救われた男と堕ちた天使   作:チムチムブッチャー

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夕陽くんの妹登場です!



13話 妹参上‼︎

私は初めての景色に戸惑いつつも駅を降りる。迎えに行こうか言われたが私はとりあえず街を見て歩きたいと断りこれから携帯の地図を頼りに熱い日差しの照る場所に足を運んだ。

 

私、紅朝陽この夏に兄の様子を見に行きます。

 

 

 

 

 

 

見慣れない街ということもあり道に迷ってしまった。携帯で居場所が分かりはするが上手く目的地である兄のアパートに着かない。やっぱりお兄ちゃんに頼んでおけばよかったかな。

誰か近くに人がいないかキョロキョロしていると一人の女性が話しかけてきた。

 

「何かお困りですか?」

 

か、可愛い。私が彼女を見て初めて思った感情がそれだった。藍色の髪を後ろで結びヘアピンが特徴的な人だった。

 

「あの、この場所に行きたいんですが道に迷っちゃって」

「あぁ!それならそこに私も通る予定だったから一緒に行きましょうか」

 

なんだこの天使、お兄ちゃんが好きになった人もこんな感じの人なのかな

私は彼女の案内でお兄ちゃんの住むアパートへと向かっていく。

 

「あの失礼かもしれないんですけど歳はいくつなんですか?」

「今年で16になるわね」

「ホントですか!?一つしか変わらないなんてびっくりしました、大人っぽいから」

 

私がそういうと照れたように紅くなる、そういうところも可愛いです。

 

「あなたはここに来たのは初めて?」

「はい、夏休みに兄の様子を見に来ました。結局夏休みの最後らへんになっちゃたんですが・・・」

「しょうがないわよ、受験生だもの」

「ちなみにどこの高校なんですか?」

「舞天高校よ」

「えぇ!私も今年そこを受験しようと思ってるんです!」

 

なんて偶然なんだろう。ってことはお兄ちゃんと同じ学年って事なんだ、お兄ちゃんもこんな美少女の人と同じ学校通えてるなんて羨ましすぎる。

 

 

 

 

 

私はあっという間にお兄ちゃんのアパート付近にたどり着いた。きっと話が盛り上がったので時間をわすれるほどだったんだろう。お兄ちゃんがこの街に来てから一度も帰ってこなかった理由もうなずける気がする。

 

「あぁ!あれですお兄ちゃんのアパート」

「えっ」

 

私がお兄ちゃんから送られた写真と同じアパートを指し彼女の様子を見ると物凄く驚いた顔をしてこちらを見ていた。

 

「・・・あのなにか?」

「い、いや何で気づかなかったんだろうって・・・」

 

何の事だろう,私はあなたが可愛いって事には出会ったときから気づいてましたよ?

気にはなるけどあまり気にしても意味がないもんね。私がアパートの階段を上っていくとなぜか道案内をしてくれた女性も後ろについて来る。

 

「あの・・・」

「私もこのアパートに用事があったから・・・」

 

私は兄の部屋のチャイムを鳴らす。すると久しぶりにお兄ちゃんの声が聞こえる。

そしてガチャとゆっくり扉が開く。

 

「久しぶり朝陽、あれ?ヴィーネさん」

「・・・ガ、ガヴリールいる?」

 

この人お兄ちゃんと知り合いだったの!?数か月前まで引きこもりだったお兄ちゃんが女の人と知り合いなんて信じられない、それに物凄く可愛い人とこれは何かマンガみたいなのがきっかけで付き合ってるんだ。

 

「いるよ、ヴィーネさんも入ってく?」

「・・・お邪魔するわ」

 

ほら、自然と家に誘ってるしじゃないと男の人ともまともに話せないお兄ちゃんがこんなに自然に誘えないもん。

私とヴィーネさんは一緒にお兄ちゃんの部屋へと入っていく。

部屋がきれいだ、掃除ちゃんとやってるんだ・・・昔は私がお兄ちゃんの部屋もご飯も作ってあげていたのに、少し寂しいと感じる私がいた。

奥に進んでいくとテレビ付近はゲームをしてたのか少し散らかっている。

 

「ごめん朝陽、さっきまでゲームに付き合わされてて」

「もう仕方ないな、早速掃除するからお兄ちゃんも手伝ってよ」

 

久しぶりの兄のお世話にため息を吐きつつも口角が上がっている自分がおり、気のせいかもしれないが動きが心なしか軽く感じる。

 

「まず天気もいいしベットの布団を外に干そうかな」

「まって!そこには・・・」

 

お兄ちゃんが何やら止めようとしていたが既に遅く、私はバサッと勢いよく布団を持ち上げた。すると白いシーツの上に金髪のながいボサボサ髪の赤いジャージのこれまたヴィーネさんにも負けない美少女が丸まっていた。

 

「なんだよ夕陽、もうイベント始まったの?」

「えっ・・・」

 

 

ドユコト・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「本当にごめんなさいっ!ほらガヴも」

「いや、夕陽の部屋居心地良くてさー」

「だ、大丈夫ですよビックリしただけなので」

 

お兄ちゃんには食材やお菓子を買いに行かせて私達3人は綺麗になった部屋で台を囲みながら話をしている。

 

「そういえばヴィーネさんは用事があるって言ってませんでした?」

「あぁ、ホントはガヴリールの部屋で夏休みの宿題をみんなでする予定なの」

「ラフィ達にもさっき連絡したらこっちに来るって」

「大丈夫なんですか?その人達はお兄ちゃんの部屋に来たことないんじゃ・・・」

「隣だし大丈夫だよ、それにみんな一度来た事あるから」

 

なんと衝撃の事実いつの間にかお兄ちゃんが男女で遊ぶイケイケの男の人に変わってるなんて。ますますお兄ちゃんの高校が気になる。

 

 

ピンポーン

 

 

「ほら来た」

 

そう言いガヴリールさんは扉を開けると白く綺麗な長い髪の女の子と赤い髪の元気そうな女の子が扉の前に立っていた。

なんで女の子しかいないの、お兄ちゃんって男でしょ?

 

「あら、あなたが夕陽の眷属ね」

 

いや妹なんですが

 

「あらあらかわいいですね」

 

ギュッと白い髪の人は私を抱きしめる。えっナニナニ!?なんでいきなり私抱きしめられてるの!?ってかこの人おっぱいデカッ!

 

「こらっラフィこの子困ってるじゃない!」

「あら、ごめんなさい」

 

ヴィーネさんが助けてくれてなかったら危なった、もし助けてくれなかったら私の死因がデカいおっぱいで窒息死になるところだった。

このラフィさん謝ってはいるが満面の笑みだ、この人絶対本当は黒い性格してる紅家に伝わるセンサーがそういってる。

 

「ガヴから聞いているかもしれないけどいちおう紹介するわね、夕陽君の妹の朝陽ちゃんよ」

「紅 朝陽(あさひ)です。兄がお世話になってます」

「何となく夕陽の面影があるわね」

 

お兄ちゃんこんな可愛い人たちと仲良くしてるなんてきっとこの中に付き合ってる人いるはずだよね。

 

「あの、一つお聞きしたいことがあるんですが・・・」

 

 

私が質問しようとしたその時扉を開ける音が聞こえた。

 

 

 

 




今までも朝陽ちゃんは名前だけで出てたので名前は知ってた人も多いけど【あさひ】と読みます!
ちなみに夕陽は【ゆうひ】ではなく【ゆうや】ですからね!?
時々、私は間違えてしまいますが皆さんはお間違えなくorz
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