玄武の沢を襲っていたのは、ガーリックJr率いる魔族の軍団であった。部下3人を倒し、ボスであるガーリックJrとの戦いを始めたラディッツとフランだったが、どんな攻撃をしようとも不死身の体を持つガーリックJrには通用しなかった。ガーリックJrは、彼等に絶望を与えるべくパワーアップし、最終ラウンドだと宣言した
ガーリック:手始めに、さっきまでの借りを返してやるとするか…まずは…貴様からだ!
そう言い放つと、ガーリックJrはフランの眼前に瞬間移動し、その拳を彼女に向けて振り下ろした。ラディッツは、フランを守る為にガーリックJrの拳を受け止めたのだった
フラン:御兄ちゃん!
ラディッツ:悪いが、コイツには手出し無用で頼むぜ。コイツは俺の大事な妹だ。それに、コイツに傷を付けたとあっちゃ、レミリア達に合わせる顔がねぇんでな。
ガーリックJr:クク…妹が可愛いか?
ラディッツ:まぁな…
ガーリックJr:なら、そのガキの分も…そして、かつて貴様の弟にやられた分も…全て纏めて、貴様のその体に叩き込んでくれるわ!
ガーリックJrは、気を高めてラディッツに連続攻撃を開始した。ラディッツも気を高めて応戦するが、圧倒的な戦闘力の差と不死身の体を持つガーリックJrに対し、徐々に圧され始めて…
ガーリックJr:ハーッハッハッハッ!どうした!貴様の力はその程度か!
ラディッツ:くっ…
ガーリックJr:そんな力でこの俺に刃向かった事、後悔しながらあの世に行くが良い!
ガーリックJrは、ラディッツの腹に拳を叩き込んで吹き飛ばし、瞬間移動で彼の背後に回り込んで空中に打ち上げ、再び彼の眼前に瞬間移動した後、彼の顔を凄まじい力で鷲掴みにした
ガーリックJr:このまま頭蓋骨を砕いてくれるわ!
ガーリックJrは、ラディッツの顔を鷲掴みにしたまま空中から急降下し始める。ラディッツは、振り解こうと必死に足掻くもまるで効果が無く、地面に叩き付けられてしまった。地面には亀裂が走り、辺りにもその衝撃が伝わった
ラディッツ:ぐ…うっ…
フラン:御兄ちゃん!
ガーリックJr:まだ息があるか…半端な一撃を食らわせて悪かった!だが心配するな!貴様を殺した後は、其処に居る貴様の仲間達も…この幻想郷の連中も…そして、外の世界に居る貴様の弟達も皆地獄に送ってやる!それなら、貴様も寂しくないだろうからなぁ!
そう言い終わった瞬間、ガーリックJrはラディッツの腹に拳を振り下ろした。その衝撃で、彼の着ていた戦闘ジャケットは瞬く間に皹割れてしまった。ラディッツは、自分の身体中の骨が鈍い音を立てて折れたのを感じていた。フランと椛は、その様子を見て唖然としていた…
椛:そ…んな…
フラン:御兄…ちゃん…?
ターレス:フランドール!何をボサッとしてやがる!さっさとあのバカに仙豆を食わせろ!
フラン:えっ?
ターレス:早くしろ!彼奴はまだ生きてる!
フラン:は、はい!
ターレスの一喝で、フランは真っ直ぐラディッツの元に移動を始めたが、そんな彼女の行く手をガーリックJrの巨大な体が塞いだ
ガーリックJr:次は貴様だ!さっさと兄の後を追うんだな!
フラン:くっ…
ガーリックJrは、再びフランにその拳を叩き付けようとした。だが、彼の拳は再び止められてしまった。何故なら…
ターレス:・・・
何故なら、ターレスがガーリックJrの拳を片手で受け止めていたからであった
ガーリックJr:サイヤ人、またしても邪魔を…
フラン:ターレス…
ターレス:あんな奴でも、数少ない同胞だ…見す見すくたばらせて堪るか…
フラン:・・・
ターレス:万が一奴が死んだら、俺がお前を殺してやるぞ!さっさと行け!
フラン:有難う!
フランは、ガーリックJrの拳を抑えているターレスの横を通り過ぎ、高速でラディッツの元へと向かった
椛:ターレスさん!私も共に戦います!
ターレス:手を出すな…
椛:し、しかし…
ターレス:お前を巻き込まねぇ自信はねぇ…死にたくなけりゃ、大人しく見てろ。
椛:…了解しました。
ターレスの静かな…しかし、凄みの籠った言葉を聞き、前に出ようとした椛はすぐに元の位置へと戻った。一方、フランはラディッツの元へ到着し、瀕死の彼に仙豆を食べさせる事に成功した
ラディッツ:くっ…
フラン:御兄ちゃん、大丈夫?
ラディッツ:あぁ…何とかな…助かったぞ、フラン。
フラン:間に合って良かった…
仙豆の力で全快し、ゆっくりと起き上がったラディッツは、微笑みを浮かべつつフランの頭を撫でた。フランは、それを見てホッと胸を撫で下ろしたのだった
ラディッツ:フラン、彼奴はどうなってるんだ?
フラン:ガーリックJrの事だよね?それなら、今は彼方でターレスが…
ラディッツ:あん?
ラディッツとフランは、ターレスの方に視線を向けた。其処には、ガーリックJrと対峙したターレスの姿があった
ターレス:貴様が不死身なら、気が済むまで叩きのめせるって事だ…
ガーリックJr:・・・
ターレス:俺と貴様のパワーとは、天と地程の差があるんだ…自分が不死身であると言う事を、嫌と言う程後悔させてやるよ…
ターレスは、指を鳴らしつつニヤリと笑ってそう言い放った。不死身の魔族との決戦の時は近い…
今回、ラディッツは傍観してたか、戦ってもやられてしまったりで良い所無しになってしまってますね…
しかし、好きなキャラを弱いままで終わらせるつもりはありません
小悪魔:最近、シュガビタ(シュガーソングとビターステップ)とかLOVE&JOYを聞きながら小説を書いてます。作者は、ああ言う元気が出る曲が大好きなんです。以上、どうでも良い作者の自分語りでした。次回も御楽しみに