誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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第73話

Drウィロー一味との戦いを終え、西行妖の再封印にも成功し、人里に戻って来たラディッツ。現在、妹紅と共に人里の茶屋にやって来ていた

 

ラディッツ:それで?話ってのは何なんだ?

 

妹紅:…アンタ、冥界への道で言ってたよな?死ぬのが怖いって…

 

ラディッツ:あぁ、言ったな。それがどうした?

 

妹紅:そんなアンタから見て、不死の私はどう見える?やっぱり、気味の悪い化け物に見えるか?

 

ラディッツ:何の話だ?

 

妹紅:いきなりこんな事言い出して悪い…

 

ラディッツ:誰かに、そう言われたのか?

 

妹紅:えっ?

 

ラディッツ:・・・

 

妹紅:言われたと言うか…言われてた…だろうな…昔は、人間の中にも仲良くしてくれてた奴等だって居たんだ。けど、ソイツらはドンドン成長してくのに、私は何も変わらない…段々気味悪がられて、皆私から離れていった…その内、呪われた奴だとか、化け物だとか言われ出して…散歩をしてただけなのに、顔に石を投げ付けられたり…買い物に行ったら、二度と来るなって店から追い出された事もあったっけ…

 

ラディッツ:・・・

 

妹紅:全てに絶望して引き籠もった事もあった…死ねば楽になれると思って、死のうとした事もあったんだ…結局、死ねなかったんだけどな…このままじゃ駄目だと思い、外に出て人の為になる仕事を始めた…でも、化け物呼ばわりは止む事は無かった…いつの間にか、何を言われてもされても何も感じなくなってた…おかしいよな…あんなに辛かった筈なのに…いつの間にか、身も心も化け物になってたんだ…

 

ラディッツ:・・・

 

妹紅:悪かった。どうでも良い昔話なんか聞かせて…忘れてくれ…

 

ラディッツ:化け物なんて、何処に居るんだ?

 

妹紅:は?いや、何処って…

 

ラディッツ:此処に居るのは、永遠亭に向かう患者が竹林で迷わん様に案内してやったり、人里の安全を守る為に仕事をしたり…そうやって、誰かの為に頑張れる温かい血の通った1人の女だ。化け物なんかじゃねぇよ。

 

妹紅:・・・

 

ラディッツ:何も感じなくなったってのも嘘だ。お前は、化け物と呼ばれて辛いって気持ちを、誰にも伝えられなかった…その気持ちを隠して、無理をしてただけだ。

 

妹紅:・・・

 

ラディッツ:だが、此処に居る連中は違う筈だ。霊夢や魔理沙、永琳達…それに、多分姫さんも…お前を化け物だと思ってる奴は、誰も居ねぇだろうよ。俺も含めてな。

 

妹紅:・・・

 

ラディッツ:1人で全部抱え込むな。辛い事があるなら、遠慮無く吐き出せば良い。そうすりゃ、少しはスッキリするだろうよ。それを笑う奴は、何人足りとも許さん。

 

妹紅:・・・

 

ラディッツ:泣くのを我慢する必要もねぇ。俺ので良けりゃ、肩くらい貸してやるよ。

 

妹紅:…バーカ、格好付け過ぎだっての…けど……悪い…ちょっとだけ…

 

ラディッツ:・・・

 

その日、化け物と呼ばれた女は、温かい涙を流しながら静かに泣いた。1人の男の肩を借りて…




えー…もう何が言いたいのか訳分かりませんが、只1つだけ…

妹紅は化け物じゃなく、1人の女の子である

以上です
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