幽々子さんとは実際に戦う前に威圧感だけで身動きが取れない状態になった。噂では幽々子さんは幻想郷で五本の指に入るくらいの実力者で、この人とお遊びくらいの戦いでボロボロにされた人もいるらしい。紅魔館組では勝つのは難しいと思う。
「さぁ、セフィちゃん。あなたから攻撃していいわよ。」
一体この人が何を考えているのか分からないけど、手を抜いたら簡単にやられる。腕試しでも本気でやらないと確実にやられてしまう。
「それでは、いきますよ。」
血符「ブラドスプラッシュ」
「私もいくわよ。」
桜符「西行桜吹雪」
やばい、いきなり大技で攻めてきた。これを避けながら攻撃なんて難し過ぎだ。普通に考えれば不可能だって、近距離は不可能だ。この人相手に槍も剣もナイフも使えないのは、新しい技を試せないってことになる。でも、それ以外でどうにかしよう。
「どうしたの。早く次の攻撃をしないと被弾するわよ。」
桜符「桜吹雪地獄」
ちょっと、これは避けきれない。強すぎる。私じゃ歯が立たない。今回は大人しく負けを認めるしないね。
そう思っていると、お姉様が目の前に現れて私を助けくれた。
「セフィの帰りが遅いから迎えにきてみたけど。幽々子。一体何をしているのかしら?」
「あら、レミィちゃん自信が来るとは思わなかったわ。」
「答えなさい。私の大切な妹と何をしていたの。」
「ちょっと遊んでいただけよ。もっとも、妖夢を倒すのにやり過ぎたセフィちゃんが悪いんだけどね。」
「まったく、幽々子の遊びはいつも遊びで済まないんだから、セフィを殺すつもりだったんでしょうね。」
本当に幽々子さんが殺す気だったのならあの程度では済まない気がするんだけど。それでも、あれが本気だったのなら私は絶対に勝てないわ。
「セフィ。帰るわよ。幽々子にこれ以上付き合っていると命がいくつあっても足りないわ。」
「はい、お姉様。早く帰りましょう。あの人すごく怖いです。」
「幽々子。この子もこう言ってるから帰るわね。」
「今度遊びに来たら、ちゃんとおもてなしして埋め合わせするわね。」
「えぇ、分かったわ。」
西行寺家の当主とスカーレット家の当主は、もの凄い威圧感を出しながら話していた。その時、お姉様は少しだけ殺気立っていた。
白玉楼を後にした私たちはゆっくりと階段下っていき、少し怒った表情のお姉様を横目で見ながら紅魔館に戻って行った。その後、私は二度と冥界に行きたくないとお姉様に言った。お姉様は今度あんな事になったら許さないと言っていた。冥界はいろんな意味で恐ろしい所だった。