100話目( ゚д゚)!
いつも読んでくださる皆さま、本当にありがとうございます。
この作品には関係ないですが、あとがきにちょっと筆者のモヤモヤが書いてありますw。
俺はワンルームのアパートを借りて住んでいる。
というのも、あまり高級な場に住めば、この体験の意味がないと思ったからだ。
魔王城の俺の部屋に比べたらはるかに狭く汚いが、勇者をやってた頃の野宿に比べたら気にならなかった。
「…ぐッ!」
仕事から帰ってくつろいでいると、貼り付けられたスライムがうねうねと蠢きはじめた。
「…行く、か」
クララと俺はある約束をしたのだ。
「私はワイル家の屋敷の横の掘っ立て小屋に住んでいるんですよぉ、屋敷での仕事が終わり次第、そのスライムで連絡しますから、こっそり裏口から入ってきてくださいねぇ?」
「…ひどいな」
「掘っ立て小屋」彼女はそう言っていたが、人が住める環境にはとても思えないほどボロボロだった。
ゆっくりと歩みを進めていると、突然。
「うッ!?」
触手のような形状のスライムが首を搦め捕ってきた。
そのままずるずると小屋に引き込まれる。
「げほっ、な、何をするんだ…!」
「あ、あなたがのろのろ歩いていたからでしょう?奴隷ならさっさと動くべきなのですよぉ」
「くっ…俺は奴隷じゃ…!」
反論しようと立ち上がった瞬間にタックルを受けた。
俺の身体は半透明なクララの体に沈み込み、そのまま壁に押し付けられた。
「クララ…!」
「え、えへへ、あなたには協力してもらうだけ、だから良い子にして、私の言うことをきちんと聞いてねぇ?」
不意に身動きの取れない俺に、彼女は口づけした。
「んッ!?ぐぅ!んんーっ!」
「ん〜ちゅッ…じゅるる…んふッ…」
情けない話ではあるが、これまで多くの女性(倒してきた魔物を含めたらインキュバスなどオスも)にキスされてきた。
しかし彼女の口づけは異質な感触がした。
「んぐッ!はっ、はっ…!」
「ふふ…これでまた一つ、あなたの貞操を奪っちゃいましたよぉ?」
ぐにぐにと体に付いたスライムが動く。
キスをされて、何回か唾液を流し込まれたことがある。
彼女の場合。
「い、言うことを聞かないたびに、体に私が蓄積していきますからねぇ?」
「それがなんだ…!俺はそんなことに屈したり…」
すると。
「あなたの体の一部はぁ、さっきのキスで私のものなんですよぉ?」
手が勝手に動き出す。
「なッ…!?」
「スライムは細かく、細かぁくなって、あなたの腕の筋肉の中に移動した後再結合して、一部だけど乗っ取れるの、だ、だから、こんなこともねぇ…」
興奮した様子でスライムに何かを命令した。
「なにッをッ…!」
腕が持ち上がる。
そして口を無理やりに開き、ずるりとした感触を顎に伝えた。
口が勝手に動く。
「お、俺のッ…くち、にッ!あなた、の、体をッ…!注ぎ込ん、で…くださッ…い!」
「よ、よく言えましたぁ…♪」
「俺はこんなこと、言ってない!」
「お望み通りぃ、たぁ〜っぷり、私色に染めてあげるぅ」
かぶりつくようにクララがその口を開ける。
口の中で、芋虫のようにスライムがたゆっていた。
「ん…ちゅぅぅ…あーんぅ…じゅるる、んッ」
月が傾き始めた時、掘っ立て小屋から水音が消えた。
「ごちそうさまぁ…あれ?」
2時間ほどずっと接吻漬けにされた勇者は、酸欠に陥ってぐったりと気絶していた。
「…やってみようかなぁ、アレ」
体の中のスライムは勇者の脳に集まり始めた。
頭の中で閃光が走った。
「ッは!?」
目を開けると、そこにはニヤニヤとだらしない笑みで俺の上にのしかかったクララ。
「おはよぉ…気分はぁ?」
「何をしたんだ…お前…」
すると股間のスライムが急激に収縮した。
「ッ!」
「あなたのご主人様としてぇ、たっぷり私を注いであげたんだよぉ?」
体に違和感はない。
が、時計とその勝ち誇った態度を見る限りは、気絶していた間、絶え間なくスライムを口移しされていたのだろう。
「…すみません、ご主人様」
クララはゾクゾクと体を震わせて言った。
「良い子、これから私たちの人権を認めさせるためにぃ、手伝ってもらいますよぉ?」
彼女から突きつけられた条件は、こうだった。
・私の望む限り願いに応えること
・忠誠の心を忘れないこと
・全てが終わった後、その働きぶりで処遇を決める
「…わかりました、できる限り尽くします」
「え、えへへ…勇者様が私に跪いてる…」
上機嫌な彼女はベッドに寝転んだ。
「じゃあ、まずは洗濯物と食器洗い、よろしくねぇ…」
逃げ出すことはできない。
俺は勇者だ、どんな形であれ迫害される彼女の助けになれるなら、それに越したことはない。
そう言い訳して、俺は雑用をこなしていった。
「終わりました、ご主人様」
ベッドで俺をじっと見ていたクララに声をかける。
「よしよし…ご褒美あげる…」
彼女の体がうねって、人一人分ほどのスペースを開ける。
「…ご主人様、俺には妻が…っ」
「聞こえないなぁ…もう一回言ってみてぇ?」
「俺には妻が…ッ!」
彼女の体から腕が飛び出て、俺を掴んだ。
そのままクララの体内に引きずりこまれる。
「今日は一緒に寝なさい?それが命令…」
「…わかりました」
「でも、逆らおうとするのはよくないかなぁ?お仕置きしてあげる…」
股間のスライムがまた動き出す。
その蠕動は、俺の全てを知ったかのような動きだった。
「や、やめてください…!」
「やだよぉ、ほら、奥さん以外の中で果てていいのかなぁ?ほらほらぁ…」
激しい動きに歯を食いしばって耐える。
魔王の笑顔を思い浮かべて、必死に我慢した。
「…ふふ、今日はここまで、おやすみなさい」
「え…?」
急に動きが止まる。
もうすぐ我慢の限界だったのが、突き放されて物悲しい感じがした。
「ここで私のものになるって誓えばぁ、気持ちよくしてあげるよぉ?」
「…おやすみ、なさい」
我慢だ。
帰ったら、いつでもウェルカムの魔王にぶつけたらいい。
「…エ…メ…」
粘ついた彼女の体を感じながら、俺の瞼は閉じた。
「ふふ、うふふ、わ、私たちが人権を手に入れたら、あなたは一生私のものにしてあげる…私の愛玩奴隷に…ね」
お仕置き完了!
さて、新作を書き始めたいのですが、処女作が現在行き詰まっています。ここ5ヶ月も更新していないので、いっそのこと消して、また別の作品を書き出したいと思っています。
これまで待ってくださっていた方がいたら、この場を借りてお詫び申し上げます。
削除は新作の踏ん切りがつきしだいですので、もしも残しておいてほしい、という方がいらっしゃったら感想などくださるとありがたいです。