ラディッツや仲間達の為、自らが犠牲となり天狗の上層部と戦う道を選んだはたて。彼女を救出すべく、紅魔館に親しい仲間達を集めて作戦会議を始めるが、情報が少な過ぎる為に良い案が浮かばず会議は難航・・・そんな時、幻想郷最強格の種族である鬼の一角、伊吹萃香が紅魔館へとやって来た。彼女の目的は・・・
萃香:コレはコレは・・・面白い連中が顔を揃えてるじゃないか。
レミリア:いらっしゃい♪珍しいわね、アンタが此処を訪ねて来るなんて。
咲夜:まずは御茶を・・・
萃香:いや、結構だよ。今日は、遊びに来た訳じゃないからねぇ・・・さて・・・事情は概ね理解してる。天狗の連中が、何やら大変な事になってる様だねぇ。
ラディッツ:何の説明もしてねぇのに、何故それを・・・
萃香:私は、この幻想郷の“何処にでも居る”からね。あらゆる勢力の情報が常時入って来るのさ。
全員:・・・
萃香:小僧、お前がコレからやろうとしてる事も察しは付いてる。あの天狗(はたての事)を何があっても助けに行くつもりなんだろう?
萃香は、ラディッツを真っ直ぐに見据えてそう問い掛ける
ラディッツ:話が早いな。その通りだ。悪いが、誰に止められようと退くつもりはねぇぞ。
萃香:別に止めやしないさ。寧ろ、その逆だ。
ラディッツ:逆・・・だと?
萃香:単刀直入に言おう・・・小僧、今回の異変解決、この私が手伝ってやるよ。
ラディッツ:何!?
萃香のその言葉に、その場に居る全員が驚いた
ターレス:・・・マジか・・・
天子:どう言う風の吹き回しよ?まさかアンタが・・・
咲夜:・・・どう?
さとり:嘘は全くありません。心からの本音です。
萃香:ククク・・・相変わらずだねぇ、覚り妖怪・・・鬼は嘘が嫌いなのは、アンタも知ってるだろ?
さとり:スミマセン、失礼を・・・
萃香:良いさ♪後ろめたい事なんて一切無いからねぇ♪
ケラケラと笑う萃香であった
ラディッツ:お前が手伝ってくれるのは心強いが・・・何故だ?
萃香:んー?敢えて理由を付けるなら・・・『懐かしい奴等の間抜け顔を見に行きたくなった』って所かな?
ラディッツ:懐かしい奴等?
椛:萃香様達の種族である鬼は、遥か遠い昔妖怪の山を支配しておられました。そう言う事では無いかと・・・
萃香:まぁそう言う事さ。天狗の上層部連中の中には、私が山に居た頃に可愛がってた奴も沢山居る。久々に奴等の顔が見たくなったんだ。
ラディッツ:そうなのか・・・
萃香:それともう1つ・・・いや、今はよそう。
ラディッツ:何だよ、気になるだろ・・・
萃香:ニヒヒ♪
萃香は、悪戯っ子の様な笑みを浮かべる
萃香:それで?先の決意は変わらないのか?小僧。
ラディッツ:あぁ、勿論だ。
萃香:上等♪
フラン:御兄ちゃん!私も連れてって!私もはたてさんを助けたい!
妹紅:知らない仲でも無いしな。私も行く。
鈴仙:私も連れてって下さい!はたてさんには、月での件で皆さんの元に戻る時に背中を押して貰ったんです!その恩返しをさせて下さい!
次々に参戦の意思を示す面々
ラディッツ:お前等・・・
萃香:残念だが、それは無理だ。
フラン:えっ!?
鈴仙:ど、どうしてですか!?
萃香:そんなに大人数で押し掛けた所で、事態は好転しない。寧ろ、状況を悪化させる事になるだろう。正気を失ってる今の奴等なら尚更。人数は最小限にすべきだ。
フラン:そ、そんなぁ・・・
鈴仙:・・・
妹紅:・・・ちっ・・・
萃香:だが、その意気や良し♪お前達のアイツに対するその想いは、私達が連れてくよ。
ラディッツ:お前達のその気持ち、俺達に預けてくれ。
フラン:うん!分かったよ!
妹紅:頼んだぞ。
鈴仙:貴方達を信じて、私の想いも託します!
それぞれが固い握手と共に、ラディッツと萃香に想いを託す
ラディッツ:確かに受け取ったぞ。
萃香:小僧、出発の準備をしろ。
ラディッツ:あぁ。
パチュリー:その必要は無いわよ。
アリス:必要な物はこの中に入ってるわ。
いつの間にか席を外していたパチュリーとアリスが再び入室した。その手には、荷物が握られていた。それをゆっくりとラディッツに手渡した
ラディッツ:お前達、準備しててくれたのか・・・
パチュリー:全く、世話が焼けるんだから・・・感謝しなさいよね?
ツンとした態度を見せるパチュリーであった
ラディッツ:有難うよ。
パチュリー:終わったら、またドンチャン騒ぎ確定ね。
アリス:御馳走、期待してるわね♪
ラディッツ:おう、任せろ。カカロット、いざって時は皆を頼むぞ。
悟空:あぁ、そっちもしっかりな。
ラディッツ:おう。
そんなこんなで、出発の時間となった。ラディッツと萃香は、集まった面々に見送られつつ紅魔館を出立し、妖怪の山を目指している(台詞こそ無いが、仲間達それぞれから激励の言葉はあったと考えて頂きたい)
萃香:さぁ、まずは射命丸の所に行くぞ。
ラディッツ:文の?いや、俺が用があるのははたての方で・・・
萃香:良いから付き合え、小僧。ちょっと聞きたい事もあるんでな。
ラディッツ:成程、分かった。
仲間達の想いと共に、いざ天狗達の本拠地へ・・・彼等の運命は・・・
少々ネタバレになります(見たくない人は注意)
少し後にもう1人、新キャラが登場します(敵か味方か・・・)