飯綱丸龍の協力もあり、はたての救出に成功し、今回の事件を引き起こした犯人、木枯楓の元に辿り着いたラディッツ。彼女の闇落ちには、天邪鬼の鬼人正邪が絡んでいた。楓がそうなった理由とは・・・
楓:はたて・・・アンタは、私にとって大事な親友だった・・・それなのに、アンタは私との大事な約束を破った・・・
はたて:や、約束!?え・・・えーっと・・・
楓:そして、その原因が・・・アンタよ!
楓は、憎悪の感情を強めてラディッツを睨み付ける
ラディッツ:意味が分からん。どんな約束をしたかは知らんが、それと俺に何の関係がある。
楓:・・・
以下、過去編低・・・簡単に要約すると、次の通りである。楓は、他の天狗達同様に新聞を発行していたが、評判はあまり良くなく、売上は下から数えた方が早いレベルであった。仲間内からも落ちこぼれ扱いを受け続け、その状況に落ち込んでいた時、彼女を嘲笑う者達を叱りつつ、慰めの言葉を掛けながら近付いて来たのが、他の誰でも無いはたてであった。当時のはたては、今程売上が良かった訳では無く、やはり売上は低迷していた。2人が仲を深めるのに、そう時間は掛からなかった。2人は、『いつか2人で一緒に皆に愛される新聞を作り上げよう』と言う誓いを立て、その日を夢に見て互いに切磋琢磨して来た。しかし、ある事を期にその状況は一変した・・・それこそが、ラディッツの幻想入りである。最初の妖怪の山での事件以来、彼との繋がりが出来、彼の異変解決に同行しつつ活躍を特集し、はたての新聞は方方で注目され、売上をドンドン伸ばしていった。楓は、少し悔しくもあったが、はたての活躍を喜んでいた。だが、ある事が彼女の心を変えてしまった・・・地底で起きた事件を解決に導き、山へと帰還を果たしたはたて。楓は、そんな彼女を笑顔で迎え、握手をしようとするが、はたてはそんな彼女を完全にスルーしてしまった。楓はそれにショックを受け、それ以来彼女達の間に亀裂が入ってしまう。その後も活躍を続け、評価されて光を浴びるはたての姿が、楓の心に負の感情を強めていった・・・
楓:アンタさえ・・・アンタさえ此処に来なきゃ、私がこんな想いをする事は無かったのよ・・・
はたて:・・・
ラディッツ:下らん。そんな事で、今回の事件起こしたってのか・・・
萃香:オイオイ、とんだ逆恨みじゃないか・・・
龍:うーむ・・・相変わらずと言うか何と言うか・・・
ラディッツ:どう言う事だ?
龍:入隊当時から、この子には少々嫉妬深い面があってね。なりを潜めたとばかり思っていたんだが・・・
はたて:・・・
はたては、滝汗を流しつつどうにか記憶を遡っている
ラディッツ:お前、そんな約束してたのか?
はたて:えっと・・・言われてみれば、そんな約束してた・・・様な記憶もまぁうっすらと・・・
ラディッツ:うっすらかよ・・・
萃香:忘れてたって言うのか?
ラディッツ:何気に酷い奴だな、お前・・・
はたて:うぐぅ・・・
2人の言葉がグサグサ突き刺さる
楓:私にとっては、あの約束は何よりの心の支えだった・・・でも、アンタにとってはその程度でしか無かったって事ね・・・
はたて:ち、違・・・
楓:何にも違わない!私は許さない・・・約束を忘れて、1人でドンドン先へ行っちゃう様な裏切り者を・・・
はたて:くっ・・・あぁ、何て謝れば・・・
龍:その嫉妬心を奴に利用されて、今回のこの事態に発展した訳か・・・
はたて:うぅ・・・こんなつもりじゃ・・・
萃香:まぁ約束を忘れていた奴にも、それを利用された奴にも原因はあるが・・・一番は・・・
ラディッツ:あぁ・・・
項垂れるはたて以外の面々は、後ろでニヤニヤしながら見学している天邪鬼を睨み付ける
萃香:天邪鬼、お前程人の心ってもんが一切無い奴も珍しいな。
ラディッツ:俺も人の事をとやかく言えん奴だったが・・・正邪、貴様程胸糞悪い下衆はなかなか居ねぇな。
正邪:有難うよ。そりゃ、私にとっては褒め言葉だぜ♪さぁて、此処らでもっと盛り上げてやるとするかな♪
尚も楽しそうに笑みを浮かべる正邪は、瞬間移動で楓の眼前に移動し、邪気の塊を彼女に撃ち込む
楓:うぅぅ・・・あぁ・・・あ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙っ!
闇に飲まれた楓は、みるみる内にその姿を悪魔の様な姿へと変貌させていった
はたて:楓!
正邪:精々楽しませてくれよな。
正邪は、上空へ移動し、再び見学を始める
龍:やってくれる・・・
萃香:小僧、やれるか?
ラディッツ:勿論だ。
龍:はたて、いつまで項垂れてるつもりだ?早く戦闘準備をしろ。
はたて:ス、スミマセン!楓、今助けるから、もうちょっとだけ耐えて!
次回、激闘へ・・・?
ほんの少しのすれ違いから嫉妬心が芽生え、闇落ちし、もう戻れない取り返しのつかない事態へ・・・
ドラクエ11のホメロス的な感じですかね(分かる人居ます?)