妹紅が落ち着いた後、茶屋から出る2人
ラディッツ:少しはスッキリしたかよ?
妹紅:あぁ、まぁ…その…迷惑掛けて悪かったな…
ラディッツ:気にするな。しかし、お前にこんな女らしい一面があったとはな…
妹紅:正直、自分でも驚いてるよ。女らしさとか辛いって感情なんか、とっくの昔に捨てたつもりで居たから…
ラディッツ:どうせなら、もっと見てたかった気もするがな。
妹紅:茶化すなよ!言っとくが、この事は絶対に誰にも言うなよ?言ったら燃やしてやるからな!
ラディッツ:おぉ、怖い怖い。そうならん様に気を付けておかんとな。
妹紅:分かれば良い!けどまぁ…紅魔館の連中やブン屋達、永遠亭の連中が、アンタの事を偉く気に入ってたみたいだが…ちょっとだけ、奴等の気持ちが分かった気がするよ…(小声)
ラディッツ:どうかしたか?
妹紅:いや、何でも無いさ…(心:私とした事が、どうでも良い事をベラベラと話しちまった…)
ラディッツ:・・・
妹紅:じゃあ、私もそろそろ行くわ。霊夢じゃないが、疲れたからゆっくり休みたい気分なんでね。
ラディッツ:妹紅。
妹紅:何だ?
ゆっくりと歩き出す妹紅だったが、呼び止められて振り返った
ラディッツ:お前は女なんだ。その体を、もっと大事にしろよ。
妹紅:…そんな事言う奴、初めてだぞ…
ラディッツ:そうなのか?
妹紅:あぁ…と言うか、自分の体を大事にすべきなのはアンタの方だ。あんまり無茶すると、いつかマジで死ぬぞ?
ラディッツ:あぁ、肝に銘じるよ。
妹紅:ったく…それから、コレは今の私の本当の気持ちだ…一度しか言わないから、しっかり聞いてろよ…
ラディッツ:あん?
妹紅:んん…アンタが此処に来てくれて…アンタに出会えて、本当に良かった…こんな私で良ければ、コレからも宜しく頼むわ。頼りにしてるよ、アンタの事。
ラディッツ:そりゃ御互い様だ。また何かあったら、お前に助力を頼む事になるだろうが…
妹紅:アンタの頼みなら、特別に聞いてやる。いつでも遠慮無く声を掛けてくれ。
ラディッツ:あぁ。悪かったな、呼び止めちまってよ。
妹紅:良いさ。じゃ、今度こそ行くわ。
ラディッツ:あぁ、気を付けてな。
妹紅:あぁ…
こうして、ラディッツも妹紅も本来の自分の居場所へと戻って行った。数日後、ウィロー一味によって命を奪われた人里の人間達は生き返り、里も活気を取り戻した。はたての発行する花果子念報で、今回の事件の全貌が事細かに記載され、事件に関わった者達の評判が少しだけ上がり、新聞の売れ行きも上々であったそうな。得意満面のはたてに対し、彼女に出し抜かれた文が心底悔しがっていたとかどうとか…それから暫くの間、妹紅が輝夜との殺し合いを控えていたのは別の話…
次回で、終始グダッた冥界編は終了となります
冥界編と言っても、舞台はその数日後の紅魔館ですが…
その後短編を少しした後、次の事件になります