流されて恋姫   作:茶葉

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どうも茶葉ともうします

長年やろうと考えていた恋姫無双の小説を書かせていただきました

肩の力を抜いて揺るーく楽しんでいってください♪


今回は序章と説明回となります、本格的に恋姫無双の世界に行くのは…4話ぐらいかなぁ(^_^;)



(茶°∀°)。〇(毎日補修で夏休みって感じしないいいい(泣))


グリードアイランド

緑がかった普通にはありえない色をして角が生えた熊のような巨体が近くの木ごと自分に害をなす敵を切り裂く。

木が大きな音をたてて倒れ、砂煙を上げる。

決まった、熊が緊張を解いた瞬間にドォンと爆発音とともに熊の巨体が吹っ飛んでいく。

何本も木を倒しながら吹っ飛んでいき5㍍ほどのところで止まる。

黒い服に赤いマフラーをたなびかせ、黒いガンマン帽子を被った男は熊の前に立つと熊は奇妙な音と共に小さなカードになった。男はそれを拾うと右手を軽く挙げ小さく何かを呟く。

すると中くらいの本が何もないところから現れる、男は何ページかめくり窪みにカードをはめて本を再びどこかえと消す。

 

「そろそろあっちも終わったかな…」

 

仲間がいるだろう方向の空を見上げ集合場所に向かって歩き始めた。

 

 

 

 

ちょうど黒服の男が見上げた方向に小さい川があった、その川の中で熊と一人が睨みあっていた。

熊は黒服が倒したのと同じ姿であるが先程より少し大きい。

一方、男は柄が1㍍で先端にパイナップル程の鉄の塊が付いたハンマーというよりは鎚のような武器を構えている。

男もサンダルに黒の七分丈ズボン、白のダブッとしたシャツを着ている。

熊が左前足を振り上げると一気に男に振り下ろす、男は鎚を使って爪を防ぎ、押し返す。

 

「っち、でかいのにちょこちょこと」

 

男が舌打ちをすると全身からオーラのようなものが出てくる、熊も雰囲気が変わったのを本能で感じ後ずさる。

熊が四足歩行のまま突進してくるのを右に飛ん避ける、ビショビショになってしまうが気にしている場合ではない。

熊は避けられたとわかると、その巨体からは考えられない跳躍力で男を潰しにくる、男は鎚を下から掬い上げるように振り迎撃する。

鎚は熊の前足の爪を破壊する、熊が怯んだ隙に脳天に鎚を全力で殴り付ける。

熊は断末魔をあげて倒れる、するとカードに姿を変える黒服と同じようにカードを本にしまい全身の力を抜くとオーラのようなものも消える。

 

「疲れたー簡単にサクッと行けるとおもったのに…」

 

ぶつぶつ呟きなから本を呼び出しカードを一枚取り出す。

 

「再来<リターン>オン!リーメイロ!」

 

男が叫ぶと男の体が浮き凄まじいスピードで空を飛んでいった。

 

 

 

 

ここは城下町、リーメイロ。多くの人間が行き来している。ここらでは一番大きな町である。

表通りにある小さな酒場の隅のテーブルに鎚を持った男が待ち合わせをしていた黒服と黄色い鳥?のキグルミを着た二人と合流する。

 

「エル君おつかれ」

「おーやっときたッピー」

「はい酒」

 

黒服がコップに酒を注いで鎚の男、エルに渡す、黄色い鳥?はモシャモシャと焼き鳥をほうばっている。

 

「っぷはーでそっちはどうでした?」

「以来完了だよ」

 

黒服は熊の絵がついたカードを見せる、黄色い鳥?も食べる手を止めず片手で同じカードを見せる。

 

「それじゃあ食い終わったら報告いきましょうか…主にカカトさんが食い終わったら…」

「ん?おへ?」

「ゆっくりでいいですよ、そういえばヒロトさんは食べないのですか?」

「うん…カカトの食べっぷりを見ると胸焼けしそうで…」

 

ヒロトは胸を押さえてカカトをチラッと見る。

 

「せめて鳥じゃねければね…」(共食いだよね…)

「確かに…」(共食いですね)

「?」

 

カカトは二人の視線に首を捻っているが追加注をしようと店員を呼んでいる。

 

 

 

 

リーメイロから少し離れたところにある集落にいる依頼人にモンスターの討伐の証として熊の絵がついたカードを三枚渡すと報酬として金の絵がついたカードを六枚貰った。

 

「臨時収入にしては大金だね」

「太っ腹っすねー」

「さぁこの金でもう一件いくッピー!!」

「「遠慮します」」

「ッピー」

「このカードにもなれたねー」

「というかグリードアイランドに慣れたって感じッピー」

「最初はこのカードがお金ってわからずに皿洗いしてたしね」

 

 

※グリードアイランドとは、『ジョイステーション』専用のゲームであり全世界で100本限定で販売された。

58億一括払いの高価格で売りに出されたが2万もの予約があった。

念という特殊能力を使える人間にしかプレイできない(念については後々説明が)

起動させ、念能力者があることをするとグリードアイランドという世界に飛ばされる。

この世界での死は現実的世界での死であり、二度とコンテニューできない。

MMORPGの方式を取っており、プレイヤーは全員が同じ世界に集まる。

クリアするには指定されたカードを集めるのだが一枚一枚が入手困難で一生クリアできないプレイヤーもいる。

 

 

「そういえば天野さんは?」

「今日も元気に魚釣ってるッピー」

「よく飽きないね、釣りバカ?」

「じゃあ天野さんのとこにいきません?」

「スシが食えるッピー!!」

 

カカトが両手をあげてピョンピョン跳ねているのをエルとヒロトは暖かい視線を送る。

 

((まだ食うのかよ…))

 

天野はエル達と一緒にグリードアイランドにきたプレイヤーの一人であり東の国の出身である。

東の国には生の魚の切り身を酢であえた米を乗っけた料理である。

 

「美食ハンターなだけあって料理は美味しいですよね…魚ばっかだけど」

「いろんな料理知ってるよね…魚ばっかだけど」

「魚ッピー」

 

 

※ハンターとは、美食・怪物・遺跡・賞金首・財宝・幻獣など希少な物に生涯をかけた人物の総称である。

プロの資格を得るにはハンター協会が開催する試験をクリアする必要がある。

毎年10万人もの人間が参加するが、試験会場にたどり着く人間は一握りである。さらにその一握りの人間の中から合格することができるのは数人、死亡者すらでるこの数万分の1の試験をクリアしてもハンターの中では半人前ですらない。

合格後に裏試験という念能力を試す試験で合格することでやっと一人前となれる。

 

※念能力の説明は後書きで

 

 

「カカトさんは幻獣ハンターでヒロトさんは遺跡ハンターですものね」

「そうッピーこの服も始めて見つけた幻獣のキグルミッピー」

「自家製でしたよね…」

 

ちなみみエルは賞金首を狙うブラックリストハンターである。

 

「それじゃ天野さん所に行きましょっか」

「はい」

「おうッピー」

 

エルが本を呼び出しカードを取り出して叫ぶ。

 

「同行<アカンパニー>オン!天野!」

 

三人が光につつまれると例のごとく流星のように飛んでいった。




念能力の説明、全二回

第一回『基本の四大行と応用』

念能力者とは精孔(しょうこう)という全身の穴から生命エネルギーを放出し、自由に操れる人間のことである。
一般人には霊能力者、超能力者と言われる。
戦闘能力だけではなく、特に優れた芸術家などが目覚めている場合がある(本人が自覚しているとは限らない)
ハンターは仕事柄、未知の領域に踏みいるので念が使えないと命を落としかねない。

四大行

・『纏』(テン)
オーラを体の周から拡散させないように纏う技術、発動すると体が頑丈になり若さがたもてる
・『絶』(ゼツ)
精孔を閉じて体から拡散されるオーラを絶つ技術、気配を消すことができ疲労回復に役立つ
・『練』(レン)
精孔を一斉に開くことで通常よりも多いオーラを出す技術、ハンター同士で修行の成果を見せる際これを行う
・『発』(ハツ)
オーラを自在に操る、念能力の集大成にして基本で必殺技


応用

・『周』(シュウ)
「纏」「練」の応用技、物にオーラを纏わせ切れ味や強度を増す
・『陰』(イン)
「絶」の応用技、オーラを極限まで見にくくさせ、「凝」を使っても全ての「陰」を見破れるとは限らない
・『凝』(ギョウ)
「練」の応用技、オーラを一部に集め増幅させる技
集めた箇所は攻防力が上がりその他の身体能力も飛躍的に上がる
打撃のときに手や足に纏わせ威力を上げたり、首やみぞおちに集め急所を守るなど様々な場面で使う
主に「凝」と言う場合は目にオーラを集め相手のオーラを見るのに使い「絶」を見破ったり、熟練者となれば「陰」をも見破れる
・『円』(エン)
「練」「纏」の応用技、オーラを半径2㍍以上広げ1分以上たもつ技術
「円」の内部にあるモノの位置と形状を肌で感じることができる
達人となると半径50㍍ほどの大きさにも
・『堅』(ケン)
「纏」「練」の応用技、「練」で増幅させたオーラを「纏」で維持する技術
念での戦闘は「堅」の状態を維持したままでの戦闘であり、解けてしまうと防御力が格段に下がってしまい一瞬でケリがついてしまう
持続時間を10分伸ばすのに一ヶ月の修行を必要とする
・『硬』(コウ)
「纏」「練」「発」「絶」「凝」を複合した応用技、体の一部に全てのオーラを集め攻防力を飛躍的に上げ、「凝」の発展系ともいえる技術
「凝」との違いは「絶」を使う点である、「絶」を使うことで「凝」により薄く漏れ出すオーラを「絶」で閉じることで攻防力が桁違いである
「絶」を使うことで集めていない部分の防御力は「凝」よりも落ちてしまう
・『流』(リュウ)
「凝」の応用技、オーラを意識的に割り振る技術
「凝」は他の部分の攻防力が低下する、未熟な者だと集中が切れたり力んだときに集めるオーラの加減がきかなくなる
「凝」で殴ったつもりが素手だった、「凝」での防御が間に合わなかった、フェイントをかけたが本命にオーラを集めてるのがバレた等の問題を防ぐために「凝」を素早く行う技術、「凝」で使うオーラ量を最低限に押さえる技術、「凝」を複数箇所で行う技術 などを総称して「流」という
「流」による攻防力移動は戦闘における奥義であり基礎である




これから使うであろう「念」の用語の一応の説明でした、全部書くと長いので今回と次回の二回に分けます

分かりにくかったらもうちょっと書き直すので報告お願いします

正直、全部覚えなくれもいいかも……一応詳しく自分なりに書いてみました

アーツカレタ


意見、感想、誤字など色々と待ってます!

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