誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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第51話

一行の煽りにブチ切れたナッパは、奥の手を発動した。彼は、懐から出した光の球を見て巨大な猿へと姿を変えたのだ

 

ナッパ(大猿):ハーッハッハッハァッ!どうだ!コレが、俺様の真の力を出した姿だ!

 

ラディッツ:ちっ…面倒な事になっちまったぜ…(目を瞑る)

 

はたて:な、何なのアレ?光の球を空に打ち上げて何か叫んだ後、弾けた球を見てたアイツがデッカい猿の化け物になっちゃったんだけど?

 

文:妖怪の山に猿の化け物出現!コレは、大スクープですよ!(写真を撮りまくる)

 

椛:何で嬉しそうなんだ、この人…

 

ラディッツ:アイツが出したのは、パワーボールと言ってな。

 

はたて:パワーボール?

 

パチュリー:もしかして、アイツが空に打ち上げた光の球の事?

 

ラディッツ:あぁ、そうだ。俺達サイヤ人は、満月から出るブルーツ波ってエネルギーを目から吸収する事で、真の姿…つまり、あの姿(大猿)になる事が出来るんだ。

 

はたて:ブルーツ波?また新しい単語が…(メモを取りながら)

 

パチュリー:ちょっと待ちなさいよ。今は昼間だし、満月なんか出てないわよ?

 

ラディッツ:パワーボールってのは、人工的に満月を作り出せる代物なんだ。空気中の酸素と混ぜ合わせる事でな。

 

はたて:フムフム…パワーボールは、酸素と混ぜ合わせる事で人工的に満月を作り出せるアイテムっと…

 

パチュリー:つまり、あの光の球は満月の代わりになってるのね?

 

ラディッツ:あぁ。それで、あの姿になったサイヤ人は、戦闘力が本来の10倍にもなるんだ。

 

はたて:10倍?凄いパワーアップじゃん!あ、メモメモ…

 

パチュリー:さっきから気になってたんだけど…ラディッツとターレス、何でずっと目を瞑ってるの?

 

文:確かに…2人共、あのパワーボールとやらが出てから、アレを見ない様にしてますよね?

 

はたて:何で?アレで其処までパワーアップ出来るなら、した方が良いに決まってるのに…

 

ラディッツ:只パワーアップするだけじゃねぇんだよ。リスクを伴うんだ。

 

はたて:リスク?

 

ターレス:あの姿になると、パワーアップ出来る代わりに理性を失っちまうんだ。で、その状態で見境無く大暴れし始めちまうのさ。

 

文:そうなんですか?

 

ラディッツ:あぁ。もしそうなったら、味方であるお前達を殺しかねん。だから、パワーボールを見ねぇ様にしてるんだ。アレさえ見なけりゃ、そうなる事もねぇからな。

 

はたて:強力なパワーアップに、そんなリスクが…

 

椛:ちょっと待って下さい。あのナッパって奴は、さっき普通に言葉を話していたと記憶してますが?

 

ラディッツ:あぁ、それは…

 

ナッパ:それが、ソイツら下級戦士のゴミ共と、エリートの俺様の圧倒的な違いだ!真の力すら発揮出来ねぇてめぇらが、このナッパ様に喧嘩を売る事自体が間違いなんだよ!言っとくが、てめぇらを許すつもりは毛頭ねぇぞ!全員仲良く、あの世行きにしてやるぜ!

 

大猿になり、真の力を発揮出来る様になったナッパは、妖怪の山全体を揺るがす程の咆哮と共に暴れ始めた

 

はたて:うわっと!本当に理性あるんだよね?怒ってる上にパワーアップしてるせいで、さっきよりも遥かに質悪くなってるけど?

 

椛:貴方達が好き放題煽るからですよ!

 

はたて:わ、私はそんなつもりなんか全然無かったのに、文の奴が…

 

文:とか何とか言って、はたても結構キッツい事言ってましたよ?

 

パチュリー:確か、粗〇ン野郎とか言ってたわね。

 

文:男性を相手にして粗〇ンは無いですよ、粗〇ンは。

 

はたて:うっさい!連呼すんな!

 

パチュリー:このままじゃ、ラディッツ達が自由に動けない…とりあえず、先にアレを何とかするべきね…はっ!

 

一行は、大猿ナッパの攻撃を回避しつつ口論を始めた。そんな中、パチュリーは魔法弾を撃ち出し、パワーボールを破壊したのだった

 

文:おぉ、ナイスショット

 

はたて:ラディッツ、もう目を開けて大丈夫だよ魔女さんが、パワーボールを壊してくれたから

 

ラディッツ:ん?そうか…(目を開ける)

 

椛:ターレスさん、貴方もです。

 

ターレス:あぁ…(目を開ける)

 

ラディッツ:パチュリー、手間を掛けさせてスマンな。

 

パチュリー:本当よ、感謝しなさい。

 

はたて:それで?コレからどうするの?

 

椛:どうするも何も、私がやる事は変わりません。仲間達の敵討ちの為、奴を倒します。

 

ターレス:俺達は、引き続きコイツの援護に回る。全員総出で、大猿退治と行こうじゃねぇか。

 

文:早く戦いを終わらせて、今回の事を記事にしなくては

 

はたて:さっきよりも的が大きくなった分、戦い易くはなった…のかな?

 

パチュリー:ラディッツ。さっきの分をチャラにしたいなら、私をしっかり守りなさい。そして、この一件が終わったら、とびっきり美味しい食事を作りなさい。

 

ラディッツ:魔女様の仰せのままに。

 

はたて:何々?ラディッツって、料理上手いの?

 

パチュリー:そうね…少なくとも、並の人間は足元にも及ばないレベルだと思うわ。

 

はたて:そうなんだ食べてみたいなぁ

 

文:この騒動が片付いたら、祝勝会しましょう美味しい御酒も用意しますよ

 

ターレス:そりゃ楽しみだ。

 

椛:あの…私、祝勝会って気分では…

 

ターレス:そうと決まれば、さっさと済ませちまうぞ。ラディッツ、献立を考えとけよ?

 

ラディッツ:やれやれ、気の早い奴等め…それじゃ…行くぜ!

 

全員:おう!

 

椛:あの…聞いてます?

 

ラディッツ達とナッパの戦いも、遂に最終局面へと差し掛かった。この勝負、勝つのはどちらなのであろうか…




椛の気持ちを考えると、祝勝会の話はあまりにも不謹慎ですね…

因みに、この後天狗トリオは皆メインにガッツリ絡んで来ます

また、メインに絡んで来るけど未だに登場していないキャラ達が結構居ます
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