誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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第59話

引き続き、呉服屋にて

 

ラディッツ:服も買ったし、そろそろ帰るぞ。

 

フラン:ちょっと待って。まだ買い物は終わってないよ?

 

ラディッツ:あん?

 

フラン:御姉様が、パチェの服の事を言ってたでしょ?御兄ちゃんの次は、パチェに似合う服を探さなきゃ。

 

ラディッツ:あぁ…そういや言ってたな、そんな事も…

 

パチュリー:出来れば、私の事は忘れてて欲しかったんだけど…

 

フラン:と言う訳で、次はパチェの服を皆で探そう!

 

鈴仙&はたて:おぉーっ!

 

パチュリー:コイツら、何でそんなに楽しそうなのよ…

 

ラディッツ:そう言う事なら、俺は店の外に出て待ってるぞ。

 

フラン:えー、御兄ちゃんも一緒に選んでよー。

 

ラディッツ:さっきも言ったと思うが、俺はファッションの事はさっぱり分からん。自分のもこのザマなのに、女に似合う服なんて選べる訳ねぇだろ。

 

フラン:むぅ…

 

ラディッツ:それに、俺が居ねぇ方が色々と都合が良いだろ?良いのが見付かる事を祈ってるぜ。(店の外へ移動)

 

鈴仙:行っちゃった…

 

はたて:もしかして、照れちゃったのかな?

 

パチュリー:彼は、其方方面は疎過ぎるくらい疎いわよ。それじゃ、私も此処等で失礼して…

 

そそくさと逃げようとするパチュリーだったが、彼女の手をしっかりと掴む者が居た

 

フラン:何処へ行くのかなぁ?

 

パチュリー:決まってるでしょ!此処から避難するのよ!

 

フラン:私達から逃げられると思ってたのかなぁ?(ニヤリ)

 

パチュリー:な、何よ?その黒い笑みは?

 

鈴仙:フランさーん

 

はたて:準備出来てるよー

 

フラン:はーい

 

パチュリー:むきゅー!

 

またもや、抵抗虚しく強制連行されるパチュリーであった。彼女は、後にそれから起きた出来事についてこう語っている。“アレからが本当の地獄だった。アイツらには、何をしても勝てる訳が無かった”と…

 

はたて:まず、このメイド服から着てみてよ

 

パチュリー:えっ?メイド服?

 

フラン:此方のセーラー服とかどうかな?

 

パチュリー:ちょっと?

 

鈴仙:いやいや、此処はこのバニーガールのコスチュームを…

 

はたて:後は、チアの服とか

 

フラン:くのいちの衣装って言うのがあったよ

 

鈴仙:思い切って水着とかも…

 

彼女達の悪乗りは徐々にエスカレートし、各々変わった衣装を持って来ては、それらをパチュリーに着せて楽しんでいた

 

パチュリー:アンタ達…もう趣旨が変わって原型を留めてないじゃない!何がしたいのよ!

 

はたて:あはは、ごめんごめん…おかしなテンションになっちゃってたね…

 

鈴仙:こうやって友達とワイワイ買い物とか、あんまり経験無くて…

 

パチュリー:無くても気付くでしょ普通!それと、此処は何でこんな衣装まで取り扱ってるのよ!

 

フラン:店長さんの趣味とかかなぁ…

 

パチュリー:どんな趣味よ!流石に限界!付き合いきれないわ!(足早に店の出口へと向かう)

 

フラン:あ!待ってよパチェ!

 

パチュリー:何よ?(立ち止まって振り向く)

 

フラン:最後に、どうしても着て貰いたいのがあるんだけど…

 

パチュリー:まだあるの?

 

フラン:次で本当に最後だから!

 

パチュリー:…また変な服じゃないでょうね?(ジト目で睨む)

 

はたて:大丈夫大丈夫、絶対似合いそうな奴だよ。

 

パチュリー:どんなのよ?

 

鈴仙:コレなんですけど…

 

鈴仙は、取って置きの服をパチュリーに見せた

 

パチュリー:えっ?コレ?

 

他3人:うん

 

フラン:着てみてよ

 

パチュリー:…まぁさっきまでの服よりかはマシかも知れないけど…でも、本当にコレで最後よ?

 

フラン:分かってるって

 

パチュリー:本当かしら…(試着室に入る)

 

鈴仙:フランさん。今の内に、ラディッツさんを呼んで来て下さい。

 

フラン:うん

 

それから少し後、フランは店の外で待っていたラディッツを連れ、再び店内の試着室の前に移動した

 

ラディッツ:随分時間が掛かってた様だったが、漸く決まったのかよ?

 

フラン:うん

 

鈴仙:パチュリーさん、開けても良いですか?

 

パチュリー:い、良いけど…

 

はたて:それじゃ、カーテンオープン!

 

カーテンを開けると、其処にはノースリーブの白いワンピースと赤いリボンの付いた白い帽子を身に付けた清楚な女性の姿があった

 

ラディッツ:…誰だ?

 

他全員:えっ?

 

パチュリー:私よ私。パチュリーよ。

 

ラディッツ:ス、スマン…一瞬、マジで誰だか分からんかったぞ…

 

パチュリー:まぁこんな格好した事無いから、無理も無いけど…

 

フラン:どうかな?御兄ちゃん。グッと来た?

 

ラディッツ:ま、まぁ良く似合ってるとは思うぞ。

 

パチュリー:ほ、本当に?

 

ラディッツ:あ、あぁ…

 

パチュリー:そ、そう…

 

少しして、試着室から出て来たパチュリーは、その白いワンピースを購入した。買い物を済ませた一行は、紅魔館へと戻った。早速、パチュリーのワンピース姿をレミリア達に見せに行ったのだが、彼女達の反応はと言うと…

 

レミリア:えっと…一体、どちらの御令嬢を御持ち帰りして来たのかしら…(頬を赤らめながら)

 

咲夜:犯罪じゃないですよね…

 

小悪魔:とりあえず、通報しますか?

 

咲夜:そ、そうね…

 

ラディッツ:おい…

 

パチュリー:アンタ達…

 

あわや通報されそうになるラディッツを余所に、フラン達は得意気な表情だったとか…




また好き勝手やってしまいました

御目汚し失礼しました

パチュリーの白いワンピース姿は、幻想人形演舞と言う二次創作ゲームの彼女の特殊衣装が元です

パソコン無いから、やった事無いけど…

リメイク御待ちしてます(望み薄)

小悪魔:尚、好き勝手にやった理由を作者はこう語る

作者:妖怪の山編は、割と重い感じになってしまった為、平和になった時間でハッチャけたかった。反省も後悔もしているが、また短編をやるなら賑やかにやりたいとも思う

小悪魔:との事でした。次回こそは、少し落ち着くと思います。

とりあえず、今はこんな感じで考えています

ネタバレ要素に御注意下さい



・冥界編ー死を呼ぶ者ー
人里で多発する変死事件。被害者達は、皆揃って抵抗した素振りすら無い。その犯人は…


・地底編ー地底での大激闘ー
地獄から復活したとある敵の一味と、地底の住人達を巻き込んだ大乱戦
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