ヴァンプ将軍が鎮守府に着任しました   作:クフフのナッポー

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神奈川県横須賀市にある横須賀鎮守府。この鎮守府のトップである提督は何と悪の組織の将軍であった!
ヴァンプは規模縮小してしまったフロシャイムの復活の為に単身で川崎市からこの横須賀鎮守府に着任したのであった!
「フフフ、貴様らの息の根も今日限り。今ここで私自らの手で貴様ら全員を始末してくれる」
今、ヴァンプの魔の手が今、鎮守府に迫っていたのであった!

鎮守府内の雑草に対して
「あのー提督、草むしりなら私達が行いますのでわざわざ提督がやらなくても……」
「あ、気にしないで大淀さん。私好きでやっているから(ニコッ)」

もう一度言うが、ここの提督であるヴァンプは悪の組織フロシャイムの将軍であった!
ちなみにヴァンプが悪の組織フロシャイムの将軍だと言うことは全員に知られているのであった


ヴァンプ、建造に挑戦する

ヴァンプが鎮守府に着任して3日経過した。ヴァンプの着任早々の大掃除命令に艦娘達は戸惑ったがヴァンプの人柄の良さを理解し、鎮守府内の雰囲気は良いものになっていた

 

「吹雪さん、初めて任務ご苦労様」

「いえ、このぐらい大丈夫です。このまま次の任務に……」

「いや、帰ってきたばっかりなんだからちゃんと休まなきゃ!

今から間宮さんと伊良湖さんと一緒に美味しいもの作るから。仕事はその後にね」

「え、本当ですか?やったー!」

ヴァンプの手料理が食べれることに喜ぶ吹雪。普通に考えれば提督に料理をさせると言うのは問題であるのだが、ヴァンプの着任初日に料理を振るったとこ艦娘達に好評であり、それ以後間宮と伊良湖とともに料理を行なっていたのであった

余談だが工作艦の明石はそんなヴァンプの経歴並びに行動を見て

「提督って元悪の組織の将軍なんだよね?私からしたら只のオカンにか見えないのだけど…」

と思ったそうだ

 

そしてさらに時間が過ぎ、ヴァンプが鎮守府に来てもうすぐ1ヶ月が経とうとしていた。日に日に戦力を拡大しつつ任務をこなしていく中で遠征から帰り旗艦として報告に来た天龍が質問してきたのであった

「なぁ提督、艦娘の建造しないのか?」

「『艦娘の建造』ね………ごめんね天龍さん、それって何?」

天龍の質問に対しキョトンと質問を返すヴァンプに対し天龍は某新喜劇のようなリアクションでずっこけたのであった

「あのな!俺たち艦娘の補充ってのはな、今までみたいに任務の報酬や任務先で見つける(ドロップ)とかあるけど基本的にはここの工廠で建造して自分達で増やしていくもんだぜ!」

「え!そうなの。私、工廠ってみんなの装備を改良したり新しく作るだけかと思っててそんなことができるなんて思ってもみなかったよ。教えてくれてありがとう天龍さん」

「おいおい着任して1ヶ月経ってもそれ知らなかったのかよ?やれやれだぜ」

建造を知らなかったヴァンプに頭を抱える天龍だった

 

「やっぱりヴァンプさんって建造のこと知らなかったんですね。道理で今まで装備関係でしかここ(工廠)を利用してない訳ですね」

建造に来たヴァンプから事情を聞いた明石は思わず苦笑いをする。ヴァンプは居心地が悪そうにしていた

「ごめんね明石さん、私が工廠の機能のついてちゃんと理解していなくて…」

「そんなに気を使わないでくださいよ。むしろ良かったって思っているんです。他の鎮守府じゃ建造ばっかりやってるせいで資源がカツカツだってことが多々あるみたいですしね

それで記念すべき初建造ですが、どんな艦をご所望ですか?今のところ資材はかなり余裕があるので戦艦とか建造します?」

明石が質問するとヴァンプは持っている資料を見ながら少し考えた

「うーん、戦力の大幅アップって意味じゃ戦艦もありだけど…上から貰った資料によるとそろそろ空母が必要になりそうだから空母の建造お願いできる?」

「了解しました!

っと言ってもぶっちゃけこれって言わばギャンブルみたいなものでお目当ての艦が出るかどうかはやってみないと分からないんですよね」

「へーそうなんだ。あ、資材ってどれぐらい使えば良いの?」

その後、建造について全く知らないヴァンプは資料や明石の説明を元に建造が始めたのであった

 

『建造時間 02:00:00』

「あ、明石さん!なんか時間が表示されたけど、私何かマズイことやっちゃった?」

「落ち着いてくださいヴァンプさん。さっき出てきた時間は今行なっている建造が終了するまでの時間を表示してるんですよ」

「何だそうなんだ。あービックリした…にしても2時間か、その間暇だし掃除でもしようかな?」

こうしてヴァンプは建造終了まで鎮守府内の掃除をし、時間を潰した。

 

そして2時間後

「航空母艦、鳳翔です。不束者ですが、よろしくお願い致します」

「ヴァンプさんやりましたよ!空母ですよ、空母!」

「うん良かったよ、無事に空母の人を仲間にできて。

あ、初めまして私ここの鎮守府で提督をやらせて貰っているヴァンプと申します。色々と至らない点があると思いますがよろしくお願いします(ペコリ)」

「あ、わざわざどうも。先程も申しましたが鳳翔です。こちらこそよろしくお願いします」

その後ヴァンプは鳳翔に鎮守府の案内をしていたが、その光景を見ていた艦娘達は全員あることを思っていた

(なんだがあの2人(ヴァンプと鳳翔)、井戸端会議している主婦みたい)

実際にこの2人はかなり仲良くなり、艦娘達からは『横須賀の二大オカン』と呼ばれることとなるのであった

 

〜おまけ〜空母が増えた!

鳳翔を建造して一週間後、任務達成の報酬として正規空母の赤城が着任したのであった

「提督の作ったご飯美味しいですね!こんな美味しいご飯を毎日食べれるなら、もっと早くここに来たかったですね」

「そう言ってもらえるとこっちも作った甲斐があるよ。あ、お代わりいる?」

「はい!もちろん」

着任早々、ヴァンプの手料理に胃袋を掴まれた赤城。だが着任から僅か一週間で5キロ程太ってしまい、明石から食事制限を言い渡され涙を流したのであった




基本的にヴァンプ将軍は艦娘達から「提督」あるいは「ヴァンプさん」と呼ばれていて慕われています
近いうちにヴァンプ将軍が怒る話書きたいな
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