私はあの日...吸血鬼になった...
私の名前はセフィア・スカーレット。
元人間で昔は黒井千尋って名前の高校二年生の女の子だった。
あの日、私は外の世界で事故にあって死にかけているところをレミリア・スカーレットという吸血鬼に助けられた。その時、与えらた力で私は吸血鬼になった。
「あら、今日は調子が良さそうね。やっと吸血鬼の力に慣れてきたのかしら。」
今私に話しかけてきたのがレミリアで、あの後に私のお姉様になってお世話になっている。
「おかげさまで慣れましたけど、日があるうちに外に出れないのはやっぱり辛いですね。」
「それは仕方ないのよ。吸血鬼は弱点が多い代わりに強力な力を手にしたのだからね。」
お姉様は私が暮らすことになった紅魔館の主で、従者たちに愛される私の尊敬する人となった。この紅魔館には門番、大魔法使い、小悪魔、メイド長、何人もの妖精メイド、私を含む吸血鬼三姉妹が暮らしている。
「その強力な力が結構便利なんですよね。ほぼ不老不死っていうのは簡単には歳をとらないし、簡単に死ぬこともない。これで長生きできますよ。」
「それでも、銀のナイフとかだと私達を殺せるから気をつけないといけないわよ。」
「分かってますよ、お姉様。」
そんなことを話していると廊下の端からメイド長の十六夜咲夜がやって来た。
「お嬢様方、おはようございます。」
「おはようございます。咲夜さん。」
「おはよう。咲夜。」
このメイド長の十六夜咲夜さんは元ヴァンパイアハンターで、数年前にレミリアお姉様の命を狙って来て返り討ちされた時にお姉様に忠誠を誓ったらしい。
「お嬢様方、フラン様が美鈴とお出掛けになられました。」
「フランお姉様が外に出たの⁉︎」
「まったく、美鈴が勝手にあの子を連れ出すなんて、フランが暴れたらまずいから早く連れ戻さないといけないわね。」
「ですが、お嬢様。フラン様はストレスが溜まった方がより危険です。今回は美鈴に任せるのが一番いいと思います。」
この館の主の妹、フランドール・スカーレット。私のもう一人のお姉様だけど、破壊神や悪魔の妹、恐ろしい波動などと呼ばれるくらい危険な方で、一度暴れ始めたら簡単には止められないくらい強いけど、弱点を突けば簡単に止められる。
「確かにそうね。今回はフランを美鈴に任せましょう。門番は妖精メイドにでもさせればいいわね。それでいいかしら?セフィ。」
「お姉様がそれでいいと思うならそれでいいですよ。」
「それでは妖精メイド達に伝えて来ますね。」
咲夜さんは頭を下げて、どこかに行ってしまった。すると今度は反対側から声がした。
「どうかしたの?レミィ。また問題ごとかしら?」
「あら、パチェじゃないの。フランが外に出たから少しは警戒しておいてくれるかしら?」
「分かったわ。一応結界も強化しておくわね。」
「お願いするわ。」
大魔法使いパチュリー・ノーレッジ。7属性の魔法が使えて上級魔法まで使えてしまう。お姉様達の親友で動かない大図書館や知識と日陰の少女などと呼ばれている。
「あら、セフィ。もう動いても大丈夫なのね。」
「えぇ、やっと動けるくらいこの力に慣れましたよ。」
「それは良かったわ。でも、レミィ達を困らせるような事をしたら私が水の魔法であなたを捕まえるから気をつけなさいよ。」
「そんなことはしないので安心してください。」
まぁ、私の現在の目的としてはここで異変を起こすことだから、結局は迷惑をかけることになるのよね。
「そういえば、お姉様。今日は聞きたいことがあるから部屋から出て来たんですよ。」
「セフィが私に聞きたいことって何かしら?」
「少し前に異変を起こしたって本当ですか?」
「えぇ、本当よ。それがどうかしたの?」
この時パチュリーさんは私の不気味な笑みを見て驚いた顔になった。私の恐ろしさがにじみ出るほどの不気味な笑みにお姉様も真剣な表情になった。
「うふふ。ちょっと私も異変を起こそうかなって思っただけですよ。」
私のその言葉に二人は驚愕を顔に浮かべていた。
その時、廊下に不気味な私の笑い声が響いた。