妖怪の山の事件解決から数日後、紅魔館の門前に顔馴染みの面々が顔を揃えていた。しかし、其処にはたての姿は無く・・・
フラン∶今日も来ないね・・・
妹紅∶まぁ事件の事後処理もあるだろうしな。
アリス∶話に聞いただけだけど、今回も大事だったんでしょ?
鈴仙∶天狗の上層部まで巻き込んだ一大事だったそうですし、仕方無いかと・・・
ラディッツ∶まぁな。
悟空∶ラディッツ。オメェ、アレから連絡取ってねぇんか?
ラディッツ∶取ってねぇよ。忙しいだろうからな。
悟空∶そっか・・・
美鈴∶心配ですね・・・
パチュリー∶その内ひょっこり現れるでしょ。
ラディッツ∶その通りだ。ま、気長に待とうぜ。
と話をしている最中に、龍がはたてと文を連れて姿を現した
パチュリー∶噂をすればね。
龍∶やぁやぁ、御揃いかな?
文∶どうもー♪毎度御馴染み、清き正しき射命丸でございます♪
美鈴∶あ、新聞なら間に合ってますよ。
文∶あーいやいや、今回は勧誘とかじゃなくてですね・・・
龍∶先日の事件の件で、改めて御礼をと。
フラン∶はたてさーん♪無事で良かったー♪
フランがはたてに力一杯抱き付いた
はたて∶心配掛けちゃったみたいね。でも、もう大丈夫よ♪
フラン∶じゃあ、コレからまた宜しくだねー♪
はたて∶えぇ、勿論よ♪コレからもずーっとね♪
その光景を見て、その場に居る全員が目を細めた
妹紅∶それで、大天狗のアンタまで同行するとは・・・義理堅いこったな。
龍∶何、恩人への御礼ともなれば当然の事だろう。
ラディッツ∶恩人って・・・俺は・・・
鈴仙&はたて&アリス∶やりたい事をやっただけだ。
ラディッツがそれを言う前に、鈴仙とはたて、アリスが口を揃えた
アリス∶こう言う時の、貴方の常套句ね。
はたて∶アハハ♪バレバレじゃない♪
鈴仙∶もう聞き飽きちゃいましたよ♪
ラディッツ∶チッ・・・
からかう様に笑顔を向ける鈴仙達に対し、舌打ちするラディッツ
悟空∶ハハハハ♪言われちまったな、ラディッツ♪
美鈴∶コレは、まんまと一本取られましたねぇ♪
ラディッツ∶・・・
文∶龍様、そろそろアレを。
龍∶あぁ、そうだな。忘れない内に。
龍は、懐から何かを取り出し、ゆっくりとラディッツに歩み寄る
龍∶ラディッツ。コレをお前に渡しておくよ。
龍がラディッツに手渡したのは、小さなカードの様な物で・・・
ラディッツ∶何だ?このカードは・・・?
龍∶それは、妖怪の山の通行許可証だよ。
ラディッツ∶通行許可証?
龍∶うむ。今回の件、お前が居なければ、我々は今頃大混乱の後に甚大な被害を被っていただろう。だが、理由はどうあれ、お前は我々の為に動いてくれた。上との協議により、お前は我々天狗にとって有益で、友好的であると言う結論に達した。
文∶それさえあれば、顔パスで妖怪の山に出入りする事が可能になり、山の施設の利用も御得になると言う物です。
はたて∶ラディッツ、コレはスッゴい事よ。
ラディッツ∶そうなのか?
龍∶そう。本来、コレは他の種族達・・・外来人に贈られる事はほぼ無い物だ。まぁ簡単に言うと、我々は・・・と言うか、我々の上層部は、お前と友人として長く付き合って行きたいと言う事。コレは、その気持ちを目に見える形で表した物だよ。
妹紅∶排他的で、自分達以外を認めたがらない天狗の連中がそんな風に考える様になるとは・・・
アリス∶お、驚いたわ・・・
パチュリー∶こんな事もあるのね・・・
龍∶上層部の連中も、今回の事で古い考え方を少しずつ改めていくとの事だ。それもコレも、お前の御陰だ。と言う訳で、我々の感謝の気持ちを、どうか受け取ってくれ。
ラディッツ∶∶ま、貰えるもんは貰っとくよ。コイツがあれば、いつでも自由にダチに会いに行けるって事だろ?
はたて∶そう言う事♪
龍∶是非とも有効活用してくれ。あ、それと・・・今後遊びに行く予定が立った時には、是非この私にも声を掛けて欲しいな♪
ラディッツ∶オイオイ、大天狗様が大変な時に遊んでて良いのかよ?
龍∶ガス抜きしないと、息が詰まってしまってな。
ラディッツ∶フン・・・ま、その時は連絡するよ。
龍∶楽しみにしてるよ♪
それからも、和気藹々と話す一行を、物影から監視する者が居た
???∶アイツが例の外来人?あんまり強そうには見えないわね。
???∶で、でも騒動たるメンバー・・・勝てる気がしない・・・
???∶戦う前からビビってんじゃないわよ、姉さん。次はいよいよ、私達最強姉妹の出番なんだから♪
そう言いつつ、声の主は姿を消した・・・一体、何者なのだろうか・・・
最早バレバレ・・・?
その前にまずは軽い短編予定