戦姫絶唱シンフォギアXDU 宇宙ー ソラ ーを貫く聖槍 作:荒潮提督
どうも荒潮提督です。
最近棒立ちでレザキャ構えてるACにヒュジキャを盛大に外したスカタン傭兵です。
ではどうぞ。
一夏とクリスに抱きついている少女、雪夏は2人から離れようとせずずっとぐずっていた。
2人はどう対処すれば良いのか分からずオロオロしている。
突然の事態に響(マスクとどてら装備)と未来は驚き翼は一夏とクリスと同じく対処が分からずオロオロしており奏は面白がってケラケラ笑っておりマリアは冷静にしてるように見えて動揺していることがバレバレであり切歌ははしゃいでおり調は一夏とクリスをじー・・・と見ており色々カオスであった。
数分後
「す、すみません・・・急に取り乱してしまって・・・」
「い、いや大丈夫だ・・・気にしないでくれ・・・」
「と、とにかく自己紹介してくれないか?いきなりあたしらの事をパパ、ママって呼ばれても訳が分からねぇからよ」
「は、はい・・・わ、私の名前は雪音雪夏と言います・・・私の世界を救う為に平行世界から来ました」
「ゆき・・・ね?あ、あたしと同じ名前だと・・・!?」
「平行世界・・・つまりギャラルホルンから来たのか?」
「はい・・・そして雪音クリス、雪音一夏、つまり貴方方の娘です」
「ま、マジかよ・・・」
「にわかには信じられないな・・・」
「「「「(じー・・・)」」」」
「な、何だよ皆急にこっちを見て・・・」
「じ、ジロジロ見んなよ・・・」
「いやぁ・・・この2人からこんな良い娘が生まれるなんてな」
「雪音の性格上確実に砕けた口調がデフォルトな子供になると予想していたのだが」
「「「「(うんうん)」」」」
「よしテメェら表に出やがれ」
「ちょっとO☆HA☆NA☆SI☆しようか」
「待て2人共。まずはこの子の話を聞いてかr(ヴィーヴィー!)どうした!」
「司令!ノイズが現れました!」
「この反応・・・カルマノイズもいます!」
「カルマノイズ・・・!」
「装者は直ぐに現場に行くんだ!すまんな雪夏くん、話はこの後に・・・おい、彼女は何処にいった!?」
「まさか1人で!?」
「無茶だ!ノイズだけならともかくカルマノイズまでいるんだぞ!?」
「彼女だけにやらせる訳にはいかん!現場に急げ!」
「「「「了解!」」」」
雪夏はカルマノイズがいると聞いた瞬間S.O.N.G.本部から抜け出し現場に1人で向かっていた。
両親が必死になって抑え込み自分を逃した存在。
雪夏はその顔を怒りで歪ませ自分の胸元にかかっているペンダントを握りしめる。
胸の唄を響かせ彼女は駆け抜ける。
「カルマノイズ・・・!私がやっつけてやる!
彼女が聖詠を歌うと彼女はシンフォギアを纏った。
インナーな青を基調とし金色のラインが入っている。
頭部には白銀の獅子を模したヘッドギアが、腕は白銀の籠手がつけられ腰にはインナーと同じ色とラインの布が、足も白銀の装甲がつけられ、背中に青いマントがつけられた。
右手に複数の細長い板が混じり合ったような槍 ー ロンゴミニアドのアームドギア。見た目は獅子王の第1、第2再臨の槍 ーが握られそれをノイズの集団に向けながら雪夏は突進した。
ノイズが形を変えて突進して来たが雪夏はマントを翻して防御した、
<戦闘曲 FGOオープニング曲「色彩」>
「ひとりになると聞こえるの 苦しいならやめて良いとぉ!」
雪夏は槍を縦横無尽に振るいながらノイズを蹴散らして行く。
向かってくるノイズをその聖槍で倒して行く。
右手に握る聖槍を回転させ巨大な光の竜巻でノイズを蹴散らす。
< Tempest Holly >
彼女がノイズと接敵した直後一夏は愛用のYAMAHAV-MAXの後ろにクリスを乗せ高速道路を使い全速力で現場へと突っ走っていた。
他のメンバーはヘリに乗り向かっている。
既にV-MAXのエンジンはフル回転しており時速は最高速の300kmを出している。
当然道路交通法違反だが今はそんな事を言ってられない。
「おい一夏!もっとスピード出せないのか!?」
「もう全開だよ!それより口閉じてろ!舌噛むぞ!」
「お、おい何を・・・」
「そら飛ぶぞ!」
「な、何言っtうひゃぁぁぁぁぁぁぁ!?」
一夏はV-MAXのサイドに取り付けてあるホルスターからMG-PYTHONを抜き1km先で高速道路途中でノイズによる事故の所為で横転していたガソリン満載のタンク車のタンクを全弾撃ってぶち抜き爆破させ道路を破壊してうまい具合にジャンプ台を作った。
(※え?道路破壊の責任どうすんのかって?緊急時だから仕方ないね♂)
そのまま一夏の駆るV-MAXは空へと飛んだ。
そして2人は唄う、胸の唄を。
「
「
一夏とクリスはベイオウルフとイチイバルを纏い戦場に突撃する。
その頃司令室では。
「ベイオウルフとイチイバル現着!他の装者も2分後に到着予定です!」
「避難状況は!?」
「該当区域の避難は完了しました」
「分かった。しかし彼女・・・雪夏くんの戦い方、一夏くんそっくりだな」
「ええ、どんな障害も真正面から撃ち貫く、それが彼の戦闘スタイルですからね。娘である彼女にも受け継がれたのでしょう」
「大胆でありながら時に繊細なそのバンカー捌きは眼を見張るところがありますからね」
(※なおOTONAはバンカーを掴んで投げ飛ばす模様)
<クリス戦闘曲 GUN BULLET XXX>
「先に行くぜ一夏! 全身凶器でミサイルサーファーのターンだ 残弾ゼロになるまでバレットのKissを 昇天率100パーのヒットガール ハート撃ち抜かれたいチェリーは Where is? Bang☆×2イェェェェイ!」
クリスは両腕のアームドギアをガトリングにし撃ちまくる。
<BILLION MAIDEN>
「相変わらずクリスの攻撃は派手だな。なら俺も!」
一夏はバイクから降りそのままブースター全開で突っ込みながら両肩のコンテナから大量のミサイルをぶっ放す。
<メガデストロイ・クレイモア>
一夏はそのまま突進し右腕のアームドギアをブースター付きバンカーへと変形させそのまま大型ノイズに全弾撃ち込んだ。
<リボルビングバンカー>
その後ろからクリスがガトリングを撃ちまくりながら一夏と背中合わせになり腰からミサイルを発射する。
<MEGA DETH PARTY>
「バキュンと放った銃弾ー タマ ーが絶対曲がらないように!過去は変わらないと月を仰いだ夜!戻らない時計に「だったら
「オラァ!全弾持ってけぇ!」
「Ah・・・今は描けなくても信じれば!力に変わると誰かは歌う!」
一夏とクリスは背中合わせになりながらガトリングとマシンキャノンを撃ちまくり周りのノイズを穴だらけにしていく。
<BULLET ストーム>
「残るはカルマノイズと大型ノイズくらいか」
「いけるか?クリス」
「あたぼうよ!あたし様を舐めんなよ!」
「クリス!一夏!ごめんお待たせ!」
「すまない遅くなった」
「遅かったな。何があったんだ?」
「途中で切歌が酔っちゃってね・・・。今調が小川さんと一緒に介抱してる所よ」
「ああ、なっとく」
「全く暁は・・・む?この歌は・・・」
ー ・・・Gatrandis babel ziggurat edenal
Emustolronzen fine el zizzl ー
「これは・・・まさか絶唱!?」
「まさか・・・雪夏か!?1人でヤル気かよ!?」
「クリス!乗れ!」
「ああ!アイツ1人でやらせはしねぇ!」
「待て一夏!雪音!」
「私達も追うわよ!」
「行くぞマドカ!」
「分かった姉さん!」
雪夏は1人、カルマノイズと向き合っていた。
自分の姉とも言うべきS.O.N.G.の装者達がS2CAでようやく倒せたというカルマノイズ。
1人でやるには強すぎる相手、だが彼女は引かない。
自分の父から教えてもらった言葉、「壊せない壁はない、自分の力を信じてただ撃ち貫くだけ」その言葉を胸にかは詠う。
ー Gatrandis babel ziggurat edenal Emustolronzen fine el baral zizzl Gatrandis babel ziggurat edenal Emustolronzen fine el zizzlー
彼女が絶唱を唄い終わった時築き上げられたアームドギアにエネルギーが集まり黄金に光り輝いた。
その輝きはまるでかの聖剣エクスカリバーのようであった。
彼女の目と口からは血が出ている。
それをカルマノイズに叩きつけようとしたその時唄が聞こえた。
ー Gatrandis babel ziggurat edenal Emustolronzen fine el baral zizzl Gatrandis babel ziggurat edenal Emustolronzen fine el zizzl ー
バイクのエンジン音を鳴り響かせ現れたのは一夏とクリスであった。
一夏はV-MAXを急停止させるとクリスと共に駆け出した。
彼のアームドギアにはエルフナインにより響のガングニールと同じく絶唱を束ねる事が出来る機能が搭載されている。
一度使えば暫く腕が使い物にならなくなるという欠点があるがその威力はS2CAに匹敵する。
一夏は雪夏の前に躍り出て右腕のアームドギアを変形させ絶唱のエネルギーを束ねる。
「セット!ハーモニクスブースト!」
「パパ!?」
「雪夏!このバカ!いきなり絶唱使ってんじゃねぇよ!」
「ママ!でもカルマノイズは・・・!」
「大丈夫だ。一夏を、アイツを信じろ」
「ブチ抜け!イノセント・ブレイク!」
放たれたそのエネルギーの奔流はカルマノイズとノイズの集団を巻き込み跡形もなく消滅させた。
だがその反動でアームドギアは砕けてしまい一夏は右腕を抑え膝をついてしまった。
「一夏!無事か!?」
「何とかな・・・またエルフナインに迷惑かけちまうなこれは」
「パパ・・・」
「心配すんな。俺はそう簡単にくたばりはしねぇよ」
「うん・・・」
「それよりも問題はお前だ雪夏。絶唱のバックファイアでボロボロじゃねぇか。直ぐにメディカルルームに行くぞ」
「わ、私は平気!直ぐにでも私の世界にいか・・・な・・・くちゃ・・・」
「雪夏・・・?雪夏ぁぁぁぁぁぁぁ!?」
「やっぱり無茶してるじゃねぇか!急ぐぞ一夏!」
「おう!」
薄れゆく意識の中、雪夏は久方ぶりに味わう父の背中の温もりを感じていた。
例え世界が違うとしてもその背中は大きかった。
ヘリの音を耳にしたのを最後に彼女は意識を手放した。
次に彼女が目を覚ましたのはメディカルルームのベッドの上だった。
起き上がってみると身体には包帯が巻かれペンダントは近くの台に置かれていた。
ふと自分の左手が重いのに気づく。
顔を向けるとこの世界の自分の両親が手を握ったまま寝ていた。
自分の知っている両親よりかなり年が違うが彼女にとっては掛け替えのない家族である。
彼女は改めて誓う、必ず自分の世界を救ってみせると。
MG-PYTHO
バイオハザードリベレーションズ2にてバリーが初期から持っているマグナム。
バリー編ラストバトルのムービーで確認出来るが装弾数は5発。
これを構えてリベレーションズ2の事件の全てにケリをつけるべくアレックス・ウェスカーに立ち向かうバリーに惚れた人もいるはず。
一夏はこれに3倍スコープとレーザーポインタ、ロングバレルをつけている。
ついでにトリガーも交換しておりサイドにはかなり強引だがオフセットアイアンサイトがつけられている。
ではまた次回。