お仕置き回読みたい人いるのかしら。
夜も更けて、俺は部屋で剣の手入れを終えた。
魔王は俺を多少は信用してくれているのか、武器や防具を返してくれた(俺の部屋が出来たての頃は魔王の設置した監視カメラが15台見つかったりしてた)。
そういえば、よく魔王が俺と同じ部屋に住むって言いださなかったよな。不思議といえば不思議だ。
まあいい、それよりも。
「…今日も、行くか」
俺はそう呟いて、そろそろと部屋を抜け出した。
毎日、2時間くらい、俺は剣の稽古をしている。といっても、王宮で習った練習を繰り返し、筋トレするだけだが。
戦争。
俺は一生関わらないと思っていた。
しかし、もうじき起こるそれは、きっと今の俺の実力じゃ終わらせられない。
無駄な殺生を止めて、みんなに納得してもらうためにも、俺は…。
「…お兄ちゃん」
「ぅえ!?」
城を抜けたところで、背後に魔王の妹がいた。
「や、やあ、えーと…」
「…マリン・デラルスです」
「マリンちゃん、もうすぐ寝ないとさ」
「…お兄ちゃんが抜け出して夜な夜な女の人の家に通ってるって、お姉ちゃんに言いたくなってきたなー」
「わかった、なにが望みなんだ?」
「…ふふ、私も付いていく」
「いいけど、見てても面白くないぞ?」
「…お兄ちゃんが頑張ってるの、見るだけでも楽しい」
「へー?」
そういえばこの子も俺を好きとか言ってた。その時は冗談かと思っていたが…。
ふと、指輪が光った気がした。
「ん?なんか…指輪が…」
そして、いきなり魔王が飛び出してきて。
「ゆ、ユーリ!偶然ですね!」
「…お姉ちゃん、指輪に細工しt」
「うるさいっ!子供は早く寝なさい!」
「…ま、そんなことだろうとは思ったよ」
三人(主に二人言い争いつつ)で庭に向かう。
「じゃ、ちょっと練習するから…」
「ユーリ、戦争のこと、考えてるなら気にしないでください」
「…!」
さすがは魔王。俺の考えに鋭い。
「別に…魔王より弱いと格好が付かないって思っt」
「…お兄ちゃん、嘘はよくない」
マリンちゃんにまで指摘された。
「…ごめん」
「謝らなくても、いいんです、ユーリは私が守りますから」
「それじゃ、ダメなんだ」
「なぜですか?ユーリは私のお婿さんなんですから、私が守って当然でしょう?」
「…私も、ついてる」
「俺さ、仲間といた時に、さ…」
今となっては懐かしい話だ。
1年ほど前に、俺とハルカは二人旅をしていた。
確か全滅して、資金不足でパーティを連れて行けなくなったが、ハルカは付いてきてくれたのだ。
「勇者様、その…もしも、世界が平和になったら、どうなさるのですか?」
「んー?そうだなあ、王様に報告して、あとは姫と暮らすかな」
「…!ひ、姫様と、ですか?」
「ああ、俺は普通に生きてたら結婚できないと思うけど、王様が「魔王を倒せば娘を嫁がせよう」ってさ、姫も別にいいみたいだった」
「そ、そんな簡単に人生を決めてはいけません」
「はは、先のことは分からない、でも、あの王様の申し出を断ったらそれこそ、戦争になるじゃないか」
「それもそうですが…」
「戦争になったり、姫が俺みたいなのと結婚して悲しむくらいなら、魔王と刺し違えるのが一番かもしれないな」
「私は、たとえ戦争になっても、そばにいますから」
「頼もしい仲間だよ、ありがとうな」
「ってなことがあったんだ」
「ユーリ、お仕置き追加です」
「…お姉ちゃんに賛成」
「え!?」
そうこう言っているうちに、2時間経っていた。
「もう遅いし、帰るか」
「そ、そのぅ…ユーリ、今日、一緒に寝てもいいでs」
「だめ」
「…私も一緒に寝t」
「だめ」
「「…」」
まずい、空気が重い。
「どうせ、魔王はやましいこと考えてるだろ?」
「実は、ウルスラから「人間というものは、結婚初夜に子を作る儀式を行うのです、ユーリィ様もそれをお望みかと」って…」
「…私も、盗み聞きした」
「あのな、まだ子供とか…早いだろ?」
「わ、私はいつでもウェルカムです!もう濡れに濡れて準備オーk」
「うるさい!とにかく一人で寝るからな!」
部屋に入る前に、魔王が微笑んで言った。
「本気で、私は今からでもユーリとの子供、欲しいです」
「ま、考えとくよ」
「だ、だから、いつでもその気になったら、言ってほしい…です」
「ん、おやすみ」
そう言って、部屋に入り、ベッドに寝転ぶ。
子供…か。
次の日、魔王が全裸で俺に覆い被さって寝ていたことは言うまでもない。
最近H要素少ないからお仕置き書こかな。