誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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第93話

にとりに頼んでいた物の内、ドラゴンレーダーとボールを入れるトランクを入手したターレスと椛。にとりは、ラディッツの頼んでいた修行用の機械は外で御披露目すると言い出し、研究所の外に出た一行であった…

 

ラディッツ:外に出たは良いが、何もねぇな…

 

にとり:そう慌てなさんな。今から出すよ。

 

にとりは、懐からホイポイカプセルを取り出した

 

フラン:あ、カプセルだ。

 

にとり:ラディッツから貰ったカプセル、早速使わせて貰ってるよ。

 

ラディッツ:それは構わんが…まさか、頼んだ機械はその中に…

 

にとり:まぁそう言う事さ。よっと…

 

にとりが、カプセルに付いたスイッチを押して地面に投げると、大きなドームの様な物が現れる

 

椛:コレが、修行用の機械?

 

ターレス:には見えんが…

 

にとり:大事なのはこの中さ。さぁ、入るよ。

 

にとりに言われ、一行はドームらしき物の中に入った。中には、ダンベルやランニングマシン等のトレーニング機材一式が置かれており、その部屋の奥にも扉が存在していた

 

ラディッツ:ほぅ、コイツは…

 

ターレス:中々良く出来てるじゃねぇか。

 

椛:此処に来れば、ありとあらゆるトレーニングが出来るんですねぇ

 

フラン:美鈴が見たら喜びそう

 

にとり:驚くのはまだ早いよ。コレらの機材はあくまでもオマケで、メインはあの扉の奥にあるんだ。

 

ラディッツ:と言うと?

 

にとり:フフフ…とくと御覧あれ

 

部屋の奥の扉に案内された一行。中には、操作盤の様な物が置かれただけの広い空間があった

 

ターレス:何だ此処は?

 

ラディッツ:おぉ、コイツはまさか…

 

にとり:ラディッツが持ってた設計図を元にして作り出した、特殊なトレーニングルームさ。

 

椛:具体的には、どの辺が特殊なの?

 

にとり:それはねぇ…

 

フラン:ねぇねぇ操作盤を弄ってたら、何か数字が出て来たよ?

 

椛:数字?

 

フラン:うん。でも、何の数字なんだろ…“10G”って書いてあるんだけど…とりあえず、コレで決定してみよっと

 

ラディッツ:おい!フラン!

 

にとり:待った待った!まだ説明が…

 

フラン:ポチッとな

 

制止しようとするも間に合わず、フランは操作盤を弄って作動させた。すると、部屋の中の全員に凄い重圧が襲い掛かった

 

にとり:ひゅいっ!

 

ラディッツ:くっ…

 

椛:な、何ですかコレ?

 

フラン:き、急に体が重く…

 

ターレス:このガキ…

 

フラン、椛、にとりは重圧に耐えきれずにその場に俯せに倒れ込み、ラディッツとターレスも思わず膝を付いてしまった

 

椛:フランさん!貴方、一体何をしたんですか?

 

フラン:わ、分かんないよ!私、あの操作盤弄ってただけだもん!

 

椛:分からない物を無闇に弄らないで下さいよ!

 

フラン:ご、ごめん…て言うか、起き上がれないんだけど…何なのコレ?

 

椛:にとり!出来れば説明を!

 

にとり:説明したい所だけど、まずはこの状況をどうにかしたい所だね…誰か、操作盤の電源を落としてくれないかな?

 

ラディッツ:あ、あぁ。任せろ。

 

ラディッツは、ゆっくりと操作盤の元まで移動して電源を切った。すると、すぐに全員から重圧感が消え去り、全員すぐに起き上がった

 

椛:あ、起き上がれた…

 

フラン:うぅ…酷い目に合った…

 

ターレス:誰のせいだ…

 

にとり:此処は、重力を操作して体に負荷を掛けながらトレーニングする為の部屋なんだよ。さっきフランが言ってた操作盤の文字は、この部屋全体に掛かってる重力の数値だ。

 

ターレス:重力だと?

 

椛:つまり、“G”って言うのはグラビティの“G”って事か…

 

ターレス:さっきの場合は、この部屋全体に10倍の重力が掛かってた事になるのか。

 

フラン:だ、だから体が重かったんだね…

 

にとり:そう言う事。

 

椛:ターレスさん達は、私達と違って膝を付いていただけでしたね…

 

ターレス:俺達がガキの頃に居た星は、地球の10倍の重力がある星だったからな。ま、さっきはいきなりの事でああなっちまったがよ…

 

椛:常時此処の10倍もの重力がある星…外の世界には、そんな場所があるんですね…

 

にとり:ラディッツは、外の世界でこう言う機械を使った事があるんだよね?

 

ラディッツ:まぁな。つっても、ほんの僅かな間だけだが…まさか、設計図だけでコレ程再現出来るとは思わなかったぞ。

 

にとり:まぁ私達の科学力に掛かれば、こんなの朝飯前だよ

 

ラディッツ:因みに、コレの最大重力は幾らなんだ?

 

にとり:今の所、100倍までが限界だよ。それ以上となると、時間が足りなくてさ。

 

ラディッツ:100倍か…フフ…コレさえあれば、コレまでよりも数段上の修行が出来るぜ。

 

にとり:トレーニングするのは構わないけど、幾つか注意点があるよ。

 

ラディッツ:何だ?

 

にとり:まず、いきなり高い重力を掛けたりしない事。最初は少ない重力でトレーニングして、慣れて来たら徐々に負荷を上げてく様にね。間違っても、いきなり最大重力で…何て無茶はしない事。アンタの体が壊れちゃうからね。

 

ラディッツ:了解だ。

 

にとり:それから、誰かと一緒にトレーニングする時の注意点。トレーニングが終わって、コレをカプセルに仕舞う時には、中に誰も居ないのを確認してからにする事。誰かが居るままで仕舞っちゃうと、ソイツは中に閉じ込められてしまうからね。

 

ラディッツ:あぁ、気を付けよう。

 

にとり:後は、定期的なメンテナンスが必要って言うのと、トレーニングする時にうっかり機材を破壊しちゃわない様にする事…主な注意点はこんな所かな?

 

ラディッツ:あぁ、分かった。大事に使わせて貰うぞ、にとり。

 

にとり:そうしてくれ。

 

ターレス:おい。コレと同じの、もう1つ作れるか?

 

にとり:もう1つ?

 

ターレス:あぁ。弱虫ラディッツだけがこんな便利なもんを使うのは、不公平ってもんだろうが…

 

フラン:なら、一緒に使えば良いじゃんか。

 

ターレス:俺達には、ボール探しの旅があるんだ。一々紅魔館に通う暇はねぇんだよ。

 

フラン:あ、まぁ確かに…

 

椛:私達にもコレがあれば、今よりも素早く且つ効率的に強くなれると御考えなんですね?

 

ターレス:そう言う事だ。

 

ラディッツ:にとり、出来そうか?

 

にとり:んー…まぁ出来ない事は無いけど…

 

ターレス:金や時間は幾ら掛かっても構わん。やってくれ。

 

椛:御願い!にとり!

 

にとり:やれやれ…分かったよ。盟友の頼みだしね。

 

椛:有難う

 

ターレス:頼んだぜ。

 

にとり:あいよ。

 

こうして、ラディッツは筋トレの機材一式と重力修行用の部屋が付いたトレーニングルーム(持ち運び可)を入手した。ターレス達も、少し後に同じ物を入手し、再びドラゴンボール探しの旅に戻って行ったのだった。その後も、彼等はにとりの開発したメカに度々助けられて行くのだが、それはまた後々…

 




小悪魔:にとりさん、大変じゃないですか?態々重力装置2つも作らせなくても…

作者:うーん…流石に無茶させ過ぎてるかな…

小悪魔:させ過ぎです。それと、何でトレーニングルームがドーム状なんですか?

削除:最初は、悟空がナメック星に行く前に使ってた宇宙船みたいなのを考えてたんだが、やめたんだ。まんまだったから。後、重力室だけじゃなく色々機材揃えたのは、鈴仙とかはたてとかにいきなり重力室は厳しいかなと思って、ちょっとアレンジしてみた…イメージとしては、大きめのカプセルハウスにトレーニング機材一式と重力室を詰め込んだみたいなね…結果、かえってごちゃごちゃしたわ…

小悪魔:はぁ…後、何で必ず各章15話(短編は5話)で締める様になってるんですか?

作者:深い意味は無いけど、何となくかな…

小悪魔:因みに、最初の紅魔館編だけ16話ありますが?

作者:うん、何かそうなってた。最近、只長々グダグダしてるだけだからなぁ…何とかならんもんか…

小悪魔:文才鍛えろ。

作者:…精進します…

小悪魔:今回の玄武の沢も、例に漏れず後2話程続きますよ。トレーニングとエピローグ的なのを…

作者:それ終わったら、新しいキャラ登場させて…かな…

小悪魔:はてさて、この先どうなりますやら…
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