姫野四葉は勇者である   作:水甲

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49 守護の勇者

私と東郷ちゃんの前に、私に似た少女が立っていた。そっか、彼女は……それに私はある世界で戦ったことがある。

 

『こうして貴方と会うのはあの世界以来ですね。四葉』

 

「はい……守り神様」

 

『東郷美森……彼女の親友でいてください』

 

「は、はい……」

 

『私はこの戦いを終わらせます』

 

守り神様はそう言って、大型バーテックスへと向かっていった。私と東郷ちゃんも行こうとするけど、何故か私は勇者の姿から元の姿に戻されていた。

 

「そんな……」

 

守り神様は私がもう戦わないように勇者の力も全て持っていったの

 

「どうすれば……私もまだ一緒に戦いたい……」

 

「四葉ちゃん……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒメノSIDE

 

再生を繰り返すバーテックス。ここまで厄介なの久しぶりな気がする

 

『本気で戦うのは若葉ちゃんたちを助けた時以来かな……』

 

私は3つの神器を一つにし、一本の白く輝く刀に変えた

 

『神刀!!姫葉刀!!』

 

姫葉刀を構え、私は何体ものバーテックスを一気に切り裂いていく。切り裂いた瞬間、バーテックスは再生しようとするがその前に光になって消えていった。

 

『無理だよ。今の私は天の神と神樹の上の力を持ってる。もしも女神とか邪神がいたらそれと同等くらいかな』

 

姫葉刀の刀身が白い光の玉に変わり、レクイエムバーテックス以外の大型を全て消し去った。そして私は戦っている勇者たちの周りに障壁を張った。

 

「ちょっと、これ……」

 

「あの人がやったの?」

 

「あれが大赦に伝わる守り神なの……」

 

「もしかして一人で終わらせようと……」

 

勇者部のみんな……あとは私に任せて……

 

私はレクイエムバーテックスを見つめた。レクイエムバーテックスは何度もレーザーを放ってきた。

 

『終わらせる……』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

四葉SIDE

 

守り神様が一人で戦ってる。私も一緒に戦いたいけど……もう戦う力がない

 

「どうすれば……どうすれば……」

 

「四葉ちゃん……勇者部五箇条!!なるべく諦めない!!」

 

東郷ちゃんが突然五箇条を言った。何で……ううん、諦めない。そうだまだ諦めない。諦めたくない

 

「戦う力がなくっても、それでも私はみんなを守りたい!!神樹様……お願い。私に力を……みんなを守る……守り神様をも守る力を……」

 

私は必死に祈った。神樹様に届くまで必死に祈った。

その時だった。私の前に光の玉が現れ、一人の少年に変わった。私はその人を見て驚いていた。

 

「桔梗?」

 

『別の世界のだけどな。あんたとこうして話すのは初めてだけど……僕のことを覚えてるか?』

 

「……もしかして守り神様と一緒にいた……」

 

『届け物だ。今なら扱えるはずだ。天の炎を宿した刀を、女神たちの力を宿した短刀を……』

 

少年は私に赤い刀と水色と白の短刀を渡し、姿を消した。私はそれを手にとった瞬間、全てを理解した。

 

「ありがとう……守り神様……今行きます!!変身!!」

 

まばゆい光とともに私の姿は真っ白な勇者の衣装に変わり、両手には受け取った刀が握られていた。

 

「四葉ちゃん……」

 

「行ってくる。そして必ず帰ってくるから……」

 

「うん」

 

私は守り神様の元へと向かうのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

守り神様はバーテックスの攻撃を受け続けていた。私は赤い刀を大きく降った瞬間、炎が出てきて、バーテックスの攻撃を防いだ。

 

『これは……』

 

「守り神様……」

 

『四葉……その姿……それにそれは……』

 

「私達が繋いだものです」

 

『……そうあの子が……』

 

「一緒に行きますよ。守り神様」

 

『えぇ』

 

私は2本の刀を、守り神様は一本の刀を構え、バーテックスへと突っ込んでいくのであった。

 

『私は勇者たちを……みんなを守る』

 

「私はみんなを……守り神様も守る」

 

「「いっけぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーー!!」」

 

一つの閃光になり、バーテックスを貫いた。その瞬間世界は樹海から元の世界へと戻るのであった。

 

『あとは……私が終わらせます』

 

 

 

 

 




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