誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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第98話

ザーボンの口から、地獄から復活した悪人達と共謀している者の名が明かされた。それは、霊夢や魔理沙が良く知る者の名前であった…

 

魔理沙:鬼人正邪…彼奴め…

 

霊夢:はぁ…また面倒な奴が敵に回ったもんだわ…

 

妖夢:えぇ…

 

ラディッツ:おい、お前達だけで話を進めるな。

 

ターレス:俺達にも分かる様に説明しろよ。

 

魔理沙:あぁ、悪い悪い。

 

霊夢:そ、そうね…

 

妹紅:鬼人正邪ってのは、幻想郷で指名手配されてる外道妖怪だ。確か、奴の種族は…

 

文:天の邪鬼ですよ。

 

妹紅:あぁ、それだ。

 

ラディッツ:天の邪鬼…

 

にとり:簡単に言うと、人が喜ぶ事を嫌い、人が嫌がる事を何より好む奴の事さ。

 

レミリア:あの女の性格が、正にそれなのよ。

 

ラディッツ:ほぅ…

 

フラン:それ、ターレスも似た様な物じゃないの?

 

椛:ターレスさんは、どちらかと言えばツンデレさんです。素直になれないだけで、彼女とは違いますよ。

 

文:彼は、根は良い人なんですがねぇ…

 

ターレス:お前ら…

 

はたて:あの妖怪の面倒な所は、その性格だけじゃないよ。彼女の能力が、中々の曲者でさ…

 

ラディッツ:と言うと?

 

はたて:彼女の能力は、全てを引っくり返す力なんだよ。力関係とか、他にも色々とね。

 

ラディッツ:あー…スマン、もう少し分かりやすく説明を頼む。

 

はたて:あ、ゴメン…えっと…

 

鈴仙:本来なら力の弱い人を強くしたり、逆に強い人の力を弱くしたり出来るんですよ。

 

はたて:コレは、物凄く極端な例になるけど…ラディッツとターレスの戦闘力を、丸々引っくり返す事が出来ると考えれば良いかな。

 

ラディッツ:マジか…そうなったら、俺としては嬉しくもあるが…

 

ターレス:アホな事抜かすな。お前と力関係が真逆になるなんて、考えただけで吐き気がするぜ。

 

ラディッツ:冗談だ冗談。

 

ターレス:どうだかな…

 

ラディッツ:コレまた極端な例になるが…ソイツがその力を使えば、本来なら全く戦えない様な奴が最強になる事だって出来るのか?

 

鈴仙:恐らく可能かと。

 

ラディッツ:マジか…確かに、敵に回すと厄介だな…

 

ザーボン:彼女は、強者が弱者を虐げるこの世界の全てを壊し、弱者が支配する世界を作り上げると言っていた。今はある者に従い、地獄の悪人達に力を与えた後、この世界へ送り込んでいる…

 

ラディッツ:それが、今まで俺達が倒して来た奴等…

 

ターレス:そうなるな…

 

幽々子:そんな世界が実現したら、私達は皆この世界に居られなくなるわね。

 

紫:えぇ、彼女の思惑通りにさせる訳には行かないわ。

 

輝夜:敵のアジトの場所とか、構成人数とかは分からないの?

 

咲夜:それが分かれば、奴等が動く前に叩く事も可能ですが…

 

ザーボン:奴等は、同じ場所に長くは留まらない様で…恐らく、既に移動しているかと…

 

妹紅:知っていて隠してる訳じゃ無いだろうな?

 

ザーボン:まさか…元は奴等と同じ立場だったが、今の私は此方側だ。出来る限りの協力をさせて貰うつもりですよ。

 

妹紅:・・・

 

ラディッツ:ん…

 

パチュリー:どうかしたの?

 

ラディッツ:誰かが、此方に向かって来てる…

 

パチュリー:えっ?

 

ターレス:数は3つ…

 

ザーボン:邪気も感じる…

 

紫:と言う事は…

 

フラン:敵…なんだね?

 

ラディッツ:あぁ。

 

藍:紫様!万が一と言う事もあります!御下がり下さい!

 

紫:え、えぇ!

 

ラディッツ:力の弱い奴も下がってろ!逆に強い奴は前に出て構えろ!

 

紫や戦闘力の低いメンバーは後ろに下がり、戦闘力の高いメンバーは前に出て身構えた。その少し後に、1人の女性が2人の戦士と共に一行の前に姿を現した。3人共、体から異様な邪気と殺気を放っていた。女性は、黒い癖っ毛にほんの少し白や赤の物が混ざり、頭には小さな2本の角が生えているのが特徴である。そして、彼女の両隣に居た者達は、ラディッツやターレスと似た様な戦闘服を身に付けていた。片や、紫色の肌、頭頂部は2つに割れ、左右に噴火口のような穴が開いた突起があり、口元にはドジョウの髭のような触角がある男。片や、ピンク色の肌、頭と太い腕に刺状の突起物があり、肥満体型が特徴の巨漢の2人組であった

 

正邪:よぅ…久し振りだなぁ、平和惚けした幻想郷の偽善者共。また会えて嬉しいぜ…

 

紫:鬼人…正邪…

 

正邪:ククク…

 

彼女こそが、先の話に出ていた天の邪鬼、鬼人正邪その人であった。正邪は、その場に居る全員を見た後で邪悪な笑みを浮かべた

 

ラディッツ:おい…彼奴等…

 

ターレス:あぁ、間違いねぇ…

 

???:おいおい…本当に居やがったぜ。自称最強無敵の猿共と、裏切り者がよ?

 

???:ゲェッヘッヘッ!観念しやがれ!ゴミ共が!

 

ザーボン:やれやれ…相変わらずの醜さだな…キュイ、ドドリア。

 

キュイ:喧しい!

 

ドドリア:てめぇら全員皆殺しにせよと、あの方からの命令だ!

 

キュイ:今の内に、念仏でも唱えとくんだな!

 

正邪:紅白巫女と白黒魔法使いは殺すなよ。私は、奴等に借りがあるんでね…

 

ドドリア:ちっ…しゃあねぇなぁ…

 

フラン:何だろ、3人のあの余裕は…

 

ラディッツ:さぁな…だが、油断はするなよ?

 

フラン:うん!

 

襲撃して来た3人は、目の前で身構えるラディッツ達や幻想郷の強者達を前にしてもまるで怯む様子は無く、寧ろ余裕綽々の表情を見せていた…次回、戦闘開始…!?




作者:正邪の能力に、若干自分の解釈を加えてるので、嫌な方はごめんなさい。

小悪魔:力関係を引っくり返すとか、イマイチ良く分からないんですが…

作者:正邪がこの力で世界を支配すれば、戦闘力5のオッサンが何処ぞのフラワーマスターや地底の鬼を跪かせる事になる設定だよ。本来の戦闘力が高い程弱くなるよ。

小悪魔:それ、もう厄介なんてもんじゃないですよ。と言うか、何ですかこの3人組…天の邪鬼、メタボ、汚い花火って…後、彼等に命令した“あの方”って、やっぱり宇宙の帝王様なんですか?

作者:それは違うよ。だって、あの人が本当に死ぬのは人造人間編の冒頭であって、ナメック星編じゃ無いから。

小悪魔:あ、其処はifじゃないんですね…

作者:因みに、前に出たキャラと後ろに下がったキャラを書き出してみるよ。

前衛:ラディッツ、フラン、ターレス、椛、レミリア、咲夜、ザーボン、妹紅、霊夢、妖夢、文

他は皆援護役です(パチュリーや魔理沙は魔法使いだし、うどんげやはたては戦闘力が椛より低い設定です)
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