誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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第82話

椛の案内で妖怪の山の麓から少し移動したラディッツ達は、其処で巨大な研究所を発見した

 

椛:着きました。此処が、彼女の研究所です。

 

ラディッツ:思ってたよりも立派な建物だな。

 

ターレス:周りの雰囲気から浮きまくってるがな…

 

椛:確かにそうですね。

 

フラン:こんにちはー誰か居ますかー

 

入口の呼び鈴を数回鳴らすが、中からは何の応答も無く、辺りは静まり返っている

 

ターレス:居ねぇみたいだな…

 

椛:妙ですね…中から人の気配が全くしません…

 

ラディッツ:買い出しにでも出てるのかもな。

 

フラン:えーっ?折角此処まで来たのに…

 

ラディッツ:居ないんなら仕方無かろう。

 

ターレス:犬走、お前の能力で其奴が何処に居るのか探れねぇのか?

 

椛:やってみます。

 

椛は、能力を使って辺りの様子を探り始める

 

フラン:何してるの?

 

ターレス:コイツの目は、千里先を見通す目…つまり、千里眼だ。どんなに遠い場所に居ようとも、コイツの目なら見付けられる筈だ。

 

ラディッツ:此処の住人は、便利な能力を持ってる奴が多いな。魔法が使えたり、不死身の体を持ってたり…フランのは、確かあらゆる物を破壊する能力だったよな?

 

フラン:そうだよ私の能力に、破壊出来ない物は無いよ

 

ターレス:戦闘には持って来いの羨ましい力だな。

 

フラン:エッヘン(ドヤ顔)

 

ラディッツ:俺も、何か強い能力が欲しいぜ…

 

フラン:御兄ちゃん達は、既に強い能力を持ってるじゃない。

 

ラディッツ:何?

 

フラン:御兄ちゃん達サイヤ人は、瀕死の状態から復活すると戦闘力が上がるんだよね?それって、十分強い力だと思うよ?

 

ラディッツ:フム…

 

ターレス:此処の連中の様に言うならば…差し詰め、“瀕死から復活すると力を増す程度の能力”って所か…俺達サイヤ人にしかねぇ力だ。

 

ラディッツ:一歩間違えたら死んじまうから、あまり無理は出来んが…そう考えると、やはり不死身の体が羨ましいぜ…

 

ターレス:確かに、それは同感だな。そんな体があれば、死を怖れず永遠に戦い続ける事が出来るしな。

 

ラディッツ:今度、永琳に不死になれる薬を作ってくれと頼んでみるかな…

 

ターレス:永琳…あぁ、神社の宴会の時に一緒に飲んだ女医か…

 

ラディッツ:あぁ、そうだ。

 

フラン:止めといた方が良いよ?長く生きてると、良い事ばっかりじゃないし。私としては、限りある命の中で頑張る人の方が好きかな?魔理沙や霊夢、咲夜だってそうだし。

 

ラディッツ:そう言う意見もあるか…

 

フラン:不死身の体になっちゃったら、努力して強くなる必要が無くなっちゃうじゃない。私、そんな御兄ちゃんは見たくないなぁ…

 

ラディッツ:そ、そうか…スマン、さっきの言葉は忘れてくれ。

 

フラン:うん分かったっと…一応言っとくけど、竹林の御姫様や妹紅さんが嫌いって訳じゃ無いからね?不死身でも、あの人達みたいに頑張ってる人は好きだよ?

 

ラディッツ:あぁ、分かってる。

 

ターレス:クク…妹に諭されてちゃ世話ねぇな、弱虫ラディッツ。

 

ラディッツ:ハハ、全くだ。俺もまだまだ修業が足りんな…

 

フラン:ちょっとターレス!良い加減、御兄ちゃんを弱虫って呼ぶの止めてよね!

 

ターレス:考えとくぜ…

 

フラン:むぅ…

 

椛:コ、コレは…

 

ターレス:どうした?

 

椛:この近くに、玄武の沢と言う場所があるんですが…其処で、数体の怪物達が暴れてるんです。

 

ターレス:何?

 

椛:そして…その怪物達から仲間達を守る為に戦ってる妖怪が居まして…

 

ラディッツ:おい…その妖怪って、まさか…

 

椛:はい…私達が会いに来た妖怪で…私の大切な友人です…

 

フラン:い、急がなきゃ!

 

椛:はい…このまま放置していては、先の事件の私の様になってしまいます…

 

ターレス:急ぐぞ…

 

椛:えっ?

 

ターレス:お前の大切なダチなんだろ?それに、話を聞いた限りじゃ、其奴には利用価値がありそうだ。恩を売っといて損はねぇだろう?

 

フラン:言い方がなぁ…

 

ラディッツ:言葉に問題はあるが、要は助けに行くぞって事だ。

 

ターレス:フン…犬走、さっさと案内しろ。玄武の沢とやらによ。

 

椛:はい!此方です!

 

椛に案内され、一行は玄武の沢を目指して移動を開始した。其処で彼等を待つのは一体…

 




次回より、玄武の沢での戦いが始まる…!?


メインキャラの設定集、その2(その1は大分前)

鈴仙・優曇華院・イナバ

今作メインヒロインの1人

永遠亭に住む妖怪兎で、永琳の弟子

戦闘はあまり得意では無い心優しい性格だが、永琳の薬の実験体にされたり、同じ妖怪兎のてゐの悪戯の被害者になっている等、毎日苦労の絶えない不憫な子

元々は月の軍人だったが、月に侵攻して来た人間達を怖れて地上に逃亡、永遠亭に行き着いて現在に至る

見た目は兎耳を着けた女子高生

波長を操る程度の力を持ち、その赤い目は見た者を狂わせる

メイン戦術は、指から放つ銃弾での遠距離射撃だが、体術での接近戦もそれなりに熟せる

銃弾が座薬に似ている為ネタにされるが、本人は座薬と言われるのを嫌っている

ラディッツとは、操られた事で正気を失い、炎上する竹林で暴れて(互いに殺し合いをして)いた妹紅と輝夜とのバトルで共に戦った

不死身の2人との激しい戦いと炎の熱で体力を削られるも彼に救われ、2対2の激闘の果てに彼女達を撃破し、正気に戻す事に成功

ラディッツに好意を抱くが、彼に惚れ込む余り、あらぬ妄想を垂れ流す事もある

医者の弟子としての知識で彼を支えていく


姫海棠 はたて

今作メインヒロインの1人

妖怪の山に住む鴉天狗で、花果子念報と言う新聞を発行している

見た目は、栗色のツインテールの今時ギャル

誰に対しても分け隔て無く接する性格で、嫌われ者の悟り妖怪にも普通に接する素直で優しい子

河童に作って貰ったガラケーを所持しており、それと自らが持つ念写をする程度の能力を使って記事を作成する(戦闘には不向き)

ラディッツとは、妖怪の山の事件の時に出会う

まず、道中で傷だらけの状態で姿を現し、その時は彼が持っていた仙豆で怪我は完治、その後彼等に同行

頂上の戦いにおいて、油断して栽培マンに組み付かれ、危うく爆死しかけたが、ギリギリの所でラディッツに救われる

その後、文を出し抜くと言う名目で冥界での戦いにも同行し、仲間でライバルでもある文に教わった(本人は、それを快くは思っていない模様)技で、ウィローの部下の1人であるキシーメを撃破している

その後も、事ある毎にラディッツと絡んで行く事になる

曰く、彼は信頼出来る人であり、記者として、女として彼の事を色々知りたいのだとか

フラン、パチュリー、鈴仙とは種族を超えた友人関係を築いて行く
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