ハリー・ポッターとアンブラの魔女   作:サーフ

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やっぱり小説書くのは楽しいですね。
ただ、私の文章力だと表現したいことを十分に表現できなかったり、読みにくかったりと…
これからも頑張って書いて行きますのでよろしくお願いします。


ファーストコンタクト

数日が経ち再び「The Gates of Hell」の看板に光が灯る

店内には数日前と同じメンバーが店内のBGMを聞きながら談笑をしている

 

「そういえば、この前の大男から手紙が届いたぜ」

 

エンツォはポケットから薄汚い一枚の羊皮紙を取り出しテーブルへ置いた。

 

「へぇ、羊皮紙なんて中々渋いわね」

 

手紙を受け取ったベヨネッタは眼鏡を直しながら手紙を読み始めた。

 

 

『この前は楽しかったぜ、またこっちに来るんだよな? その時は教えてくれよ、迎えに行くからな』

 

「汚い字ね……ところで手紙はこれだけかしら?」

 

「あぁ、これだけだぜ」

 

エンツォは再びベヨネッタから手紙を受けとり、顔の前で左右に振る。

 

「ところで、これがどうやって届けられたかわかるか?」

 

エンツォはニヤニヤと笑いながら布で覆われた物体をテーブルの上に置く。

 

「こいつが家に突っ込んできたときは驚いたぜ」

 

そういって勢い良く布を取り除くと大きな鳥かごがあり、その中には1匹のフクロウが眠そうな顔をして鎮座している。

 

「これは?使い魔かしら?」

 

「さぁな? そういうのはよくわからないが、手紙をコイツに持たせればいいらしいぜ」

 

「便利なものね」

 

フクロウは相変わらずあまり動かずに瞬きを繰り返している。

 

しばらくすると奥からロダンが羊皮紙とペンを持ってやってくる。

 

「返事ならこいつに書きな」

 

「わかったよ、ところでどう返信すりゃいいんだ?」

 

「あまり詳しくこちらの情報を渡すわけにもいかないからな、適当にそちらに行くと伝えながら、セレッサの存在を匂わせばいい」

 

「そういうことなら、こっちに任せるんだな」

 

エンツォはそういって酒を少し煽ってからペンを取り筆を進めていく。

 

「ところでロダン、そろそろ新しい玩具は出来たかしら?」

 

「すまねぇな、殆ど完成しているんだが、少し手間取っていてな、入学までには完成させるぜ」

 

そういってロダンは葉巻に火をつける。

 

「向こうの連中には心を読む奴がいるらしい。お前ら2人には大した問題じゃないだろうが、エンツォ、お前にとっては大問題だ。」

 

「どうすりゃいいんだよ」

 

「こいつを使いな」

 

ロダンが胸ポケットからサングラスを取り出した。

 

「サングラスか?こんなんで防げるのかよ」

 

「これには少し細工をしてある。そう簡単には破られない筈さ」

 

「そいつはありがたいな」

 

 

店内BGMを奏でていたレコードが4枚目に入ろうとしたころ

 

「よし、こんな感じでいいだろうよ」

 

エンツォがそういって羊皮紙をたたんで鳥かごからフクロウを出す。

 

「後はこいつに持たせて……よし、それじゃあちょっと外に行ってくるぜ」

 

テーブルの上のナッツを数粒手に取ってフクロウに食べさせながら、エンツォは店の外へ出ていった。

 

「届けてきたぜ」

 

「あら、早かったわね。もう終わったのかしら?」

 

「あぁ、店を出たらすぐに飛んで行ったぜ」

 

「ところで、私のことはなんて書いたのかしら?」

 

「あぁ、史実の通りにアンブラの魔女は滅び、その血を少し受け継いでいる可能性がある子供で隠されて育てられたという設定だ」

 

「あら、結構複雑な設定なのね」

 

「そっちの方が向こうも聞いては来ないさ、さて俺はまた別の仕事があるからこれで失礼させてもらうぜ」

 

エンツォは店の扉を開けて外へと出ていった。

 

 

 

 

 

あの男に手紙を送ってから数日が経ったある日、返事を持ったフクロウがハグリッドの元に戻ってきた。

 

 

「戻ってきたか、さてどうだろう」

 

 

ハグリッドが手紙を受け取るとフクロウは止まり木に飛びつき眠りについた。

 

『来週あたりにそっちに行くから道案内頼んだぜ。ところでこの前言っていた件についてたが、大方の目途が付いた。アンブラの魔女は滅んでしまったらしいが血を受け継いでいる子供が居るという話だ。その子供なんだがまるで魔法の様な力を持っているらしい……お前らそういうのには詳しいんだろ?』

 

思わず体が固まってしまう、あの男に魔法使いであることは話していない。

いったいどうやってあの男は……

とにかく今はこれを校長に相談しなくては。

そう思い立ちハグリッドは急いで校長室へと足を進めた。

 

「失礼します」

 

ハグリッドはそういいダンブルドアの前に手紙を差し出した。

 

「これはいったいなんじゃ?」

 

「あの男からの手紙です」

 

「手紙が来たのか、どれ……」

 

しばらくダンブルドアは手紙に目を落としていたがしばらくするとその顔は驚愕に変わった。

 

「これはどういうことじゃ?」

 

「わかりません、俺は魔法のことなど一言も……」

 

「そんなことはどうでも良いのじゃ。」

 

「え? どうしてですか?」

 

「ガリオン金貨を渡した時点でマグルどもでも知っている者は知っておるからな、それに情報屋だと言っておったじゃろ」

 

確かに、そう言われてハグリッドは納得したように首を上下に動かした。

 

「それより問題なのは、アンブラの魔女は滅び、今は血を引いている可能性のある子供のみだという事じゃ……次会うときこの子も連れてこれるか聞いてみてはもらえんか?」

 

「子供をですかい?」

 

「さよう」

 

「わかりました、じゃあ急ぎ返信を送ることにします」

 

そう言ってハグリッドは急ぎ手紙を書くために自分の小屋へ向かった。

 

 

 

ついにあの大男と再び会う日がやってきた。

エンツォの隣にはいつもと同じ服装のベヨネッタと赤を基調にしたレザーの服を着こんだジャンヌが立っていた。

 

「さて、もうじき現れるはずなんだけどな」

 

エンツォは先程から数えて10回以上時計を見ている

 

「そろそろ時間だ。セレッサ、そろそろ準備をした方がいいぞ」

 

「そうね、そうするわ」

 

そういうと一瞬にしてベヨネッタの姿は幼い姿になり11歳前後の見た目となった。

 

「これで準備は出来たわ」

 

ベヨネッタはそう言って手鏡を取り出して化粧を整える。

そこには妖艶さと幼さを合わせた美少女が存在していた。

 

「来たみたいだぜ」

 

エンツォがそう言って顔を前に向けると、そこには大きな男と、長い髭を生やした老人が歩み寄ってきた。

 

「よぉ、ここだぜ」

 

「待たせてすまなかったな。立ち話もあれだから店に行こうぜ」

 

そう言って大男の後についていき店に入っていく。

店の中は数人の人間がいたが私たちが入ってくると一瞬だけこちらを見た後、また再び顔をそむけた。

 

「自己紹介がまだじゃったの。ワシの名前は、アルバス・ダンブルドア、こっちがルビウス・ハグリッドじゃ」

 

「こちらこそよろしく頼むぜ、俺はエンツォだ。こっちにいるのがジャンヌ、この小さいのがベヨネッタだ」

 

「よろしく頼むぞ」

 

そう言ってダンブルドアは手を出し3人と握手を交わした

 

 

テーブルについてしばらくしたら店員らしき人物が注文を聞きに来たので適当に酒とジュースを頼み少しのチップを渡した。

 

「さて、仕事の話についてだが……」

 

「その話なのじゃが、そちらの2人は関係あるのかのう?」

 

ダンブルドアが一瞬目を鋭くさせる

 

「少し関係があってな、同席させても構わないか?」

 

「そういうことなら構わないのう」

 

「さて、話を戻すぞ、話に出ていた【アンブラの魔女】についてだがな」

 

「うむ、手紙のことは真実なのかのぉ?」

 

そういってダンブルドアはエンツォの目をじっと見つめる。

開心術をかけようとしているのだ。

 

「その前によぉ……頭ん中を覗くような事はやめてはもらえないか」

 

エンツォがそういうと、ダンブルドアは驚愕したような顔をしてから、目線をずらして

 

「すまなかったのぉ、ところでマグルのお前さんがどうして覗かれていることに気が付いたのじゃ?それに見えないようじゃ」

 

「こっちもこういう業界だからな、いろいろとあるんだ、対策の一つや二つ用意しているさ」

 

そういってエンツォは酒を一口飲み、サングラスに手をかけてダンブルドアをにらみつける。

 

「話を戻してもいいか?」

 

「頼む」

 

「【アンブラの魔女】は手紙でも書いた通り滅び去ってしまった種族だ」

 

「そうか…」

 

ダンブルドアは苦虫を噛むような表情をして頷いた。

 

「まぁ、唯一血を引いている可能性があるのが…こいつだ」

 

そう言って二人の方を見る。

 

「ベヨネッタ…こいつがその可能性のある子だ」

 

「姉の方は違うのかの?」

 

「血縁上は姉だが、親が違うらしい」

 

エンツォの急な返しに私達は案外やるものだと思っていると、ダンブルドアは明らかに気まずそうな表情をしていた。

 

「そうじゃったのか、それは…大変じゃったの」

 

「そこで、この娘についてなんだが…」

 

「ワシの学園に入学させたいということかの?」

 

「話が早くて助かるぜ」

 

「そうじゃの…」

 

眼鏡を少し持ち上げダンブルドアはベヨネッタを視界にとらえてしばらく見つめる

 

「確かに素質はあるようじゃの…その子に入る意思があるなら今期の新入生として入学を許可しよう」

 

「そういってるがどうするんだ、ベヨネッタ?」

 

「そうね。私も興味があるわ」

 

そう言ってベヨネッタ、幼い少女は眼鏡の奥の瞳でダンブルドアを見つめる。

 

「よかろう、数日後に入学に必要な書類とリストを持ったこちらの教員を送るとしよう」

 

そういってダンブルドアは手元にあったナッツを3粒ほど口に放り込みかみ砕いた。

 

 

 

 

彼女たちと別れてからワシは自室に戻り先程の少女について思い返す。

 

あの少女はとてつもない魔力を持っておった、今まで見つけることができないのが不思議なほどに

それだけではなく、底知れぬ力を持っているような気がした。

 

「失礼します」

 

しばらくすると扉が叩かれ一人の女性が入室してきた

 

「校長、お呼びで?」

 

現れた女性はミネルバ・マクゴナガル、グリフィンドールの担当教員だ

 

「すまないが今度の週末に、この生徒の買い物に付き合ってはもらえぬか」

 

そう言って、彼女に先程の少女の資料を渡す。

 

「わかりました。新入生ですか?」

 

「さよう、頼んだぞ」

 

「はい」

 

そういうと彼女は踵を返し部屋から出ていった。

 

「ふぅ…」

 

一人ため息をついてから天を仰ぐ。

 

「今年はいろいろありそうじゃ…」

 

そんな独り言を呟きながら巨大な椅子に腰を掛け、深いため息をついた。

 

 




今回はここまでです。
次回はダイアゴン横丁で買い物ですね。
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