椛の案内で、玄武の沢にやって来たラディッツ達。其処では、仲間らしき者達を守る為、3体の怪物達と対峙している1人の少女の姿があった。少女の見た目は、青髪のツインテール、緑色の帽子、青い服に同色のスカート、背中には緑色の大きなリュックを背負っている。彼女の背負うリュックからは、2本のアームの様な物が伸びている。対する怪物達は、小柄な体型で身軽そうな者、大柄で鈍重そうな体型の者、他2人と比べると幾らか人間に近い痩せ型の者の3人組である。3人組は、邪悪な笑みを浮かべながら少女にジリジリと歩み寄っている
フラン:居たよ!彼処!
ラディッツ:3対1か…椛、あの青髪の奴がお前の友人か?
椛:そうです。どうやら、彼女も彼女の仲間達も無事な様ですね。
ターレス:つっても、今にも襲い掛かりそうな雰囲気だな。
ラディッツ:俺に任せろ。
そう言うと、ラディッツは少女に迫る3人組に向けて光線を放った。3人組は、その攻撃を回避した後、ラディッツ達を睨み付けた。襲われていた少女も、彼等(ラディッツ達)に気付いて視線を向けた
ラディッツ:女相手に3対1とは、あまり褒められた事じゃねぇな。
???:何者だ!
ラディッツ:お前らの敵だとだけ言っておいてやろう。
3人組:・・・
椛:にとり!大丈夫?
にとり:も、椛?ま、まぁ何とか…てか、何で此処に?アンタ、山の一件の後で警備を辞めたって聞いたけど?それに、後ろの連中って確か…
椛:色々と説明すべき事があるけど、それは後。まずは、彼奴らを倒してしまわないと。
にとり:あ、うん…
ターレス:おい、周りの奴等。戦いの巻き添えを食らいたくなけりゃ、さっさと逃げ出せ。
にとりと呼ばれた少女は、突然の事で呆気に取られている様であった。ターレスの一喝で、周りにいたにとりの仲間達は蜘蛛の子を散らす様に逃げ出して行った
にとり:…どうやら、援軍として来てくれたみたいだね。
椛:そう言う事
???:おい、ジンジャー…あの蟹頭の男…
ジンジャー:あぁ…あの顔、間違い無い…孫悟空!あの時は、よくもやってくれたな!
ラディッツ:孫悟空だと?
フラン:それって…
ターレス:残念ながら、人違いだぜ…
ジンジャー:何?
椛:彼は、ターレスさんです。孫悟空と言う人ではありませんよ。
ジンジャー:そんな筈は…いや、だが雰囲気が…
ターレス:俺達下級戦士は使い捨てでね…顔のタイプが少ないから、赤の他人でも顔が似てるなんてのはザラなのさ。勿論、その逆もある。
3人組:・・・
フラン:聞いて驚け!此処に居るラディッツって人は、その孫悟空って人の実の御兄さんなんだぞ!
3人組:何?
ラディッツ:おい、フラン…
フラン:ごめん、つい
フランは、可愛らしく舌を出しつつ、笑顔で謝るのだった
ラディッツ:ったく…大方、貴様等も彼奴に倒されて地獄に行き、復活して此処に来たって所だろう?
ジンジャー:そうだ!自己紹介がまだだったな!俺様はジンジャー!
ニッキー:アタシはニッキーよ!
サンショ:そして、サンショ様だ!
ジンジャー:我等!ガーリック様に御仕えするガーリック3人衆!孫悟空に受けた痛み!まずは、奴の兄である貴様に返してやる!そして、他の連中も皆殺しだ!
ラディッツ:フン、良かろう。纏めて返り討ちにしてやるぞ。
フラン:してやるぞー
ターレス:まぁ待てよ…
ラディッツ:あん?
フラン:何で止めるの?
ターレス:ガーリックだか何だか知らねぇが…あんな雑魚共、態々俺達が相手してやるまでもねぇ…犬走、手始めにお前が行け。
椛:了解です!
ターレスの命令で、まずは椛が刀と盾を構えつつ前に出る
ターレス:俺達と戦いたけりゃ、まずはコイツを倒してみるんだな。
ジンジャー:ナメられたもんだ…サンショ!
サンショ:おう!
ジンジャーの指示で、3人衆の中で一番大柄な男、サンショが腕をグルグル回しながら前に出て来た
サンショ:こんな見るからに貧弱そうな奴、俺様の力で軽く捻り潰してやるぜ!
椛:上手く行くと良いですね。
完全にナメきった態度を見せるサンショに対し、椛は余裕の笑みを浮かべる。次回、戦闘開始…
河童のエンジニア、河城にとりが登場しました
そして、敵としてガーリックの部下の3人衆も登場しました
尚、映画ではサンショはピッコロに、ジンジャーとニッキーは悟空に倒されています
まずは、椛が先鋒としてサンショと戦います
ナッパとの戦いの後、一時的に山の警備を辞め、ターレスの部下として共に旅を始めた椛ですが、彼女がどれ程成長したのか…
何度も言っていますが、にとりは、色々な発明をしてはラディッツ達を支えて行く頼もしい仲間になります(ブルマ枠として)
但し、偶に妙な発明をして一行を巻き込む事も…なんて展開も考えてたりします