ハリー・ポッターとアンブラの魔女   作:サーフ

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え?この文章力でダンスの描写を……できらぁ!


ダンスパーティー

  数日後、クリスマスパーティーも目前に迫り、多くの生徒が慌てふためいている。

 

 そんな中、代表選手の一人である、ハリーは未だにパートナーが決まらないのか、同じく決まっていないロンと傷の舐めあいをしている。

 

「ダンスパーティーがなんだ! なんで踊らなきゃいけないんだ!」

 

「そうさ! パートナーがなんだっていうんだ!」

 

 大騒ぎしている2人の元に、ハーマイオニーが少し自信に有り気に近寄っていく。

 

「貴方たち、まだパートナーが決まってないの?」

 

「なんだよ…文句でもあるのか? そういうハーマイオニーはどうなんだよ? ネビルに誘われたって聞いたけど、断ったんだって? 勿体無い事したな、なんなら僕が相手してやろうか?」

 

 ロンが悔し紛れにハーマイオニーを誘う。

 

 

「あら? お生憎様。素敵なパートナーが見つかったわ」

 

「マジかよ」

 

 ハリーとロンはその場で大きく驚き、唖然とした表情を浮かべている。

 流石にそれは失礼では無いだろうか?

 

「それって誰?」

 

「内緒よ」

 

 ハリーの質問にハーマイオニーは勿体ぶる様に秘密にした。

 

「あーあ。女の子って本当に秘密が好きだよな。ベヨネッタ、君はマルフォイと踊るって聞いたけど本当かい?」

 

 ロンは私が視界に入ったのか、急に話を振って来た。

 

「そうよ。向こうから誘ってきたからOKしてあげたわ」

 

「本当だったのかよ。どうしてあんな奴と…君はグリフィンドール生だろ?」

 

「別に私が誰と踊ろうと関係ないでしょ?」

 

「まぁ…そうだけど…」

 

「そんな事より急いだ方が良いんじゃないかしら?あと1週間を切ったわよ」

 

 残り1週間を切ったという実感を得たのか、未だに決まっていない2人は頭を抱え、何処かへと消えていった。

 

 

 

 

 ダンスパーティー当日、私は白を基調とした、お気に入りのドレスに身を包み大広間の前でパートナーのドラコがやってくるのを待っている。

 

 そのドレスは、肩元から胸元にかけてスリットが開いており、中心部にブローチを付け、腰の所に白の薔薇の花をあしらい、スカート部分にもスリットが入っている。

 

 腕には黒のオペラ・グローブを付けており、肩に黒い毛皮のストールを掛けている。

 

 

 他の生徒達が来ているドレスとは多少異なっているのか、多くの生徒が私の姿に目を奪われている。

 

「お…おぉ…」

 

 奥から黒を基調とした、タキシードドレスを着込みドラコが私の前に現れた。

 

「遅かったわね」

 

「すまない、少し手間取ってね…」

 

「そう、なら行きましょう」

 

「あぁ、それにしても…良く似合ってるよ、そのドレス」

 

「あら、ありがとう。一番お気に入りのドレスなのよ」

 

 ドラコは、未だに私に見とれている様で、その場から動こうとしない。

 

「どうしたのよ、早く行くわよ」

 

「あぁ、そうだね。じゃあ…」

 

 ドラコは、1歩後ずさると、私に手を差し出して来た。

 

「お手をどうぞ」

 

「気が利くじゃない」

 

 私はドラコの手を取り、エスコートされる様に会場へと入って行った。

 

 

 会場に入ると、ロンを始めとした、グリフィンドール生が驚いた表情を浮かべている。

 

 まぁ、グリフィンドールとスリザリンが犬猿の仲なので仕方も無いだろう。

 

 それにしても、ロンのドレスはフリルが多く、お世辞にも似合っているとは言えない物だ。

 

「代表選手はこちらに集合しなさい!」

 

 ホールにマクゴナガルの声が響く。

 

 人混みを掻き分け、マクゴナガルの元に集まる。

 

 マクゴナガルはエメラルド色のドレスを着込み、普段とは違い、ナチュラルメイクを施し、年相応の気品を醸し出している。

 

 私は、他の代表選手とそのパートナーに目をやると、クラムのパートナーでハーマイオニーの姿が目に映った。

 

「はぁい、ベヨネッタ。素敵なドレスね」

 

「どうも、アンタも素敵よハーマイオニー」

 

「フフッ、ありがとう」

 

 ハーマイオニーは満面の笑みを浮かべている。

 

 笑みを浮かべているハーマイオニーはボサボサな髪の毛を整え、少し派手目のメイクを施し、薄いピンクのドレスに身を包んでいる。

 

「うわぁ…本当に君…ハーマイオニー?」

 

 後ろでは、ハリーが信じられないと言った表情でハーマイオニーを見つめている。

 流石にその反応は失礼だろう。

 

「ポッター、その態度はいくら何でもレディに対して失礼じゃないか?」

 

「「え?」」

 

 ドラコがそう言うとハリーとハーマイオニーは声を上げた。

 

「なんだ? どうかしたか?」

 

「いや…まさか貴方からそんな事言われるとは思わなくて」

 

「そうそう、だってお前…」

 

 驚きのあまり、茫然とした表情でドラコを見て居る二人に対してドラコは嘲笑うように鼻で笑った。

 

「なぁに、例えマグルであろうと、レディはレディだ。そうだろ? セレッサ」

 

「ふぅん…言うようになったじゃない。ルカに何か吹き込まれたかしら?」

 

「いっ…いやそんな事…」

 

「静粛に! 今から入場していただきます。それぞれ組になって、私に付いてきなさい」

 

 ドラコが言葉に詰まった瞬間、マクゴナガルの声が聞こえて、私達は互いに見詰め合い、私は右手をドラコに差し出す。

 

 

「さぁ行くわよ」

 

「あぁ」

 

 ドラコは私の手を優雅に受け取る。

 

 ハリー達も私達を見様見真似で同じように手を繋いでいく。

 

 マクゴナガルはそれを見届けると、ダンスホールと化した大広間の入り口の扉を開ける。

 

 その瞬間、盛大な拍手が私達を迎え入れる。

 

 マクゴナガルの後に続き、貴賓席の前へ歩いてく。

 

 貴賓席には、審査員の面々が座っており、私達は空いている席へと腰かけた。

 

 テーブルの上には金色の皿だけが置かれている。

 

「どうやら、ダンスの前に食事会があるみたいだね」

 

 この状況に覚えがあるのか、ドラコは自信気にそう言った。

 

「そうなのね、これどうやるのかしら?」

 

「あぁ、これはね、自分が食べたいものを言うと、それが出て来るのさ。実践してみよう」

 

 ドラコは皿の方を向き口を開いた。

 

「ローストチキン」

 

 ドラコがそう言うと皿の上に焼きたてのローストチキンが現れた。

 

「ほらね、こうやってやるんだ」

 

「そうなのね」

 

 私達のやり取りを見ていたのか、ハリー達も同じ様に注文をしていく。

 

「君は何を頼むんだい?」

 

「そうね…イワシのムニエル」

 

 私がそう言うと、皿の上には香草をたっぷりと使ったイワシのムニエルが姿を現した。

 

 私は、フォークとナイフを手に取り、イワシのムニエルを一口サイズに切り口へと運ぶ。

 

 どうやら、小骨までしっかりと取っている様だ。

 

 口に入れた瞬間、パセリ・セージ・ローズマリー・タイムの香りが鼻腔をくすぐる。

 

 その後、イワシの香りと味わいが舌の上に染み渡る。

 

 なかなかの出来だ。

 

「結構おいしいわね」

 

「そうだね、ここのシェフは良い腕をしているね」

 

 ドラコは膝に置いているナプキンの端で口を拭いながらそう答えた。

 

「テーブルマナーは完璧なようね」

 

「まぁね、昔から父上に仕込まれたからね」

 

 周囲の生徒と比べても、ドラコのテーブルマナーは完璧だった。

 

 ハリーは良く分かっていないのか、普段通りの食べ方をしている。

 

 

 

 食事の時間を楽しんだ後、ついにダンスの時間がやって来た。

 

 私達は席を立つと、ダンスホールの中心へと互いに手を取りながら進んでいく。

 

「エスコート頼むわよ」

 

「あぁ、任せてくれ」

 

 私はドラコの手を取り、腰に手を回す。

 

 最初はスローテンポなワルツが流れる。

 

 その曲に合わせ、互いにリズムを取りながらステップを踏んでいく。

 

「上手いじゃない、てっきり足でも踏まれるかと思ったわ」

 

「そんなヘマはしないさ、ポッターと違ってね」

 

 ドラコがそういった瞬間、ハリー達のペアは、躓くように転んでしまった。

 

「どうやら、そのようね」

 

 曲に合わせながら、ドラコはゆっくりとテンポを崩さない様に、リードしてくる。

 

 3拍子に合わせながら、時にハイペースにターンを決めていく。

 

「ふぅ…君もなかなかやるね」

 

「まだまだこれからよ」

 

 クライマックスが近付き、私はドラコからリードを奪う。

 

「うぉ!」

 

 ドラコを軽く突き放す様に片手を離し、勢いよく引き寄せる。

 

 その後、左手を引き上げ、右手を腰に回し、ドラコの体重を支えながら、仰け反らせる体制を取る。

 

 その瞬間、周囲から歓声が上がる。

 

「これって…逆じゃないかな?」

 

「今は私がリードしているのよ」

 

 ドラコに軽くウィンクし、ゆっくりと姿勢を戻させると、互いに見詰め合い、そっと一礼する。

 

 どうやらこれでワルツは終わりのようだ。

 

「ふぅ…なんか疲れたよ」

 

「そうかしら?曲もダンスもまだまだこれからよ」

 

 そう言うと、先程まで流れていた曲が転調を始めた。

 

「次の曲が始まったようだね」

 

「そのようね、お色直しでもしようかしら」

 

 私は右手を軽く鳴らす。

 

 その音と共に何処からか現れたスポットライトが私を照らし出す。

 

 周囲の視線を集めつつ、私はその場で飛び上がる。

 

 私を追う様に、スポットライトの光も移動し、空中で静止している私に幾重もの光が重なる。

 

 光同士が重なることで、私の姿はかき消され、シルエットだけとなる。

 

「フッ」

 

 それと同時に、着ていたドレスを脱ぎ捨てる。

 

「「おぉ…」」

 

 周囲から歓声が上がる中、私の体を這う様に、自らの髪を使用した服が編まれていく。

 

 無事、服を着込み終え、私は床に着地する。

 

 

「さぁ、踊るわよ」

 

 

 私は杖を取り出し、足元へ向け軽く振ると、床から1本のポールが現れた。

 

 左手でポールを握り、右手をドラコへと差し出す。

 

 だがドラコは、私の手を取らず、首を左右へと振った。

 

「流石にポールダンスは踊れないよ」

 

 

「あら? そうなの」

 

 私は、右足をポールに絡ませ、左足を床に付け、両手をポールへ添える。

 

 再び曲調が変わり、ジャズベースのスローテンポな曲が流れ始める。

 

 

 

 

 曲に合わせる様に、絡めていた右足をゆっくりと開きながら、両足で地面に立つ。

 

 その後、右手でポールを軽く握り、そのポールに背中を這わせるように、ゆっくりと、途中ウィンクをしつつ、反対側へと移動する。

 

 

 両手でポールを持ち、蛇の様に体を絡め、ポールを軸にし、ゆっくりと回転する。

 

「「おぉ」」

 

 会場の全員が私の踊りに見入っているのか、技を決める度に歓声が上がる。

 

 スローテンポな曲も、終盤に近付き、ゆっくりとポールの周りを回りつつ、そっと手を絡める。

 

 曲のフェードアウトに合わせ、右手でポールを掴み、背中を見せながら、その動きを止め、フィニッシュを決める。

 

 ガラス越しに巨大な三日月が私を照らし、周囲が幻想的な雰囲気となる。

 

 

 曲が終わり、余韻が流れた後、会場から割れんばかりの拍手が巻き起こる。

 

「流石だね、とてもロマンチックだったよ」

 

 

 ドラコはゆっくりを私に手を差し出した。

 

「どうも」

 

 私はその手を取り、ポールを降りる。

 

 

 ドラコは一礼し、私は再びポーズを決めると、会場のボルテージは最高潮へと達した。

 

 そんな最高のボルテージの中、クリスマスパーティーは大成功を収めた。

 




無理だぁ

ベヨネッタのポールダンスが気になった方は、ゲームを全クリしましょう。
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