7話
「おっしゃあ!!!今夜は焼き鳥だァァァァァァ!!!」
ひよこ頭はセクハラの罰として磔にされ、焼かれている。
「あちゃちゃ!!!ヤバイってこれ!!!アヴェンジャーになる!!!オルタちゃんになるゥ!」
「おう!なれなれ!もっと焼かれろ!バーカ!」
「おのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれ」
「相変わらず騒がしいですね皆さん」
私は男連中の騒ぎを遠巻きに見ていた。
「ええ本当ねぇ〜」
「あの凛さん...何してるんですか...」
「ああこれ?」
凛は私の銀色の髪を何やらいじっていた。
「あなた普段はツインテールだけど私の見込みだとポニーテールとか似合うと思うのよねぇ〜」
「いやそんなこと...」
私は謙遜した。本心だった。
「それに純白のワンピースに似合うのはやはりポニテよ」
凛は私の髪を結び終え、感嘆の声をあげる。
「本当可愛いわね〜...妹とかにしたいくらい...」
燦々と輝く太陽はスポットライトの様に、少女の清楚な姿を讃えるようであった。
そっとはにかむ笑顔は太陽よりも眩しい。
ーーーだがふと
銀髪の少女がとても儚い存在の様に感じられた。
手を伸ばそうとすれば雨雫の様に零れ落ちてしまうのではないか。
そう思わせるほどに彼女の笑顔は哀しみを讃えている様な気がしたのだ。
「どうしたんですか?凛さん」
「なんでもないわよー」
今感じた邪な感情を捨てたいと思ったからなのか少し投げやりな言い方になってしまった。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
アサ...焼肉番長が右手には塩、左手にはオリーブを持ちながら全力を持って焼肉に臨んでいた。
「やっぱすげぇよ...番長は...」
「当たり前だろ俺を誰だと思ってる?生前焼肉のみでイングランドの皇帝を暗殺した男だぞ」
「うおお...」
600%嘘の話をユウサクはなぜか信じ、尊敬しているようだ。
「はーい皆さんお待ちかね焼き鳥ですよー」
ホームズとシンジが男体盛りになった鈴木を運んできた。
「タイトルはぴちぴちお魚天国だよ諸君」
「この世でもトップレベルの汚染物質に題名なんていらねえだろ」
「もっとスケベなことしていいんだぜ?例えばお掃除フェ...ってあああああああああああ!!!!!!」
ひよこ頭が卑猥なワードを言い終える前にバーサーカーがあつあつのスクランブルエッグを顔にかける。
「よっしゃ完成だワンニャン時空伝」
「いいよねワンニャン時空伝」
などと談笑していた。
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「コトミネさん報告をお願いします。」
ヴィスタリオ家の中でナイトの称号を持ち、またアサシンのマスターでもある男イオニスとシロウは隠れ家に隠れ、レジスタンス勢力を全員抹殺する作戦を実行しに来ていた。
「レジスタンス勢力は現在6名全員生存しており、今はここ072地区に滞在中です」
「なるほどではアサシンを向かわせましょう」
霊体化を解いたアサシンはコートに仮面という出で立ちだった。
「そちらのキャスター...オズ?でしたか協力を貰えないでしょうか?」
「ええもちろんよ」
キャスターも上辺で了承した。
「ではイオニスはキャスターと作戦の打ち合わせを行ってください。私は当主への報告がありますので」
そう言いつつ私はドアを開け、外へ出る。
勿論当主への連絡などなかった。
なぜ外に出たか?その理由は簡単
無論モルガンの宝具の被害を避けるためだった。
奪われし理想郷
ーーー隠れ家は空間から完全に消え去った。
「今は彼らに消えてもらうわけにはいかないんでね」
そう捨て台詞を吐いた。
吐いた途端だった。
矢のようなモノが自分の肩を射抜いた。
「なッ!?」
「シロウ。いや叛逆者よ。どういうことか説明して貰おうか。」
生きてるだと!?
対魔力EXすら貫く宝具だぞ...どういうことだ...?
「キャスターは眠らせておいた。美しい女性には手を出さないという主義と、このサーヴァントとお前の令呪は当主様に捧げるためにだ。」
「アサシンは下がってろ。一対一で決着をつける。」
ふぅ...やれやれ...
厄介なことになったなぁ
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「う〜ん!!!美味しいわね!焼肉!!!」
買い物も終えた一同は皆食卓についた。
「良い文明だね。焼肉とは。こうして肉を囲い一緒に食を共にするのもなかなかに楽しいものだ。」
「ああ...どこかの誰かがセクハラしてなければ文句無しの最高の1日だったんだがな」
「あんまり誉めんなよ照れるだろ?」
「ねえほんとお前反省してる?」
「アサシンあーんしてあーん」
「いやそれは流石に恥ずかしいって」
「あーんじゃあーん」
「ヒューお熱いですねぇ!良かれと思ってカメラ置いておきますよ」
「おい何してんだユウサク」
私本当に殺されたんだろうか...
そう思うほどに今の光景は平和そのものだった。
「どうかしたんですか?」
桜が心配に思ったのか話しかけて来た。
「どうでしたか?銀ちゃんの歓迎パーティーは?」
「え?歓迎パーティー?」
「凛が貴方のために急遽計画したんですよこれ」
なぜ私...いやわしなんかのために...
「イリヤスフィールという少女がいたんです。その子は凛の義理の妹でした。似てるんです。とっても貴方と。それもあってか。あなたのことは特別に感じてしまうんだと思います。」
そうだったのか...なんだか不思議だ。
イリヤスフィールという名前は他人のような気がしない。
なんだろう久方振りに母の名前を聞いた感覚だ。
「なんだか湿っぽいかもしれないけど改めてありがとうございます。」
「いいんですよ!銀ちゃんさん」
桜は心地いい笑顔をしてそういった。
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「ゔっ...!」
焼肉番長は口から赤い血を垂れ流していた。
「番...長...?」
「なんて声出してやがる...ひよこォ...」
血みどろになりながらも焼肉の王は地になんとか立とうとする。
「俺は焼肉番長...ハサン サッバーハだぞ...こんくらいなんて事はねえ!」
「でも...でもォ!」
「いいから行くぞ!!!皆が待ってんだ...」
どこいくねーん
「肉の焼き加減が甘くてお腹壊しただけよアレ」
END