誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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第70話

西行妖の封印を解き、根元に埋められていた西行寺幽々子の体と力を悪用した、悪の天才科学者Drウィローと、彼の助手であるDrコーチン。ラディッツ達は、力を合わせて彼等との最終決戦に望む

 

ウィロー:死を操るこの力!存分に味わわせてやろう!

 

ウィローは、幽々子の能力である死を操る力を開放し、向かって来るラディッツ達へ向けてエネルギー波として撃ち出した。そのエネルギー波は、ラディッツ達を飲み込んだかに見えた。勝利を確信したウィロー達だったが、彼等の前には大きな鳥の形の炎を全身に纏った妹紅の姿があった

 

コーチン:な、何じゃと!?

 

ウィロー:バカな…今の攻撃は間違い無く直撃していた筈…それなのに…何故だ!何故、お前はピンピンしている!

 

妹紅:ソイツの力に目を付けたまでは良かったが、相手が悪かったな。

 

ウィロー:何?

 

妹紅:私は、老いる事も死ぬ事も無い存在。死ぬ様な攻撃をどれだけ受けようとも、不死鳥の如く蘇る。

 

ウィロー:不死鳥…だと?

 

妹紅:そう…故に、私にはその死を操る力も効果が無いんだ。私が此処に来た事…それが、アンタ達の唯一の誤算だな。

 

コーチン:何が不死身じゃ!コレでも食らえ!

 

コーチンは、自らの手に仕込んだガトリングガンを妹紅の体に撃ち込んだ。しかし、彼女はまたも炎と共に体を再生させたのだった

 

コーチン:くっ…おのれ…

 

ウィロー:不死身の体…欲しい…欲しいぞ…

 

妹紅:気に入って貰えた様で光栄だよ。けど、残念ながらもう手遅れだ。もう少し早く、私を見付けられてたら良かったのにな。

 

ウィロー:ならば、今から奪うまで!

 

妹紅:・・・

 

ラディッツ:させるか!

 

ウィローは、妹紅の体を奪うべく彼女に飛び掛かった。しかし、彼はラディッツに軽々と吹き飛ばされてしまう

 

ウィロー:ぬぅ…サイヤ人め、後少しの所で…

 

コーチン:Drウィロー!今援護を…

 

妖夢:貴方の相手は私です!

 

コーチン:貴様!

 

妖夢:遅い!

 

妖夢は、ウィローを援護しようとしたコーチンの眼前に移動していた。コーチンは、再びガトリングガンを構えたが、彼の腕は妖夢の素早い一太刀で斬り落とされ、不発に終わった

 

コーチン:ぬあぁぁっ!

 

妖夢:覚悟しろと言った筈!はあぁぁぁっ!

 

妖夢は、まず始めにコーチンの体を真ん中から真っ二つに斬り裂いた。更に、連続で斬撃を浴びせ掛け、彼の体を細切れにしてしまった

 

妖夢:また…つまらぬ物を斬ってしまいました…

 

コーチン:Dr…ウィローォォォーッ!

 

妖夢が刀を鞘に納めると同時に、コーチンの体は断末魔と共に爆発四散した

 

ウィロー:・・・

 

ラディッツ:やるな、妖夢。

 

妖夢:有難うございます。

 

はたて:ラディッツ、雑魚処理は終わったよ。

 

霊夢:チョロいもんだったわ。

 

ラディッツ:そうか。なら、残るはコイツだけだな。

 

妹紅:けど、此処からどうするんだ?

 

ラディッツ:何がだ?

 

妹紅:忘れたのか?西行妖を再封印するには、幽々子の体が必要なんだ。さっきの奴等みたく、跡形も無く消し飛ばす事は出来ないんだぞ?

 

ラディッツ:なら、あのままで根元に埋め直すってのはどうだ?

 

妖夢:奴は、邪悪な魂を持つ者です。封印が成功するかすら怪しいかと…

 

はたて:出来たとしても、夜中に根元から這い出て来そうだよね…

 

妖夢:や、やめて下さいよ!

 

ラディッツ:むぅ…

 

ウィロー:無駄だ。この体である限り、私を倒せはせんよ。私の体から魂だけを抜き去る方法でもあれば、話は別だがな…

 

妹紅:そんな都合の良い方法がある訳…

 

紫:あるわよー

 

ウィロー:むっ…

 

ラディッツ:あん?

 

妖夢:そ、その声は…

 

ラディッツ達の前の空間に見覚えのある隙間が現れ、其処から1人の女性が姿を現した。その人物とは、言わずもがな…通称隙間妖怪こと、幻想郷の賢者、八雲紫その人であった

 

紫:どうやら、間に合ったみたいね。

 

はたて:隙間妖怪!

 

妖夢:紫様!

 

霊夢:アンタ、旅行は…

 

紫:途中で抜けて来たのよ。また戻るけどね。

 

霊夢:あ、そう…

 

紫:貴方達の為に、助っ人を申し出てくれた子を連れて来たわ。

 

ラディッツ:助っ人?

 

紫:えぇ。貴方達がさっき言ってた事が出来る、強力な助っ人をね。

 

直後、紫の隙間からもう1人女性が姿を現した。それは、襟が左前の水色の着物を着用し、頭には同色の帽子と@の模様の付いた白い三角巾を着けた、桃色の髪の女性であった

 

妖夢:ゆ…ゆ…幽々子様!

 

ラディッツ:幽々子?コイツがそうなのか?

 

幽々子:えぇ、タコにもじゃなくていかにも私が、この白玉楼の管理人を務める、西行寺幽々子華も恥じらう17才です

 

他全員:・・・

 

幽々子:あぁん!誰か突っ込んでよ!寂しいじゃない!

 

ラディッツ:ス、スマン…

 

妹紅:ったく、シリアスな空気が台無しじゃないか…

 

妖夢:スミマセン…流石に今のはちょっと…

 

幽々子:妖夢まで?

 

紫:幽々子、冗談はその辺で。

 

幽々子:あ、そう?では…

 

ついさっきまでの和やかな雰囲気は何処へやら…幽々子は、鋭い目付きでウィローを睨み付けた

 

幽々子:紫から話は聞いてるわ。悪の科学者、Drウィロー…人の体を使って、随分好き勝手してくれた物ね…御礼はたっぷりとさせて頂くわね…

 

ウィロー:西行寺幽々子…相手に取って不足は無いか…

 

幽々子:皆、面倒を掛けたわね。此処から先は、私に任せて頂戴。

 

ラディッツ:だ、だが…

 

幽々子:大丈夫、すぐに終わらせるわ。すぐに…ね…

 

他全員:・・・

 




妖夢が魂魄五右衛みょんになったり、自称17歳がもう1人現れたり…

難産続きのこの編が終わったら、また少し短編やりたいなぁ…と考えてます

・フランの寺子屋体験入学

・風邪っ引き鈴仙

・パチュリー頑張る

こんなのですが、まずはウィローとの戦いを終わらせねば…
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