〔Cグループ:楸 第五戦〕
「では、第五戦始め!」
と言うもう疲れきったと言うような声で開始の宣言をする。
目の前にいるのはついこの間話しかけてきた、インテリメガネ。
装備武器は恐らく腰についたダガー、防具類は最早身を守るのには目もくれない、ゆったりとした導師服。
「そんなもん着て死にたいのかえ?」
「死に装束としては、そんなむさ苦しい防具を着ているあなたの方が酷いのでは?」
こちらの煽りにクスリ笑いながら挑発をしてくるインテリメガネ。
「戦人は立派な武具を着てこそじゃ」
「脳筋共め!」
楸が柄に手をかけた瞬間、一瞬でインテリメガネがその場から飛び退く。
インテリメガネが飛び退く前の場所はくっきりとわかるほどに剣筋が残っている。
しかし楸はそんなことを気にしないように、周りに覇気を広げて行く。
その覇気はフィールドの端まで行き届き、フィールド上の存在をすべて認識出来るようになる。
「待ったって獲物は入ってきませんよ?」
腰に差したダガーを抜くことなく、袖を楸に向けるインテリメガネ。
「?」
その動きを怪訝そうに見つめる楸に向けて袖から何か黒い棒状のものが数本放たれる。
「?!」
驚きつつも的確に黒い棒を弾き、最後の一本は素手でつかみとる。
その黒い棒の正体は、【棒手裏剣】だった。
先は鋭くとがっていて、先端部は少し油の様なものが塗られている。
名前の通り棒状の形をしており、後ろの部分には白い布がついている。
「驚きましたね、まさか毒の部分を掴まないとは・・・」
クックックと含み笑いをしながらいつの間にか手には多種多様な暗器をもつインテリメガネ。
目を凝らせば、インテリメガネの持つ暗器は何れも少し油の様なものが塗られている。
きっと毒以外にも麻痺や粘菌なども塗られているのだろう。
「間一髪じゃったのう」
そう言って掴んだ棒手裏剣を投げ捨て、構え直す。
「絶対に真っ直ぐになんて突っ込みませんよ?」
こちらを憐れむような目でこちらを見下すインテリメガネ。
「いやはや、なに、ちと暖めるのに時間がかかっただけじゃ」
そう言って、構えを保ったまま足に力を込める。
「?」
今度はインテリメガネの方が困惑し、怪しむ。
「一刀の太刀【梓】」
ようやくなにが起きるか察したインテリメガネだったが時は既に遅い、バックステップで後ろに避けるも、右腕が落ちる。
神速の如し速度で迫り、刹那の刻に切り伏す。
相手が反応できる速度を上回り、必ず切る業。
それが一刀の太刀【梓】
「手、お、おっ俺の手が!」
切り落とされた右腕を残っている左手で触り、また叫ぶ。
しかし、腐っても修羅の一族らしく殺気は消えない。
「で、どうするのじゃ?降参するかえ?」
一応降参勧告はしてみるがたぶん意味はない。
「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す・・・」
そう言って、ただただ狂気の憎しみに身を堕として行く。
こいつはこう言う奴なんだともう解ってはいたが、ここまで面倒だとは思わなかった。
「二刀の太刀【唐】」
ゴア・ウイルスに犯されたモンスターのようにただただ突き進んでくるインテリメガネには勿体ないが二刀の太刀まで見せてやろう。
「絶 対 回 避」
しかし、二刀の太刀はかわされる。
それに、もう一度二刀の太刀を放てど避ける。
「三刀の太刀【楸】」
その一言を呟きながら相手を峰打ちし、その振動で気絶し倒れるインテリメガネの胸に掌底を叩き込み、心臓を止める。
きっかり一時間後に甦るようにして・・・
「あぁーあ派手にやりましたわね、楸も」
「なんか、首筋がチリチリするんだよな・・・」
「三刀の太刀まで見せちゃっていいのかなー?」
そうぼやく柊に向かい、椿が楸の業について説明する。
「良いですか、一、二、三、どの太刀の業もあれだけではないのです。あの太刀の一撃は戦う相手を考えて一から編み直すのですよ」
そんな大事なことをしゃべってもいいのかと思う柊だったが、その表情が出ていたのか榎に補足説明を受ける。
「一から編み直すんだから対抗策はない、一回戦う毎に変わるんだ対抗なんてできないな」
成る程と納得する柊。
そんな中、インテリメガネはフィールド上で心臓が止まりながらも、怨みを脳内に響かせていた。
因みに筆者はモンハンは4しかやったことないし、シャガルマガラ討伐したあとのフラフラした時期までしかやってません。
ハンターランク?6ですがなにか?