「まずは私から攻撃させてもらうわ。」
赤符「ブラッドブリンガー」
私からの先制攻撃で博麗の巫女は一度退いた。全ての弾幕を避けながら博麗の巫女が攻撃してきた。
「この程度なら簡単に避けられるわ。私の攻撃であんたに負けを認めさせてやる。」
霊符「夢想封印」
来た。博麗の巫女の必殺技。ほとんどの異変をあのスペルで解決している。一撃必殺の技だけど、これを止められれば勝機を見いだせる。
「待ってました。そのスペルを止めてやるわ。」
血符「ブラッディチェーン」
真っ赤な鎖が夢想封印を絡め取り、そのまま消滅させた。
「えっ?私の技が破られたの?」
「隙あり。」
血符「ブラドスピア・ツインズ」
自分のスペルが無効化されたことに困惑している博麗の巫女は隙がありすぎる。だから、その隙をついて空中から二本の槍で攻撃して倒す。これで私の勝ちよ。
「甘いわね。」
「どうして、お札がこんなところに。」
気がつくと私の両手両足が博麗の巫女の力で封じられていた。勝ちを確信した私の隙も大きかったけど、博麗の巫女にもう余裕は無かったはず。あれは演技だったのか。
「くっ。抜け出せない。」
「諦めなさい。それからは逃げられないわ。あなたの敗因は調子に乗りすぎた事と、相手の力量をちゃんと測れなかったことね。」
霊符「夢想封印」
「きゃぁぁぁ!」
私は呆気なくやられた。束になっても博麗の巫女は倒せず。本気で戦っても私一人じゃ勝てなかった。確かにこれほどの強さなら幻想郷を守ることは可能だ。博麗大結界を任されているのもうなずける。
あの異変はどっかの烏天狗の文屋によって、「赤雨異変」呼ばれるようになった。
「惜しかったわね。セフィ。」
「もう少し頭を使っていれば勝てたかもしれないわね。」
「いやいや、霊夢さんには勝てる気がしませんよ。お姉様。パチュリーさん。」
あれから数日経って、異変解決の宴会が開かれた。何故か異変を起こした紅魔館のメンバーも呼ばれて、霊夢さんは私のことを他の妖怪や人間に紹介してくれた。霊夢さんって妖怪の味方でもあるのかな?
「セフィ。あなたはあれで良かったのかしら?紅魔館の主力メンバー全員で戦えば勝てた思うんだけど。」
「確かに咲夜さんの時間操作や、パチュリーさんの大魔法とか、美鈴の体術とかもあの場に存在すれば勝てたかもしれない。」
それは私も考えていた。だけど、今回の目的は別のもので、それも達成できた。
「お姉様。前に言いましたけど、今回の目的はご挨拶なので別に倒せなくても良かったんですよ。」
「セフィは面白い考え方をするのね。」
この宴会はお酒が尽きるまで続いた。みんな楽しんで親睦を深めることができた気がした。