誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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第55話

翌日、ラディッツ達は妖怪の山を去る事になった。現在、山の頂上で挨拶中である

 

ラディッツ:世話になったな。

 

文:それは此方の台詞です。貴方達が来てくれなければ、今よりもっと被害が出ていたでしょう。

 

はたて:まぁそれでも、全く被害が出てないって訳じゃないけどね。全部元に戻すには、結構な時間がかかりそうだよ。

 

文:ですが、必ず元通りにして見せます。

 

ラディッツ:人手が足りなかったら、いつでも呼んでくれ。つっても、力仕事くらいしか出来んがな。

 

文:はいその時は、是非御願いしますね。

 

はたて:勿論、友達として遊びに来てくれても良いからね。歓迎するよ。

 

ラディッツ:あぁ。それと、俺は基本的に紅魔館に居る。取材は勿論、仕事の愚痴くらいは聞いてやるから、いつでも来いよ。

 

はたて:有難う。行かせて貰うよ。

 

文:その時は、気の利いた手土産でも持って行きますね。

 

ラディッツ:あぁ、皆も喜ぶよ。

 

パチュリー:私としては、面倒事に巻き込まれるのはコレっきりにしたいんだけど…どうせ、そう言う訳にもいかないんでしょうね…

 

ラディッツ:悪いな。

 

パチュリー:はぁ…

 

ターレス:・・・

 

ラディッツ:ターレス、どうした?

 

ターレス:いや、別に…

 

ラディッツ:そう言えば、椛の姿が見えねぇな。やはり、今回の事で落ち込んでるのか?

 

パチュリー:仕方無いわよ。事が事だもの。

 

ラディッツ:まぁそうだな…

 

文:あ、椛なら…

 

はたて:実はね…

 

ラディッツ:あん?

 

椛:スミマセン!御待たせしました!

 

文とはたてが言葉を言い終わる前に、大きな荷物を背負った椛が一行の前に姿を現した

 

ラディッツ:何だ?その大荷物は?旅行でも行くのか?

 

パチュリー:所謂、傷心旅行って奴かしら…気持ちは分かるけど、貴方にはこの山の警備って言う大事な仕事があるでしょう?

 

椛:まぁ旅行と言えない事もありませんけどね。

 

ラディッツ:どう言う事だ?

 

椛:昨晩、今回の褒美と言う名目で大天狗様の御許しを頂き、暫くの間御暇を頂く事になったんですよ。それで、旅に出ようと思いまして。

 

ラディッツ:旅って…警備の仕事を辞めちまうのか?

 

椛:はい。但し、目的を果たすまでの期限付きではありますが。

 

ラディッツ:目的?

 

椛:はい。

 

パチュリー:さっき旅に出るって言ったけど、貴方1人で?

 

椛:いえ、1人ではありません。ですよね?ターレスさん?

 

ラディッツ:あぁ?

 

パチュリー:・・・

 

ターレス:あんまり遅いから、駄目だったのかと思ったぜ?

 

椛:スミマセン。この量の荷物を1つに纏めていたので、思ったより時間が掛かってしまいまして。

 

ターレス:そうか…

 

ラディッツ:待て待て、どう言う事だよ?

 

パチュリー:説明しなさいよ。

 

ターレス:良いだろう。実はだな…

 

事情説明中

 

ラディッツ:コイツの仲間を生き返らせる為、ドラゴンボールを探しにね…

 

パチュリー:そのドラゴンボールって、一体何なのよ?

 

ラディッツ:弟や甥、その仲間達から話を聞いただけなんだが…ドラゴンボールってのは、本来は世界中のあちこちに散らばっているらしい。それを7つ集めれば、どんな願いでも叶うらしいんだ。

 

パチュリー:どんな願いでも?

 

ラディッツ:あぁ。死者を生き返らせたり、若返ったりも出来るらしい。俺の弟も、過去に何回かそれを使って願いを叶えたと言ってた。

 

パチュリー:そんな物が…

 

ラディッツ:だが、それがまさかこの幻想郷にも存在してるとはな…

 

文:私も結構長生きしてる方ですが、そんな話は聞いた事がありませんよ。

 

はたて:同じく…

 

ターレス:俺も、八雲紫や神に話を聞いただけで、正直半信半疑なんだがな。

 

ラディッツ:そんなんで良いのかよ?見付からねぇ可能性だってあるだろ?

 

ターレス:かもな。だが、奴等の話が嘘とも思えねぇ。少しでも可能性があるなら、其方に賭けてみるさ。

 

ラディッツ:そうか…

 

パチュリー:その代わり、自分の野望の為にその子を利用するって訳ね。

 

ターレス:おいおい、人聞きの悪い事を言うなよ。強くなりたいと望んでるのは、俺もコイツも同じなんだからよ。お前もそうだよな?ラディッツよ?

 

ラディッツ:勿論だ。俺だって、このままで終わるつもりはねぇよ。

 

ターレス:それでこそサイヤ人だ…

 

パチュリー:やれやれ、暑苦しいわね…

 

はたて:やっぱり、皆男の人なんだねぇ。

 

文:椛は女ですよ。

 

はたて:分かってるわよ!素で返すな!

 

文:コレは失礼。

 

椛:んん…では、改めて…

 

椛は、ターレスの前にゆっくりと跪いた

 

椛:私、犬走椛は、今日この時より貴方に絶対の忠誠を誓います。時には、同じ志を持つ同志として…時には、貴方の懐刀として…この力、何なりと御使い下さい。

 

ターレス:歓迎するぜ。

 

ラディッツ:お前ら、知ってたのか?

 

文:えぇ、昨晩椛から話を聞きましてね。

 

はたて:いやぁ、正直驚いちゃったよ。

 

ラディッツ:そうだったのか…知らん間に寝てたから、気付かなかったぜ…

 

パチュリー:私も…

 

はたて:激しい戦いだったんだし、疲れてても仕方無いよ。

 

文:ですね。

 

ターレス:まずは、紫に詳しい話を聞きに行くぞ。

 

椛:はい!

 

ターレス:てな訳だ、またな。

 

椛:行って来ます!

 

ターレスと椛は、文達に別れを告げた後、一足先に妖怪の山を去って行った

 

はたて:行っちゃった…大丈夫かな?色々と…

 

文:大丈夫ですよ、彼等なら。

 

はたて:うん…

 

パチュリー:ラディッツ、私達も帰るわよ。早く帰って本を読みたいわ。

 

ラディッツ:今回の件の報告もしねぇとな。文、はたて。また会おうぜ。

 

文:はい♪

 

はたて:本当に有難う♪会えて良かったよ♪

 

文とはたてに笑顔で見送られつつ、ラディッツとパチュリーも妖怪の山を後にした。暫く後、紅魔館に到着した2人を待っていたのは、頭に何本ものナイフが刺さって門前でヤムチャ状態になっていた、美鈴の変わり果てた(?)姿だった

 

パチュリー:何コレ…殺人現場?

 

ラディッツ:また居眠りしてやがったな…

 

パチュリー:とりあえず…ヤムチャしやがって…




コレにて妖怪の山編は終了となります

椛がターレスの忠実な部下になり、犬猿(とは何なのか…)コンビの結成です

コレより先、椛はターレスの部下(愛犬?)として行動を共にします

ドラゴンボールを探す旅をすると言っても、2人共出番はしっかりありますので御安心を

椛とは別に、ターレスの妹分としてあるキャラを登場させる予定です(ラディッツとフランみたいな関係)

ヒント:リアルに妹キャラ(もう答えだろコレ)

そして、はたてはしょっちゅう登場し、ラディッツや紅魔館メンバー、鈴仙(うどんげ)達と絡む事になります(勿論、文も)

次からは、平和な日常生活の風景を少し書いた後、次の事件に入ります

さて、次なる事件は…
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