第96話
紫からの緊急召集に応じ、ラディッツ達は博麗神社の境内へとやって来た。其処には、彼等と縁のある面々が集っていた。具体的なメンバーは、ラディッツ、フラン、パチュリー、鈴仙、はたて、ターレス、椛、レミリア、咲夜、妹紅、輝夜、霊夢、魔理沙、文、妖夢、幽々子、にとり。そして、彼等に召集を掛けた紫。彼女の横には、背の高い女性の姿もあった…
ターレス:ったく…緊急召集だと言われて来てみれば…この人数は何なんだよ?また宴会でもおっ始めようってのか?
椛:私達だって、色々忙しいんですけどねぇ…
ラディッツ:悪いな。だが、出来る限り多くの奴等に事態を知っておいて貰えればと思ってな…
ターレス:だとしてもよ…
文:何だか分かりませんが、大スクープの匂いがプンプンしますねぇ…
椛:この人は…
ラディッツ:鈴仙にはたて、妹紅も…忙しい時に声を掛けて悪かったな。
鈴仙:いえ、大丈夫ですよ仕事は、てゐの奴に押し付け…ゲフンゲフン…任せて来ましたから
はたて:文程じゃないけど、半分はスクープ目当てだから気にしなくて良いよ
ラディッツ:もう半分は?
はたて:それは私の口からは…
ラディッツ:あん?
妹紅:寧ろ、誘ってくれて感謝してるくらいだ。それだけ頼りにされてるって事だろ?それに、何かあってからじゃ遅いしな。
ラディッツ:そうだな。
魔理沙:妖夢、お前もラディッツに呼ばれたのか?
妖夢:いえ。私は…と言うか、私と幽々子様は、紫様に緊急召集の知らせを受けたので来ました。ですよね?幽々子さ…アレ?居ない?
魔理沙:幽々子なら、あっちで輝夜と御茶してるぞ?
妖夢:ちょっ…
幽々子:あ、私達の事は気にしないで頂戴
輝夜:そうそう勝手にやってるだけだから
幽々子:ラディッツ君達も、一緒にどうかしら?
輝夜:あら、良いわねそうしなさいな
ラディッツ:折角だが、また今度な。
幽々子:あら、残念…
妖夢:もう…遊びに来た訳じゃないのに…
鈴仙:姫様…
パチュリー:緊張感の欠けた奴等も居るわね…全く…
にとり:ラディッツ、修行の方は順調かい?
ラディッツ:あぁ、御蔭様で何とかな。
にとり:そりゃ良かった機械に不具合が出たら、すぐに言ってくれメンテナンスするからさ
ラディッツ:あぁ。
レミリア:ラディッツの奴、いつの間にか色々な所で縁を結んでたのね。
咲夜:色々あった様ですからね。
フラン:御兄ちゃん、遊んでー
ラディッツ:館に帰ったら遊んでやるから、今は我慢しろ。
フラン:はーい
パチュリー:此処にも居たわ、緊張感の無い奴…
霊夢:紫、話があるなら早く話してくれない?私だって暇じゃないんだから。
紫:そうね…皆!歓談中の所申し訳無いんだけど、そろそろ良いかしら?
紫がそう言うと、その場に居た皆が一斉に話を止め、さっきまでの雰囲気が嘘の様に静まり返る
紫:さて…何処から話した物かしら…
???:紫様、此処は私に御任せ下さい。
紫:あらそう?じゃあ、御願い出来るかしら?
???:はっ…
そう言うと、紫の横に居た9本の尻尾が生えた女性が前に出て来た
ラディッツ:誰だ?彼奴は…
ターレス:八雲紫の式神で、奴の側近を務める八雲藍だ。会った事ねぇのか?
ラディッツ:あぁ…お前はあるのか?
ターレス:まぁな。つっても、来てすぐの頃に少し顔合わせしただけだがな。
ラディッツ:フム…
藍:私の事を初見の者も居るだろうから、まずは自己紹介しておこう。私の名は、八雲藍。幻想郷の賢者、八雲紫様の側近を務めさせて頂いている。九尾の狐の妖怪だ。
ラディッツ:九尾か…本当に、此処には色々な奴が居るな…
ターレス:今更だな…
藍:さて…今日、皆に集まって貰ったのは他でも無い…我々の調査の結果、今までも度々起きていた地獄から復活した悪人達の暴虐な行為に、この幻想郷の者が加担している事が明らかになった。それを皆に知らせておく為、こうして集まって貰った次第だ。
藍のその言葉に、事情を知らない面々は驚きを隠せない様子である
藍:皆の反応も無理は無い。我々も、皆と同じ気持ちだ。コレが嘘であってくれたら、どれ程良かったかとも思う…
文:奴等に加担している者とは、一体何者なんですか?
藍:その者の情報を伝える前に、まずは我々の新たな仲間となる者を紹介しておきたいと思う。
ターレス:また唐突だな…
ラディッツ:俺達以外にも、誰か居るのか?
藍:あぁ。諸々の事情は後で話すとして、まずは会って貰った方が早いだろう。紫様…
紫:はいはいでは…御対面ー
紫が開いた隙間から、1人の男性が姿を現した
ラディッツ:き、貴様は…
幻想郷の面々は首を傾げていたが、ラディッツは驚きの余り声を上げた。ターレスも、声こそ出しはしなかったが驚いた表情をしていた。何故なら、彼等はその男性を知っていたからだ。彼の見た目は、水色の肌に整った顔立ち、緑色の長髪を綺麗に前で分け、後ろ髪は三つ編み状にし、額にはサークレット、耳にはピアスを付け、戦闘服にはマントが付いている美青年であった
???:フム…久しいな、サイヤ人。話には聞いていたが、まさか本当にこの世界に居るとは思わなかったぞ…
ラディッツ:それは此方の台詞だぜ…ザーボンさんよ…
ザーボン:フッ…
表情を強張らせるラディッツに対し、ザーボンと呼ばれた美青年は不敵な笑みを向けた。彼の素性と、彼が幻想郷にやって来た理由とは…
紫さんの側近、八雲藍さんの登場です
そしてもう1人…
小悪魔:唐突過ぎるごり押し展開はいつもの事ながら、まさかのザーボン様参戦だなんて…こんなの、誰が予想しましたかね…
作者:誰も予想すらしてなかったと思うよ?ラディッツ達にとっては、自分達の種族が絶滅したそもそもの原因を作った人な訳だし…
小悪魔:と言うと?
作者:彼は、サイヤ人の脅威を主に提言し、結果滅ぼされたと言われてるからね。
小悪魔:そんな人が何故、どんな経緯で幻想入りを?
作者:ある事が、彼の運命を狂わせたとだけ…
小悪魔:ある事ですか…
作者:因みに、彼のパートナーとなるキャラと師匠的な立ち位置になるキャラはまだ未登場だよ。
小悪魔:はぁ…もう訳分からないですよ…