ヤンデレ魔王に追い回される日々   作:パ〜ム油

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久々の使いやすいキャラ、ヘイジ登場!
エ□要素入れすぎたら怒られそうなので、シリアスもちまちま書きます。どっちも書くの楽しいですがね。


勇者と戦士の話し合い

「ユーリィ様、起きてください」

「ん…ありがとさん」

ウルスラが起こしに来る。

魔王はこの前みたいに突撃&ディープなキスしてはこない。

今は何やら部屋に閉じこもったり、魔界市に出かけたり、不穏な動きをしてるらしい。

なんでも怪しげなサキュバスの秘薬とか、弓を強化するための、アルラウネの強靭なツタとか買ってるらしい…。

怖い。ま、実害はない。というか、今までの依存よりずいぶん楽だ。前の状態と足して二で割ったらいいのに。

「あの…ユーリィ様のご友人を名乗る人間が早朝に来てらっしゃいます」

「…!」

暗殺者。まずこの言葉が浮かんだ。

ついに来たか。戦争も近くないのだろう。

「何人来た?」

「お一人、です」

「…え?」

「それに、おかしな訛り…?喋り方をする方でした」

あ、だいたい分かる。一応確認しよう。

「どんな喋り方だ?」

「ござるです」

よし、行こう。

にしても、ヘイジ一人?さすがにあの冷静なヘイジが殴り込みはしない…と思いたい。ただ、他のメンバーからしたら、パーティのリーダーたる俺が抜け出したということになっている。

それは裏切りに等しい。いや、魔王を愛したという理由によって、それ以上の重罪だろう。

ヘイジはまっすぐな戦士だ。他メンバーを巻き込まず、一騎打ちを挑んで来てもおかしくはないだろう。

なんにせよ、話し合いたい。ヘイジなら分かってくれると思ってる。

 

「…ヘイジ、待たせた、な」

「勇者殿、お久しぶりでござるな」

ヘイジはいつも通り、東洋の鎧に身を包んでいた。

片刃の細い剣は足元にある。彼の命らしい。おそらく城に入る際の没収に応じず、粘りまくったのだろう。

さて、何を話そう。

「ヘイジ、その、俺は」

「勇者殿、単刀直入にお聞き申す」

真剣な口調だ。一体…?

「戦争を望んでおるのでござるか?」

「…っ、違う!」

「しかし、国王や、民の中には勇者殿が魔族の強さに魅了されて、寝返ったと申すものも確かにいるのでござる」

「違うんだ、わかり合うために…」

「ならば!なぜ人間界に来ようとしないのでござるか!弁明すらもせず、これではただの不義理者になるだけでござる!」

ヘイジが声を荒らげた。こんなヘイジは見たことがなかった。彼は今自分の感情を留め、仲間を想い、これまでの俺より立派にリーダーの役目を果たしていた。

しかし、俺も考えを曲げるわけにはいかない。

「…言う通りだ、すまない」

「ならば、今からでも遅くはないはz」

「でも!まだなんだ!今行っても、俺が洗脳されたように思った民や国王は、戦争を進めるだけだ」

「勇者殿、戦争を起こさないための考えがおありか?」

「…俺は、魔界で彼らを迎える」

「戦争が始まって魔界に人々が来た時点で、止められると思っておられるのか?」

「考えが、ある、それは…ヘイジにも言えないんだ」

沈黙。ヘイジはしばらくの間、信じられないといったような顔で俺を見て、やがて重々しい口を開いた。

「…勇者殿の腕は、単なる戦闘以外にも信じているでござる、だから、今日は引き下がろう」

「…ごめん、本当に、すまない!」

「戻らないことは、懸命ではあるでござる、くれぐれも御身を大切にして下され」

「…それじゃ、また今度」

「会えることを願っているでござる」

俺は、人間界に戻るつもりはない。

しかし、そのせいで困る人も大勢いる。分かっていたつもりだった。ヘイジは、仲間の声を、民の声を伝えようとして来たのだ。その声が武力という形を取って俺に向けられる前に。

彼は、俺よりよっぽどリーダーに向いていたようだ。

もちろん、それを理由に認めてもらうのを諦めたりはしない。

いつか、魔物と人間が笑って共生できる時代のために。

俺は、仲間を裏切る罪悪を必死でそう紛らわした。

少し、泣いたけど。




ヘイジいい奴や…。
開戦するとエ□書けなさそうだなあ。書こうかなあ。
※内心
どうやって堕とそう。まだ決まってないなんて言えない…!
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