続編も楽しみにいたしますし、あの女王領域の大混乱の中に触れたいと思っていますので何卒よろしくお願いします。
修羅の里の中心地、そこにはどこで知ったのか自らを強き者として売り込みに来たハンターや武器や防具の技を極めに来た鍛冶屋など色々な人々がおり、活気に溢れていた。
そんな自然と形成された市場を見守るように市場から少し離れた所に本家当主の家があった。
「いい買い物はできませんでしたわね」
「どうせ遊び半分だろ」
「柊は何を買ったんじゃ?」
「月刊狩りに生きると週刊モンスターストリートとお土産」
活気に満ちていた市場を抜け当主の邸宅につく四人。
その顔には懐かしさが浮かんでいた。
「「「「只今戻りました」」」」
そう言って玄関を開けるとそこには一人の初老の男性が立っていた。
ほどよく引き締まり、無駄のない筋肉。
数々の戦いで武器を握り続けた拳はゴツゴツとした印象を与えるものの、よく見ればその手からは巧みに武器を操ったり改造をし続けた職人の手のような繊細さも感じれる。
髪の毛は白くなりつつあるもののもその蒼き双眼からは全く老いを感じさせることのない意思がかいま見える。
「よく帰ってきたなバカ娘共」
一見辛辣ではあるが優しさを含む声は早く上がれと言外に言っているのかもしれない。
「あいにく地獄が満員でして」
「最近空きが二つ空いたようなんだがな」
「義父上元気にしておったかの?」
「お土産に羊羮買ってきたよ~♪」
実は当主の周りには覇気が漂っているのだがそれをまるで何事もないかのように振る舞う四人。
四人が当主に付いて歩き、客間に到着する。
客間は開店したのが明治何年と言う老舗旅館の宴会場かなにかを頭に浮かべてもらいたい。
そんなだだっ広い客間の床の間には奇抜な形をした武器がおいてある。
床の間にある武器は、かつて先代当主が自由自在に操りモンスターを駆逐していたと伝わる武器である。
嘘か真かは分からないが先代当主は神から使わされた人間だったと言われており、おいてある武器は神が授けたと言う。
その武器は、全ての武器の特徴や長所を持っており重いことや整備が面倒なことを除けば短所と言うものがなく全てのバフやデバフを操り属性すら変えることができたとか。
そんな先代も十年ほど前に爆死し、形見としていまは今代の当主が使っている。
「相変わらずこんな広い家に一人で住んでいるのですね」
「再婚は・・・考えてるわけないよな」
「当たり前だそれは椛への不忠だ」
「義父上は義母上が死んだときからそればっかじゃのう」
「義母さんや義父さんとの思い出って何だっけ・・・家族みんなで楽しくラージャン狩りしたのくらいしか覚えてないよ」
それからしばらく家族の団欒(米国とソ連の冷戦が温いくらいの団欒)が続いていたときに、当主が四人の使っている武器に目をつけた。
「なんだその切れ味が紫程度の武器は!?」
「「「「ギルド公認の物です」」」」
「お前たち、ちょっと修羅素材出せ」
そう言うと四人の取り出した素材をもって工房と見事な達筆で書かれた扉を蹴り開けて竈に火を入れる当主。
竈から十m以上離れていても近距離で修羅種バージョンのリオレイアの火炎を受けたときのような熱さが肌に感じられる。
当主の降り下ろす金槌が工房の外にまでカーンカーンと金属特有の高い音がなる。
当主の顔はとても真剣で邪魔をすれば殺すと言いたげな目で黙々と素材を叩き続ける。
数時間後、当主はとても晴れ晴れとした表情で四つの武器を四人の前に並べる。
武器の種類は、【大剣】【片手剣】【太刀】【鎚】で、丁度四人が使う武器であった。
「とても良い出来だ、一年に一回あるかないかの確率だな」
とても晴れ晴れとしたその表情の理由は、本当は武器ではなく四人の愛娘にあることに四人は気づいていない。
「この大剣は、刃がノコギリみたいに曲がってますわね」
「先が鍵爪みたいになっていて敵の肉を余計引きちぎることができるぞ」
「この形は円月刀?」
「そうだな、それにそいつはナルガクルガやティガレックス共の素材だから今まで以上に立体機動がしやすいぞ」
「この素材は・・・」
「そうだ、とあるティガレックスの物しか使っていないがお前には十分だろう」
「このハンマーは以外と普通だね」
「何が普通なもんか、こいつは属性を変えたり叩いた部部を爆破したりという機械機構を備え形状を変えることにより表面ではなく内臓等にダメージがいきやすいようにに作ったんだ」
地獄から帰ってきた兄弟がいますので地獄が満員ではなくなりました
ちなみに万能武器のイメージは仮面ライダー電王の武器が元となっている。
先代当主は勿論転生者
今代の当主は実はジェスト叔父様が目立つ数十年前から古龍や危ないモンスターを殺して回っていた実力者でその実力は未知数、イメージは【阿礼狂いに生まれた少年の物語】の信綱の大体五十代ごろですね。
あと四姉妹の武器は私が書いた下手な絵ですがあとでのせるかなんかしておきます