ヤンデレ魔王に追い回される日々   作:パ〜ム油

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魔王の歪んだ性欲と純粋(すぎる)愛はどこからきたのか?


魔王の経歴

660年前(20歳)

「お母さん!見て見て!私、また新しい魔法が使えるようになったよ!」

「あらあら、偉い子ねー♪あなたはきっと、私よりもずーっと強い魔王になれるわよ」

「お父さんにも見せよう!お父さーん!」

「あ…今お父さんは…」

「お父さん?どうしたの?そんな濡れ鼠で」

「ひっ…!た、助けてくれ!もう脳に無理やり快感のフラッシュをもらうのは嫌なんだ!尻尾で穴の開発も嫌だ!」

「お父さんどうしたの?」

「え、えーと…ね、その…」

「僕はもう、君の性欲には付き合いきれない!」

「あら?また逃げ出すつもり?逃げ出したらぁ…どうなるかわかってるわよね?」

「さっきまでぶっ続けで15時間も繋がってたじゃないか…そもそも魔法で無理やり快感をもたらすなんて間違ってるだろう?な?」

「あら♪どんなのがお望みなの?」

「それはこう…愛をもった…な?わかるだろ?ソフトな方が僕はいいんだよ」

「わかったわ♪愛の印として、体中にキスマーク付けてあげるからね♪」

「や、やめ…!」

「お母さんとお父さんは仲良いなぁー」

 

560年前(120歳)

「あれ?お父さんどこ行ったの?」

「うーん…1個目のキスマークの呪印で居場所はわかるはずなのに…たぶんお父さん、私が14個目のキスマークに仕込んだ不老の魔法もろとも、聖水とかで消してしまったのかもね」

「え?そんなことして、平気なの?」

「ん…もう、あの人のこと、諦めたから」

「「恋愛」って難しいんだねー」

「あらあら♪お母さんがエメくらいの歳のころは、そんなこと考えもしなかったわ、きっといい魔王になれるわね♪」

「ねえねえ、魔王って何したらいいの?」

「うーん、勇者を殺し魔族の間の問題を調停したり、あと、何よりも…」

「何よりも?」

「子孫を残すのよ♪」

「し、しそん…」

「あらあら、赤くなっちゃって、かわいい♪」

「大変なんだね、魔王って」

「ふふ、お母さんはちっとも辛いなんてことなかったわ」

「なんで?」

「愛する人が側にいるなら、そんなこと簡単なのよ」

「でもお父さんは帰ってきてないよ」

「エメも愛してるからね♪ま、お父さんはもう…帰ってこないかもしれない」

「ふうん」

「エメも愛する人を見つけたなら、きちんと自分だけのものにするのよ?」

「でも、お父さん閉じ込められるの嫌がってたよ」

「お父さんみたいな魅力的な男には、他の女がたかってくるからね、多少本人が嫌がっても無理やりしないと」

「よし、私も愛する人見つけよっと!」

 

300年前(380歳)

「ど、どうも、新しく入ったウルスラ・バードと申します」

「よろしくね♪」

「お母さん、新しいメイドさんなの?」

「ええ、ゆくゆくはマリンの育成係を任せるわ♪」

「よろしくお願いします、お嬢様」

「お嬢様?」

「あなたのことよ」

「あはは、そんなに堅苦しくならなくても、私のことはエメラルって呼んでよ」

「は、はい…エメラル様」

「うん!これからよろしくね!」

「仲が良くてよかった♪」

 

100年前(580歳)

「お母さんは!?」

「お医者様をお呼びしたのですが、こればかりはどうしようもない、と仰っていました」

「…お姉ちゃん、お母さんに会おうよ、私、このままお別れなんて寂しいよ」

「ウルスラ、お母さんはどこ?」

「いけません、魔力の低下か、あるいは流行病か、原因が分からない内にお二人を近づけるな、とのご命令を受けました」

「…ウルスラはずるいよ」

「なんと仰られようと、ご命令は絶対ですので」

「いいよ、自分で探すから!」

「いいえ、ダメです」

「…ウルスラ、私の性処理頼める?」

「い、今は…」

「…ムラムラしてきたの、ほら、お姉ちゃんなんか放っといて手でシてよ」

「…わかりました、エメラル様、くれぐれも探してはなりませんからね!」

「はいはい…」

 

現在

「ユーリ、シましょうよ!」

「ダメだ、もう今日はヤらないって約束だろ?」

「そ、それは…」

「一週間に10回まで、いいな?」

「…す」

「え?何て言った?」

「そんな約束、破ります!」

「おい!昨日決めただろ!」

「黙ってください!ほら、今日は私のお母さん譲りの催眠プレイしますよ」

「ま、待て!」

「…お姉ちゃん、私もまぜて」

「マリンがいると、シーツがべたべたに汚れてウルスラが怒るんですよ」

「…気をつける」

「そんなこと言って先週はマリンちゃんが上から下から飲ませるせいで、お腹下したぞ!」

「ま、とりあえずユーリは眠っててください」

「ま、まお…う………ぐぅ…」

「じゃあ私、挿れるね」

「ダメです、最初は私が魔法と同時に指でじっくりほぐしてあげるのが大事です」

「あらあら♪催眠で大切なのは相手をいかに気持ちよくさせられるかなのよ、自分のことだけ考えないようにね♪」

「「うむむ…」」

 

お母さんの考えは間違っていない。愛するものを取られたくないのは私も強く思う。けれど、お父さんもユーリも人間だから、大事に愛するだけでは壊れてしまう。

妥協は難しいけれど、ユーリと仲良くできたらそれでいい。最近はそう思えるようになった。

毎晩マーキングはしますけどね。

愛してます。ユーリ。




なかなか面白い人生の魔王。
このシリーズは基本的にセリフだけなので、描写入れられないのがつらし!
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