誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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萃香久々の登場!


第495話

ラディッツや仲間達の為、自らが犠牲となり天狗の上層部と戦う道を選んだはたて。彼女を救出すべく、紅魔館に親しい仲間達を集めて作戦会議を始めるが、情報が少な過ぎる為に良い案が浮かばず会議は難航・・・そんな時、幻想郷最強格の種族である鬼の一角、伊吹萃香が紅魔館へとやって来た。彼女の目的は・・・

 

萃香:コレはコレは・・・面白い連中が顔を揃えてるじゃないか。

 

レミリア:いらっしゃい♪珍しいわね、アンタが此処を訪ねて来るなんて。

 

咲夜:まずは御茶を・・・

 

萃香:いや、結構だよ。今日は、遊びに来た訳じゃないからねぇ・・・さて・・・事情は概ね理解してる。天狗の連中が、何やら大変な事になってる様だねぇ。

 

ラディッツ:何の説明もしてねぇのに、何故それを・・・

 

萃香:私は、この幻想郷の“何処にでも居る”からね。あらゆる勢力の情報が常時入って来るのさ。

 

全員:・・・

 

萃香:小僧、お前がコレからやろうとしてる事も察しは付いてる。あの天狗(はたての事)を何があっても助けに行くつもりなんだろう?

 

萃香は、ラディッツを真っ直ぐに見据えてそう問い掛ける

 

ラディッツ:話が早いな。その通りだ。悪いが、誰に止められようと退くつもりはねぇぞ。

 

萃香:別に止めやしないさ。寧ろ、その逆だ。

 

ラディッツ:逆・・・だと?

 

萃香:単刀直入に言おう・・・小僧、今回の異変解決、この私が手伝ってやるよ。

 

ラディッツ:何!?

 

萃香のその言葉に、その場に居る全員が驚いた

 

ターレス:・・・マジか・・・

 

天子:どう言う風の吹き回しよ?まさかアンタが・・・

 

咲夜:・・・どう?

 

さとり:嘘は全くありません。心からの本音です。

 

萃香:ククク・・・相変わらずだねぇ、覚り妖怪・・・鬼は嘘が嫌いなのは、アンタも知ってるだろ?

 

さとり:スミマセン、失礼を・・・

 

萃香:良いさ♪後ろめたい事なんて一切無いからねぇ♪

 

ケラケラと笑う萃香であった

 

ラディッツ:お前が手伝ってくれるのは心強いが・・・何故だ?

 

萃香:んー?敢えて理由を付けるなら・・・『懐かしい奴等の間抜け顔を見に行きたくなった』って所かな?

 

ラディッツ:懐かしい奴等?

 

椛:萃香様達の種族である鬼は、遥か遠い昔妖怪の山を支配しておられました。そう言う事では無いかと・・・

 

萃香:まぁそう言う事さ。天狗の上層部連中の中には、私が山に居た頃に可愛がってた奴も沢山居る。久々に奴等の顔が見たくなったんだ。

 

ラディッツ:そうなのか・・・

 

萃香:それともう1つ・・・いや、今はよそう。

 

ラディッツ:何だよ、気になるだろ・・・

 

萃香:ニヒヒ♪

 

萃香は、悪戯っ子の様な笑みを浮かべる

 

萃香:それで?先の決意は変わらないのか?小僧。

 

ラディッツ:あぁ、勿論だ。

 

萃香:上等♪

 

フラン:御兄ちゃん!私も連れてって!私もはたてさんを助けたい!

 

妹紅:知らない仲でも無いしな。私も行く。

 

鈴仙:私も連れてって下さい!はたてさんには、月での件で皆さんの元に戻る時に背中を押して貰ったんです!その恩返しをさせて下さい!

 

次々に参戦の意思を示す面々

 

ラディッツ:お前等・・・

 

萃香:残念だが、それは無理だ。

 

フラン:えっ!?

 

鈴仙:ど、どうしてですか!?

 

萃香:そんなに大人数で押し掛けた所で、事態は好転しない。寧ろ、状況を悪化させる事になるだろう。正気を失ってる今の奴等なら尚更。人数は最小限にすべきだ。

 

フラン:そ、そんなぁ・・・

 

鈴仙:・・・

 

妹紅:・・・ちっ・・・

 

萃香:だが、その意気や良し♪お前達のアイツに対するその想いは、私達が連れてくよ。

 

ラディッツ:お前達のその気持ち、俺達に預けてくれ。

 

フラン:うん!分かったよ!

 

妹紅:頼んだぞ。

 

鈴仙:貴方達を信じて、私の想いも託します!

 

それぞれが固い握手と共に、ラディッツと萃香に想いを託す

 

ラディッツ:確かに受け取ったぞ。

 

萃香:小僧、出発の準備をしろ。

 

ラディッツ:あぁ。

 

パチュリー:その必要は無いわよ。

 

アリス:必要な物はこの中に入ってるわ。

 

いつの間にか席を外していたパチュリーとアリスが再び入室した。その手には、荷物が握られていた。それをゆっくりとラディッツに手渡した

 

ラディッツ:お前達、準備しててくれたのか・・・

 

パチュリー:全く、世話が焼けるんだから・・・感謝しなさいよね?

 

ツンとした態度を見せるパチュリーであった

 

ラディッツ:有難うよ。

 

パチュリー:終わったら、またドンチャン騒ぎ確定ね。

 

アリス:御馳走、期待してるわね♪

 

ラディッツ:おう、任せろ。カカロット、いざって時は皆を頼むぞ。

 

悟空:あぁ、そっちもしっかりな。

 

ラディッツ:おう。

 

そんなこんなで、出発の時間となった。ラディッツと萃香は、集まった面々に見送られつつ紅魔館を出立し、妖怪の山を目指している(台詞こそ無いが、仲間達それぞれから激励の言葉はあったと考えて頂きたい)

 

萃香:さぁ、まずは射命丸の所に行くぞ。

 

ラディッツ:文の?いや、俺が用があるのははたての方で・・・

 

萃香:良いから付き合え、小僧。ちょっと聞きたい事もあるんでな。

 

ラディッツ:成程、分かった。

 

仲間達の想いと共に、いざ天狗達の本拠地へ・・・彼等の運命は・・・




少々ネタバレになります(見たくない人は注意)


少し後にもう1人、新キャラが登場します(敵か味方か・・・)
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