誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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今回の章はシリアスになると思います

後、オリジナルキャラも登場します(結構重要)


妖怪の山動乱編-さようなら、姫海棠はたて!?-
第491話


妖怪の山・・・それは遥か昔から幻想郷に存在しており、其処では力のある者達が近未来的な文化のを築き上げつつ暮らしていた。そんな妖怪の山も、かつての事件の爪痕が完全に消えてはおらず、復興作業が続いていた。其処に住む者達は基本的に排他的であり、外の者達を拒絶し続けていた。今回語るのは、そんな者達の間で起きた事件の話である・・・ある日、ラディッツとフランは、特に親しい仲間の1人であり、鴉天狗でもある姫海棠はたてに呼び出され、一足先に人里にある茶屋でのんびりと過ごしていた

 

フラン:うまうま♪

 

フランは、満面の笑みを浮かべつつ、口一杯に団子を頬張っている

 

ラディッツ:はたての奴、遅いな・・・呼び出しといてどう言うつもりだ・・・

 

フラン:何かあったのかなぁ?

 

はたて:おーい!

 

そんな話をしていたその時、聞き慣れた声と共に手を振りつつ姿を現したはたて。彼女の横には、見慣れない女性の姿もあった

 

ラディッツ:遅いぞ、はたて。

 

はたて:ゴメンゴメン!アンタに会いたいって子が居て、連れて来たのよ。

 

ラディッツ:俺に?

 

フラン:それって、隣に居る?

 

はたて:そうよ。私の同期で親友の、木枯楓(こがらしかえで)よ。

 

はたての横に居る、『木枯楓』と呼ばれたその女性・・・はたてと同じ様な背丈と髪色で、髪を右側にアクセサリーで纏めた、現代に居そうなサイドテールのギャルっぽい見た目をしていた

 

楓:初めまして♪木枯楓よ♪

 

それを聞いて、ラディッツとフランはポカンとしていた

 

はたて:何よ?どうかした?

 

ラディッツ:いや・・・お前、俺達以外にもダチが居たのかと思ってな。

 

フラン:だよね・・・

 

はたて:2人揃って失礼だなおい!居るわそれくらい!

 

いきなりの失礼に、思わず全力でツッコむはたてだった

 

ラディッツ:スマン、冗談だ。俺はラディッツ。で、こっちは・・・

 

フラン:フランドール♪フランだよ♪

 

楓:ラディッツさん♪はたてにいつも話を聞いてるし、彼女の新聞にもいつも書いてるわ。幻想郷の英雄さんよね?

 

『英雄』と呼ばれ、むず痒さと恥ずかしさを感じたラディッツであった

 

ラディッツ:・・・俺は、そんな風に名乗った覚えはねぇぞ・・・

 

楓:謙遜しちゃってー♪あちこちで大活躍だって聞いてるわよ♪

 

ラディッツ:・・・おい、はたて・・・

 

はたて:別に嘘は一切吐いてないわよね?

 

フラン:吐いてない吐いてなーい♪

 

ラディッツ:ちっ・・・

 

フラン:はたてさんの御友達って事なら、楓さんもやっぱり新聞記者なんだよね?

 

楓:えぇ、まぁ一応は・・・

 

フラン:一応?

 

楓の表情が少し暗くなる。それを察したラディッツは、フランに注意する

 

ラディッツ:フラン、人には踏み込んじゃいけねぇ事もあるんだ。

 

フラン:ゴ、ゴメンなさい!そんなつもりじゃ・・・

 

楓:あぁ、良いの良いの!気にしないで。

 

平謝りのフランだったが、楓はアハハと笑って許した

 

はたて:楓が出してる新聞は、私と似た様な順位でずっと続いてるのよ。

 

楓:い、言い難い事をハッキリと・・・でも、彼と一緒に事件に関わって、彼の事を記事にする様になってから、はたての新聞はグングン順位を上げてるじゃない。

 

彼と言うのは、言わずもがなラディッツの事である

 

ラディッツ:そうなのか?

 

はたて:ま、まぁ事件の直接的な関係者となれば、コレくらいは当然って言う奴よねぇ♪

 

楓:・・・フーン・・・

 

ドヤ顔で得意気なはたてに対し、楓の表情に少し影が差すが、それに気付く者は居なかった。その後も、散歩しつつ山の復興作業の状況や昨今の新聞の売上についての話等を交え、日が傾く頃にその日は解散となった

 

ラディッツ:じゃあ、俺達は帰るぜ。

 

フラン:はたてさんに楓さん!またねー♪

 

はたて:ハイハーイ♪

 

楓:えぇ、また♪

 

2人を見送るはたてと楓

 

はたて:さてと・・・楓、この後暇?良かったら、どっか飲みにでも行かない?

 

楓:あー・・・そうしたいんだけど、私コレからちょっと大事な用事があってさ・・・

 

はたて:そっか・・・なら、しょうがないか・・・そんじゃま、私は次の記事でも考えよっかな?

 

楓:良い記事が書けると良いわね♪

 

はたて:ありがと♪もっともっと頑張って、いつかトップを目指すわ♪

 

そう話しつつ、2人は妖怪の山へと戻る。その日の夜・・・

 

はたて:・・・駄目だぁ・・・もっと良いネタじゃないと、記事に出来ない・・・かと言って、アイツみたくでっち上げる訳にもなぁ・・・

 

記事のネタを考えつつ唸っているはたて。そんな時、彼女に上層部から通信が入る

 

はたて:こんな時間に・・・上からの呼び出し?一体何が・・・兎に角、急いで行かなきゃ!

 

呼び出しを受けて慌てて飛び出し、上層部の元に向かうはたて。それが、この事件の始まりだった・・・

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