私の異変はお姉様の手を借りて行われることになった。お姉様の紅い霧と私の血の雨で幻想郷を包み込めば博麗の巫女が動く。そこで博麗の巫女を倒し、幻想郷を支配するのが吸血鬼になった私の目標。
「うふふ。異変は明日起こしましょう。フランお姉様にも手伝って貰わないと。」
「まさかとは思うけど、いきなりあなたが博麗の巫女と戦うわけじゃ無いわよね。」
「三人で博麗の巫女の相手をしようと思ってますよ。」
私の調べた中では異変の主犯は必ず博麗の巫女に一発で仕留められてた。でも、三人の連携で攻撃すれば倒せるかもしれない。無理な場合はパチュリー、咲夜、美鈴にも手伝って貰うつもり。
あれから1日後。
「異変を起こすわよ。お姉様、早くやりましょう。」
「そうね。博麗の巫女を倒すのが楽しみだわ。」
私たちは紅魔館の屋上から片手を上げ、紅い霧と赤い雲を発生させた。それは一瞬にして広がり、しばらくすると真っ赤な血の雨が降り始めた。
「お嬢様方、報告です。妖精メイドが多数やられました。」
「レミリアお姉様、博麗の巫女が来るのが早すぎるんじゃないかしら?」
「あのめんどくさがり屋しては珍しく行動が早いわ。」
「ねぇ、お姉様。セフィ。そろそろ魔理沙も来ると思うから、美鈴と一緒に遊んできてもいい?」
「別にいいわよ。」
「美鈴。フランお姉様に怪我させたら許さないわよ。」
フランお姉様と美鈴は元気よく広間から出て行った。
しばらくすると、咲夜、パチュリー、小悪魔は博麗の巫女にやられた。フランお姉様も倒された美鈴を連れて戻ってきた。
「お姉様。美鈴が私をかばってやられたわ。」
「咲夜達も時間稼ぎに行って博麗の巫女にやられたわ。」
「フランお姉様。霧雨魔理沙はどうしたの?」
「私と美鈴の攻撃を結構受けたから、一度戻ったんだと思う。」
「だとすると、ここに来るのは博麗の巫女、博麗霊夢だけね。セフィ。もうすぐ戦うわよ。覚悟しなさい。」
「覚悟ならとっくに出来てますよ。レミリアお姉様。」
そうやって話していると、広間の扉が開き博麗の巫女が入って来た。お姉様達も戦闘態勢に入った。
「あら、霊夢。もうここまで来たのね。」
「今回はあんただけじゃないみたいね。フランにあんなことは出来ないと思うから、そこのあんたの新しい家族が血の雨を降らせてるのね。」
博麗の巫女、博麗霊夢。お姉様達を一度倒した幻想郷の妖怪達の敵。妖怪達の敵なら私の敵でもある。それにお姉様達を倒せるほどの実力者なら倒せば幻想郷を支配出来るのも理解できる。なら、幻想郷の妖怪の一人としてご挨拶しておかないといけない。
「初めまして、スカーレット家三女のセフィア・スカーレットと申します。」
「あんたもしかして外の世界から来たんでしょ。死にかけてる時に幻想入りしてレミリアに吸血鬼にしてもらって助かったってところかしら。」
「なんでそこまで分かってるのかしら?」
「レミリア。紫から聞いたのよ。幻想郷のほとんどのことを知ってるから今回もその子が幻想入りしたことはきいていたわ。でも、吸血鬼になったのは聞いてなかったわ。」
「うふふ。レミリアお姉様。フランお姉様。お話しは後でもいいでしょう。早く倒しましょう。」
私が突然話しに割り込み、不気味な笑みと鋭い殺気出した時、一瞬で戦場に変わった。
数分後
レミリアお姉様とフランお姉様はあっさりとやられてしまった。
「お姉様達を簡単に倒すなんて、やっぱり博麗の巫女は強いですね。」
「あの二人とは前に戦ったことがあるからパターンが分かるだけよ。」
「それなら、今度は一対一の戦いで決着をつけましょう。」
「博麗の巫女に喧嘩を売ったこと、後悔させてやるわ。」
「血にまみれる吸血鬼、血ぬれ姫の私に勝てるかしら?」
本気のぶつかり合いが今始まる。