誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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鈴仙の時もでしたが、シリアスムード全開です


第493話

『外来人ラディッツを、天狗の保護下(監視下)に置く。どんな手段を使ってでも連行すべし』・・・天魔や大天狗の決定に対し、任務よりも情を取り反抗し、反乱の意思ありとされて囚われの身となってしまった姫海棠はたて。檻の中に入れられ、身動きが取れなくなってしまっていた。そんな彼女の元には、数人の天狗達が見張りにつく事となった・・・

 

天狗A:天魔様方より、『処刑は間も無く行われる。せめて心残りの無い様に、友人へ別れを伝える時間くらいは与えてやる』との事だ。

 

はたて:そっか・・・それじゃ・・・

 

見張りがその場から移動し、1人になった後、はたては通信を開始。所変わり、紅魔館。食事も済ませ、皆で団欒を楽しんでいるラディッツに通信が入った

 

ラディッツ:俺だ。

 

はたて:あ、ラディッツ?私・・・はたて・・・

 

ラディッツ:どうした?こんな時間に?

 

はたて:・・・

 

ラディッツ:・・・どうかしたのか?

 

はたての脳裏に、仲間達と過ごした日々が鮮明に駆け巡った。共に戦い、時にはバカ騒ぎもして・・・そんな当たり前だった毎日の事が、とても懐かしい事の様に・・・思い返している内に、両目から涙が溢れ出していた

 

はたて:うっ・・・あぁ・・・グスッ・・・

 

ラディッツ:おい、はたて。一体何があった?

 

はたて:・・・ラディッツ、コレから言う事は全部本当の事よ。よく聞いて。

 

ラディッツ:???

 

涙を拭い去ったはたては、天魔や大天狗達の様子が明らかに異様だった事、上層部の計画(ラディッツを天狗の監視下に置く)と、既に楓や文が動き出している事、それに自分が反抗した事で反逆の意思ありと判断され、囚われの身となった事等を説明した

 

ラディッツ:・・・事情は分かった。それで、お前が捕まってる場所は何処だ?

 

はたて:・・・屯所の地下牢だけど・・・

 

ラディッツ:地下牢・・・

 

はたて:ちょっと聞いて欲しい事があるわ。

 

ラディッツ:・・・

 

はたて:このままだと、上の連中は何があってもアンタを自分達の下に置こうと動く筈。でも、私がそうはさせないわ。

 

ラディッツ:お前、一体何する気だ?

 

はたて:このまま黙って此処で待ってるつもりは無いわ。私は、此処を出て上と戦う道を選ぶ。

 

ラディッツ:お前、そんな事したら・・・

 

はたて:まぁ無事じゃ済まないでしょうね・・・でも、良いのよ。私は、アンタが皆と元気に仲良く生きていてくれさえすれば、それで・・・大丈夫♪例え首だけになったって、アンタは私が守るから♪

 

ラディッツ:お前・・・

 

はたて:アンタと会えて、本当に楽しかったわ♪他の皆には、アンタから伝えといて。本当に色々有難うって。

 

ラディッツ:おい、はた・・・

 

はたて:・・・バイバイ・・・

 

最後の最後に、絞り出す様に別れの言葉を伝えた後、通信は切れた

 

ラディッツ:・・・

 

フラン:御兄ちゃん?今の通信、はたてさんなの?

 

ラディッツ:そうだ。

 

悟空:地下牢・・・がどうとかって聞こえたぞ。

 

フラン:はたてさんに何かあったの!?

 

ラディッツ:あぁ、緊急事態だ・・・至急、集められるだけ仲間を集めるぞ。

 

レミリア:フム・・・騒がしくなりそうね・・・咲夜、会議の準備を。

 

咲夜:畏まりました。

 

団欒は突然終わり、緊急会議が行われようとしていた・・・




一応、ロスワのはたての衣装エピソードを参考にしてみました

この後の展開

自らを犠牲に、上層部と戦う事を決意したはたて

ラディッツは、そんな彼女を助ける為に動く事を決意するが、そんな彼に意外な協力者が名乗りを挙げた・・・
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