ?

 

ナッパは、左手で椛の髪を鷲掴みにし、そのまま彼女を高々と持ち上げた

 

文:な、何を?

 

ナッパ:コイツが俺の攻撃何発でくたばるか、少し数えてみようと思ってなぁ…つまり、サンドバッグにしてやろうってこった。

 

文:なっ…

 

ナッパ:おら、行くぜぇ!

 

ナッパは、掴み上げたのままの椛の顔や体を楽しそうに殴り始める。4発、5発と殴り続ける内に、彼女の顔や体は更に傷付いていった。しかし、ナッパの攻撃は止まる事は無く…

 

ナッパ:そらそらぁ!ガーッハッハッハァ!

 

文:くっ…ターレスさん!私、もう我慢出来ません!

 

ターレス:待て、射命丸。

 

文:何故ですか!目の前で仲間がサンドバッグにされてるのに、コレでもまだ我慢しろと言うんですか!

 

ターレス:犬走の顔を良く見てみろ…アイツは、まだ諦めてねぇ…

 

文:えっ?

 

椛:フッ…

 

ナッパ:あぁん?てめぇ、何笑ってやがる?

 

椛:すまない…貴様の拳が思ったより軽くて、蚊が止まったのかと思ってしまってな…

 

ナッパ:あぁん?

 

椛:所詮、自分より弱い奴にしか威張り散らせない下賤な奴だ…そんな奴に、私は負けない…

 

ナッパ:負けないだぁ?てめぇ、この状況が分かってねぇ様だな?

 

椛:プッ…(ナッパの顔に唾を吐く)

 

ナッパ:てめぇ…

 

椛:どうした?攻撃が止まってるぞ?それとも、もう終わりなのか?この腰抜けが…

 

ナッパ:よくもやりやがったな!この犬っころが!そんなに死にたきゃ、望み通りにしてやるよ!

 

挑発に苛ついたナッパは、椛を空高く投げ飛ばし、彼女目掛けて巨大な気弾を投げ飛ばした。しかし、彼女は空中でヒラリと身を翻して気弾を回避し、ゆっくりと着地した

 

ナッパ:ちっ…まだそんな体力が残ってやがったのか…だが、てめぇは大分手負いだ。それに、栽培マンなんぞに手こずってただろうがよ。そんなてめぇが、奴等より数段強いこの俺様に勝てるとは思えねぇがな?

 

椛:こんな傷、痛くも痒くも無い…私の仲間達が、貴様等に受けた痛みに比べれば…

 

ナッパ:痩せ我慢しやがって…

 

椛:傷を負った原因は、始めから貴様の戦い方をずっと観察してたからだ。少しのんびりし過ぎて、予想よりダメージを受けてしまったが…

 

ナッパ:観察してただと?

 

椛:そう…そして、今漸く貴様の癖と弱点に気付いた。

 

ナッパ:何?

 

ターレス:面白くなりそうだ…だが、その前に…犬走!受け取れ!(仙豆を椛に投げ渡す)

 

椛:っと…コレは?

 

ターレス:俺からのプレゼントさ。食ってみな。

 

椛:…んっ…

 

椛が仙豆を食べると、栽培マン達との戦闘で出来た傷の完治は勿論、先程ナッパに折られた筈の右腕と右足も全て元通りになったのだった

 

椛:う、嘘…腕が…足が…こんな事って…

 

ナッパ:な、何だ?てめぇ、何しやがったんだ?

 

椛:ターレスさん、今のは一体…

 

ターレス:説明は後でしてやるよ。それより、コレで何とかなりそうかよ?

 

椛:えっ?あ、はい!

 

ターレス:そうか…なら、やってみろ…

 

椛:はい!

 

椛は、落ちていた刀と盾を拾い上げた後、ナッパに向けて刀を構える

 

ナッパ:へっ…何をしたかは知らねぇが、戦闘力なら俺が上だ!またいたぶってやるぜ!

 

椛:さっきも言ったが、貴様の癖と弱点は分かった。貴様の攻撃で、怒り狂って頭に上っていた血が抜けて冷静になれた御蔭だ。そしてもう1つ…貴様の攻撃は、もう私に当たらない。

 

ナッパ:あぁ?

 

椛:白狼天狗、犬走椛!コレより反撃に入る!




椛の口調が違い過ぎですね、スミマセン

最初に散々やられていたのは、全て様子見をしていたせい(と言う事で御願いします)

ナッパの弱点に気付いた椛、いよいよ反撃開始の時
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