ハリー・ポッターとアンブラの魔女   作:サーフ

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皆様
誤字脱字報告ありがとうございます。
誤字などを無くそうとしているのですが、やっぱり気の緩みからか出てしまう事があります。
今後も誤字等が出て来るかも知れませんがその時はお願いします。





組み分け

ホグワーツ特急を降り目線を上にあげると、目の前に大きな古城が鎮座していた。

どうやら、この古城がホグワーツなのだろう。

 

しばらくすると城の方から何度か見たことのある大男がやってきた。

 

「よく来たな!イッチ年生!」

 

大声で叫びながら大男が新入生を学校への入り口に案内している。

私たちも案内に従い古いボートに乗り込んで湖を渡り、城内を進み階段を上りメインホールの入り口までやってきた。

入り口の前にはエメラルド色のローブを羽織ったマクゴナガルがこちらをに観察するように立っていた。

 

「新入生の皆さん、入学おめでとうございます、これから皆さんの歓迎会と組み分けを始めます。

組み分けとはとても重要な儀式です。これからの学生生活の7年間、皆さんには寮で生活していただきます。

寮は全部でグリフィンドール、ハッフルパフ、レイブンクロー、スリザリン。どの寮も素晴らしい歴史があります。

また、皆さんの良い行いは自分が所属する寮の得点になります、また悪い行いは減点の対象になります。

そして年度末には最高得点を得た寮が寮杯の栄誉が与えられます。

どの寮に入っても、皆さんが寮の誇りになる素晴らしい生徒になることを望みます」

 

マクゴナガルが言い終えると大広間へ通ずる扉を開いて私たちを中へ入るように言った。

 

 

 中に入ると煌びやかな空間が広がっており、数千を超える蝋燭が宙に浮いており、周囲を照らしていた。

大広間の大半は巨大で長いテーブルが4つ並んでおりその席の半数に在校生が座っていた。

おそらくそれぞれが各寮ごとに分かれているのだろう。

 

そして大広間の奥の一段高くなった場所にはダンブルドアをはじめとした、教師陣が陣取っていた。

 

しばらくするとマクゴナガルが在校生と教師陣の間に椅子を用意し、その上に古ぼけた帽子を置いてその場を離れた。

すると帽子の真ん中に口のようなシワが現れ突然歌いだした。

歌の内容は各寮を紹介するような内容になっており、要約すると…

グリフィンドールは勇気、ハッフルパフは優しさと忠実さ、レイブンクローは賢く、スリザリンは狡猾そして真の友を得る。

という内容だった。

 

 歌を終えると在校生が拍手をした。

おそらく、恒例行事なのだろう、そう考えているとマクゴナガルが儀式の説明を始めた。

 

「それではこれより組み分けを開始します。名前が呼ばれたら椅子に腰かけ帽子を被ってください」

 

 

「ハンナ・アボット」

 

そう呼ばれた少女が椅子に座り、帽子をかぶると帽子の口が開かれた。

 

「ハッフルパフ!」

 

その瞬間ハッフルパフのテーブルから歓声があがり、拍手が鳴り響く。

選ばれた少女は少し照れくさそうに拍手されているテーブルへ近付き着席した。

 

 

その後も次々と生徒の名前が呼ばれていく。

待っている間、私は果たしてどちらの名前で呼ばれるのだろうかという事を考えながら周囲を見回していた。

 

「セレッサ」

 

どうやら私の番が来たようだ、確かに書類にはセレッサと書いていたからそっちで呼ばれるのが普通か。

 

私は椅子に座り帽子をかぶる。

その瞬間帽子の声が聞こえてきた。

 

『これは…どうしたものだろうか…難しい…本当に難しいな…』

 

「どうかしたのかしら?早く決めてほしいのだけど」

 

『そう言われても…全ての寮に入れる素質を持っているのだがお主の心が全く読めないのだ』

 

「勝手に覗き見しようなんて失礼な帽子ね」

 

『それが仕事だからな』

 

 

そう言うと帽子は黙り込んでしまった。

 

しばらくそのまま時間が流れていくが遅い、あまりにも遅い、周囲にいる生徒や教師陣は固唾を飲んで見守ってはいるが…既に10分が過ぎようとしている。

 

流石に退屈になってしまったので、ポーチから手鏡と化粧道具を取り出す。

 

「これ以上かかるようならいいかしら?」

 

『うむ…すまないがそうしてくれ』

「どうも」

 

一応帽子の許可を取ってからポーチからルージュを取り出す。

 

私の行動に面食らったのか空気が凍り付いた。

 

『ところでお主、希望の寮などは?』

 

「そうね、退屈せずに刺激的なところがいいわ。」

 

『そ…そうか…それじゃあ…』

 

『グリフィンドールでどうだろう?』

 

「退屈しないならどこでもいいわよ」

 

『グリフィンドール!』

 

帽子の声が轟いた。その途端にグリフィンドールの寮生が拍手をして私を受け入れた。

 

その後の組み分け何の滞りもなく進んでいき全ての生徒の組み分けが終了した。

 

 

食事を楽しんでいると私の近くにいたハーマイオニーが声をかけてきた。

 

「ベヨネッタ、あなたもグリフィンドールだったのね」

 

「えぇ、とりあえずはよろしくね」

 

「それにしてもすごい時間がかかっていたわね、一体何があったの?」

 

「どこの寮に入れるか迷っていたらしいわ、おかげで退屈だったわ」

 

「君もグリフィンドールだったみたいだね」

 

振り向くとそこにはハリーとロンが立っていた。

 

ハリーはにこやかだがロンは少しおどおどしながらこっちを見てきていた。

 

「あなた達もよろしくね」

 

「よろしく、それで、どうやらロンが君に話があるみたいだよ」

 

「その…さっきは悪かったな、その、僕も悪気があったわけじゃないんだ」

 

どうやら列車でのことをまだ気にしているようだ。

 

「さっきも言ったじゃない、気にしてないわよ」

 

「ありがとう、これからもよろしくね、その…ベヨネッタ……でいいかな?」

 

「えぇ、いいわよ」

 

 

私がそう言うと彼等は少しお辞儀をしてから自分の席へ戻っていった

 

その後はダンブルドアが適当に入学の挨拶をしていたがその中に一つ気になる項目があった。

 

どうやら4階右側の廊下には近付くなと言う事だ。

しかしなぜそれをワザワザ言う?危険だという事なら誰も入れない様に結界でも張れば良いものを…

そんな事を言えば興味本位で近付く連中だっているだろう。

一体何を隠しているのか…

 

「それでは諸君!楽しい宴もそろそろ終いにして明日に備えよう」

 

ダンブルドアがそうと監督生が立ち上がり新入生を引率していった。

 

 各寮の談話室にはそれぞれ合言葉があるようで、それがわからないと中に入ることができないようになっているようだ。

廊下の突き当りにある太った婦人の肖像画が入口になっているようだ。

 

中に入った後は監督生から簡単な説明を受けて男女別々に分かれて寮に入っていく。

 

部屋は5人部屋で、私とハーマイオニーは同じ部屋割りになった。

 

私を除く4人はベッドの上に大荷物を置いているが私は手にしているポーチのみをベッドの上に置いた。

 

 

「あなたが持ってきている荷物ってそれだけ?」

 

「えぇ、コンパクトでしょ」

 

「これどうなってるの?中にいろいろ入っているのかしら?」

 

「そうよ、少なくともここにいる全員の荷物と同じくらい量は入っているわね」

 

「それってすごいわね!何かのマジックアイテムなの?」

 

「そうね、それに近いものよ、通販じゃ買えない代物だわ」

 

 

ハーマイオニーは先程から目をキラキラさせながら私のポーチを見ていた。

 

そこからしばらくはハーマイオニーが入学したら学びたい事や寮についてなどを話してきたのでずっと聞かされ続けた。

 

彼女は話題に事欠かないようだな。

 

しばらくするとハーマイオニーは眠そうな顔になり舟を漕いでおり、周りは私たち以外のみんなはもうすでに疲れて眠ってしまったようだ。

 

「眠そうね、そろそろ寝たほうがいいわ」

 

「そうね、そろそろ…明日も早いから、寝るわ」

 

「えぇ、おやすみ」

 

「おやすみなさい…」

 

ベッドで横になるとすぐにスースーと寝息を立て始めた。

 

 

「…さて…」

 

 私は杖を取り出して「The Gates of Hell」の店内を思い浮かべる。

 

しばらくすると聞きなれたBGMが耳に響き始めたのでそっと目を開ける。

 

「よぉ、どうだった?ホグワーツってのは?」

 

「そうね、これと言って驚くことはなかったわね、ただあの汚い帽子はもう被りたくはないわね」

 

大人の姿に戻ってからカウンターの席に着く。その後にロダンがグラスにカクテルを注いでこちらに手渡してくる。

 

「そういえば、ある部屋には入るなって言ってたわ」

 

「ほぉ、それはいったい何故だ?」

 

「さぁ?でもワザワザ言うってことはそれなりに理由がありそうね」

 

「そうだな、で、中に入るんだろう?お前のことだから」

 

「当然じゃない。折角のお誘いを無下には出来ないわ」

 

私は差し出されたカクテルを一気に飲み干すと再び杖を手に取った。

 

「もう戻るのか?」

 

「えぇ、居ないのがバレたら厄介だもの」

 

「そうか、ちょっと待ってろ」

 

そう言うとロダンがカウンターの裏へと消えていった。

 

しばらくするとギャーギャーと喚き声をあげている天使の首根っこを掴んだロダンが銃を片手にやってきた。

 

「向こうに行っちゃ日課もできんだろ、ほれ」

 

そう言うと私の方に銃を投げ付けた。

 

空中で回転する銃を右手で受け取るとそのまま右足を軸にターンを決めてから、天使の眉間に向けて引き金を引いた。

 

「ンギャ!」

 

眉間に弾丸が撃ち込まれた天使は醜い姿を一瞬だけ曝した後、跡形もなく消え去った。

 

「ビューティフル」

 

大当たり(jackpot)ね」

 

テーブルの上に銃を置く。

 

「これからも1匹は用意してやるから、忘れずに来いよ、じゃないとお前さんと地獄で再会する羽目になっちまうからな」

 

「えぇ、その時はツアーガイドでもして貰おうかしら」

 

子供の姿になってから、再び杖に魔力を込める。

 

次に目を開けた瞬間には部屋のベッドの上にいた。

 

ブローチの時計を見るに30分程しか時間は経っていなかった。

 

「さて…私も寝ようかしら」

 

しばらく横になると睡魔に襲われて私も眠りについた。

 




グリフィンドールに入りました。

スリザリンや他の寮も考えたのですが、グリフィンドールが一番しっくり来たので今作のベヨネッタはグリフィンドール生となりました。
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