パンの袋に綴じられてるけど、元々袋の口が閉じてるから必要意義があまりないアレです。
バッツPはじめてのお仕事!上手くキャラの魅力を引き立てられるか心配ですが頑張ります!
それでは早速、バッツPの活躍をお楽しみください!
修正ログ
2017/11/10 望月杏奈の三人称(対百合子)の修正
「よし!それじゃ皆のことを知りたいから、色々と聞いていいか?」
アイドルとの初ミーティングは、まずアイドルの皆を知ることから始めた。俺の言葉に皆うなずいてくれる。まずは何から聞こうかな?
「まずは未来からだな。じゃあまず好きなものとかあるか?」
「はい!私、可愛い髪留めが好きです!趣味でよく集めてます!」
俺の質問に元気に答えてくれた女の子、春日未来。左のサイドテールが特徴で、髪を結うのに可愛らしい髪留めを付けている。なるほど、ファッションとしても充分有りだな。
「へぇ、可愛い髪留めか、いい趣味だな。今つけてるのも似合ってるよ」
「でへへ、ありがとうございます」
素直な感想を述べると、未来は照れながら笑う。
「んじゃあ、翼はどうだ?」
「わたしですか〜?好きなものって一杯あるんですよね。強いて言うなら、ビーフステーキかな!」
両側の髪のハネが特徴な金髪の女の子、翼はまったりとした声で肉食アピールをする。確かに肉はいいよな、ガッツリ食えるし。
「ビーフステーキか!牛は美味いもんな!でも、女の子がビーフステーキ好きって言うのもなんか意外だな」
「そうですか〜?でも、女の子って意外とお肉好きだと思うんですよ〜」
「そうなのか、それはいいことを知ったな。じゃあ次、瑞希はどうだ?」
「はい。私はクロスワードパズルが好きです。」
...あれ、それだけか?少し天然パーマのかかったショートヘアの女の子、真壁瑞希。彼女は全くと言っていいほど表情がない。可愛い顔してるのにもったいないな。
「ええーっと、クロスワードはよくわからんが、分かったよ。んじゃあ、次は杏奈だな」
「ん...杏奈は、ゲームが好きです...」
げ、ゲームか。ピンクのうさ耳パーカーを着た長髪の女の子、望月杏奈。
ゲームってたしか、映像を映し出すパネルとプレイヤーが押すためのボタンとかを組み合わせた娯楽品だったよな?元の世界には電気とか出回ってた訳じゃないし、よく分からないが...
「そっか、ゲームのやりすぎは目に悪いって言われてるらしいから、程々にしておけよ?んじゃ最後、百合子は?」
「私ですか?本を読むのが好きです!」
杏奈に程々な注意を促し、ショートヘアで頭頂部から右耳辺りまで三つ編みを結っている女の子、七尾百合子に聞く。
本か、本なら知ってる。だが本にはあまりいい思い出ないな。なにせとある技を習得するとき、仲間に見殺しにされてるし。まぁ、その技は本のモンスターが使うやつを喰らわなきゃいけなかったから仕方ないんだが。
「読書か、俺は時々しか読まないなぁ。...さて、全員に一通り質問した訳だが...」
まず一つ言うと、このメンバーでユニットを組むのは割りと大変かもな。メンバー全員個性が強いし。でも、それをまとめあげるのがプロデューサーだもんな、やってみるか!
「お陰でみんなの事が少し詳しくなったよ、ありがとな!それでまず最初の仕事を説明したいんだが、大丈夫か?」
「もうお仕事ですか〜?やったぁ!どんなお仕事なんだろう?」
「うぅ...緊張する...」
翼は喜んでいる一方、杏奈は戸惑いがちだ。他のメンバーも仕事と聞いて空気を変えたみたいだ。すごいな、俺だったらそこまで空気を変えることなんて出来ないや。
「まず最初に、オーディションとか番組とかに応募するための宣材写真ってのを撮るらしい。午後から撮影するみたいだから、準備してくれ」
「「「「「はい!」」」」」
なんとなくだが感覚を掴んできた。チョコボを育てる時なんかもよく声をかけてやったし、それと似たようにやればよさそうかな?
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午後1時。
場所を劇場から撮影スタジオに変えて宣材写真の撮影に入る。写真ってのはカメラってのを使ってとるらしい。これも俺の知らなかったアイテムだ。
「はいはい、もっと笑ってー?あまり緊張しないでいいからねー」
「は、はい!...うぅっ...!」
撮影が順調かと言われればそうじゃない。初めての仕事というのとしっかりとした機材で望む撮影は、皆に緊張という形で負担がかかる。
特に百合子や杏奈はそうだ。声は上擦ってるし、目は泳いでる。これまでで何回も撮り直してる訳だが一向に良くならないなぁ。
(ま、問題は何も百合子達だけじゃないんだよな...)
未来は元よりドジらしく、転んだり違うカメラに目線を送ったりしている。ただ、そういった一面もアイドルとしては評価されるらしいから撮影は続けてもらっている。
翼はどうやらこういった状況は慣れている(翼曰く)らしく、時々カメラマンの指示と違うポーズをとっていること以外には問題はない。ま、それが一番問題なんだが。
瑞希は...わからん。緊張しているとは聞いたが、そんな表情を一切見せずに撮影している。お茶目をしているかはわからんがいきなり謎のポーズをしたりする。瑞希曰く招来の構えだとかなんとか。
「みんな、ちょっと集まってくれ!」
俺は未来達五人を呼ぶ。ここはプロデューサーとして、しっかり教えてかなきゃダメだと思ったからだ。
「-----っていう感じだ。やれるか?」
「はい!分かりました!」
「はーい。せっかくいいポーズだと思ったんだけどな〜」
「分かりました。瑞希頑張るぞ、おー」
「うん...もう少し頑張る...」
「わ、分かりました!なんとかやってみます!」
さっきまでの俺の感想を皆に伝える。それぞれ思い思いの返事をしてくれる。やる気はまだ無くなっていないみたいだ、良かった。
「んじゃ最後に。いいか?百合子や杏奈は固くなりすぎだし、翼はおふざけが過ぎる。これは遊びじゃないんだぞ?お前達のこれからがかかってるんだから」
皆の表情が固くなっていく。多分怒られてると思っているらしく翼や未来はわかりやすくシュンとしている。
だから、俺はこう続ける。
「真剣に楽しむんだ。そうすればどうにかなる。俺もそうやって生きてきたからな!」
いつだって本気で生きてきたからこそ、その考えを皆に伝える。
「...なんだかプロデューサーって、怒ってるんだか励ましてるんだかわからないね〜」
「バカ言え、これは叱咤激励って言うんだぞ?」
「おお、これは励みになります。ありがとうございます、プロデューサー」
「それは良かったよ。時間もないんだ、早く済ませちゃおうぜ!」
「「「「「はい!」」」」」
俺の言葉で皆元気になったみたいだ。正直うまく励ませるか不安だったが、心配いらなかったみたいだ。
それからというもの撮影は順調に進んだ。未来や翼はポーズに動きを入れて色々と試行錯誤している。
瑞希はいつもと変わらないが、前よりほんの少しだけ微笑むようになった。
百合子は持ち込んでいた本を使って読書好きのアピールもしてた。
一番驚いたのは杏奈だな。いつも小動物のような挙動だったイメージだが、一呼吸入れたらいきなり活発になり始めたから座っていた椅子から転げ落ちた。
目撃した翼に思いっきり面白がられた。ちくしょう、恥かいた...!
☆☆☆------------------------------
「本日の撮影はこれで終了です、お疲れ様でしたー」
「「「「「お疲れ様でした!」」」」」
撮影が終わったみたいだ。皆は今日の感想とか衣装のこととかで話し合ってる。一時はどうなるかと思ったけど、なんとかなってよかったよ。
「お前達よく頑張ったな!凄かったよ!」
「でへへ、プロデューサーさんのお陰です!」
「プロデューサーのぉ、真剣に楽しむって言葉に助けられちゃいました〜!」
「そうですね。真剣に楽しむ、これは新たな座右の銘として瑞希ズノートに書き込まなくては...!」
「...杏奈も、楽しもうって思ってから、一杯頑張れた...」
「私も、自分の好きな物を推そうって思ってから撮影が楽しくって。つい時間を忘れちゃいました!」
俺の言葉が助けになってくれてよかった。俺も鼻が高いな!あと瑞希、絶対にノートに書き込むなよ?あれを狙って言うのは結構恥ずかしかったんだぞ?
「それじゃ、初仕事成功を祝って飯食べるか!今日は俺の奢りだ!」
「ご飯ですか!?お腹すいてたんだー!」
「ほんとですか!?やったぁ!わたし、ビーフステーキがいいなぁ〜」
「甘いパフェがいいです。疲れた頭には甘いものが染み渡るので」
「なんでもいいぞー?どーんと来い!」
折角の成功祝いだ、パーっとやらなきゃな!音無さん...小鳥からそこそこの額が支給されたから!「撮影が終わったあと、これで未来ちゃん達をご飯にでも連れて行ってあげてください」って言われたからその通りに使ってやらないと。
「あの、プロデューサー?いいんですか、奢って頂いて...確かお金が無かったんじゃ...」
「心配するなって百合子。小鳥からいくらか貰ってる。これくらい余裕だって!」
「...百合子さん、早く行こ...?」
心配してくれてる百合子を安心させる。杏奈も百合子の手を引いて賛同してくれてる。
って待てよ?俺の手持ち心配してくれたの百合子だけって、案外こいつら遠慮がないんだな...!?
「プロデューサーさーん!早く行きましょー!」
「ちょっと待てって!今行くからさ!」
そう言ってスタジオを出る。
眩しく光る夕焼け空の街に強い風が俺の頬を叩いて行った。
いかがでしたか?私としては盛り込みたいことを出来たと思います。
あとはどれだけ描写が出来るようになるかですかね。
ご感想、誤字脱字報告等どしどし送ってください!