ヴァンプ将軍が鎮守府に着任しました   作:クフフのナッポー

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〜それ行け!アニマルソルジャー!「鎮守府」〜
神奈川県にある横須賀鎮守府。ここに今、フロシャイムの誇る恐怖の動物軍団アニマルソルジャーが襲撃に来たのであった
「「「「キャー可愛い!」」」」
「あーもう放してよ!今日はヴァンプ様に用事があって来たんだよ!これじゃ前に進めないよ!」
ぱっと見ぬいぐるみなアニマルソルジャー達は駆逐艦を中心に、鎮守府の艦娘達に囲まれ身動きが取れなくてなっていたのであった。ウサコッツは艦娘達に抱っこされ、ヘルウルフは「飢えた狼」の異名を持つ足柄に何故かカツを食べせて貰っていたり、Pちゃんは明石に興味を持たれていた
そんな騒ぎの中には最近建造されたばかりの戦艦「長門」の姿もあった

「あの人集りを考慮するとあのぬいぐるみに触るのは無理か、無念だ……
ん?あそこにも猫のぬいぐるみがいるではないか!どうだ、チョコを食べないか?」
長門は近くにいたデビルネコに声をかけるがネコは悲しそうな顔をした
「あ、僕は良いよ。身体中に爆弾を抱えているからさ…」
「な!ば、爆弾だと!」
「うん、糖尿の毛が元からあってさ……しかも最近は医者から『隠れメタボかも』って言われてて……ただでさえ色々と患っているのに、このままだと下手したら合併症の危険性が……」
「………確かに身体中に爆弾を抱えているな……」
哀愁漂うデビルネコに対し長門は何も言えなくなった


ヴァンプ将軍VSブラック鎮守府

ヴァンプが提督を務めるここ横須賀鎮守府。ここでのヴァンプの朝は早い。何故ならそれは…

「みんなー朝食ができたよ〜!」

「はーい、提督(ヴァンプさん)!」

ヴァンプの朝が早い理由、それは艦娘達の朝食を食事担当の間宮と伊良湖(と時折お艦(鳳翔))とともに作るためである!

 

ヴァンプは鎮守府内の艦娘達にはフロシャイムの怪人達と同じように接しており、無茶な命令や理不尽な要求は一切せず、気配り目配りを欠かせない。まさに理想の上司であった。それ故に艦娘達からの信頼も高く、提督相手に罵倒を飛ばしたりする曙や霞なども比較的フレンドリーに接している。

また鎮守府周辺での清掃活動や行事には積極的に参加するようにしており、地域住民からの評判も良い。(余談だがこれに対して「国防を担っている(兵器である)艦娘達にこんなこと(地域行事)をやらせるとはどういうつもりだ!」と軍や政府の一部高官が怒っていたが、「むしろ艦娘達のイメージアップに繋がるので良いのではないのか?」と言う意見が多く出たらしい)

ちなみにここの艦娘達の私生活に対してヴァンプは『あまり他の人に迷惑をかけないようにすること』と『不健康な生活をしないようにすること』の2つ以外の決まりは特に設けておらず、結構自由だったりする

 

無論、家事ばかりでなくちゃんと執務もしている。今日も今日とで秘書艦の大淀と手伝いに来てくれた長門、吹雪とともに書類整理をしていた

「よし、これで先月分の決算は終わりだね。みんな手伝ってくれてありがとう。特に大淀さんはパソコンの操作お疲れ様、ごめんね私がパソコンの操作全然できなくて」

ヴァンプの弱点の1つ、それは機械の操作が苦手なところだった

「いえ、他の艦娘達とは違って前線に出れない私にできることと言えばこんなこと(デスクワーク)ぐらいですから」

「いやいや、そんなことないよ。大淀さんがいるだけで私達大助かりだよ。ねぇ、吹雪さん長門さん?」

ヴァンプが吹雪と長門に話しを振ると2人はそれぞれ口を開いた

「はい、大淀さんがこうして資料を分かりやすくまとめてくれるおかげで私達は知りたい情報が直ぐに分かって大変助かってます!」

「そうだな…戦うだけが私達ができる事ではない。大淀がいるとそれを再確認できる」

2人の話を聞いて大淀が照れる中、ヴァンプは3人にお茶を入れようと席を外そうとするがその時携帯(高齢者向けラクラクフォン)にメールが届いた

「あらメールだ、誰からだろう?

あらドルゴン君からだ!久しぶりだな、急にメールしてきて何だろう?……え、嘘でしょー!」

メールを見て驚くヴァンプ。メールにはこう書かれていた

 

『ヴァンプ様大変です!私達フロシャイムの怪人達で海に釣りに行ったんです。そしたら浜辺でセーラー服を着た艦娘っぽい女の子が打ち上げられていたんですよ!今そっちの方に車で向かっています。いきなりで申し訳ないのですか彼女の面倒を見てくれませんか?写真貼っときます』

「た、大変だ。3人ともこのメール見て!」

ヴァンプが執務室にいた3人にメールを見せると彼女達は驚き、ヴァンプの指示を仰いだ。ヴァンプは吹雪には明石に連絡を、長門には受け入れの準備を、大淀には写真の女性の身元の確認を頼んだ

 

数分後、ドルゴン並びにカーメンマン、メダリオ、ゲイラスが到着。彼らの車には緑色が特徴的なセーラー服を着た駆逐艦と思われる長髪の女の子が寝ており、すぐさま鎮守府内の病室に搬送された

「みんな久しぶり〜」

「「「「お久しぶりです、ヴァンプ様!」」」」

側から見れば人間に対し4人の怪人が頭を下げると言う奇妙な光景だが、この鎮守府に所属している艦娘並びにそれ以外の職員全員フロシャイムの怪人と面識があり彼らとは組織は違えど同じ上司を持つ者同士仲良くなっており不審に思わなかった。ヴァンプと怪人達が少し世間話をした後に本題の艦娘についての話に移った

4人の話によると、メールであったように釣りをしていたらしくゲイラスが「なんだか海を見ていると泳ぎたくなっちゃって」っと海を適当の泳いでいたら近くの浜辺で彼女を見つけたのであった

 

「そうだったの…にしてもあの娘の怪我、少なくても深海棲艦との戦闘でできた怪我じゃないよね?どちらかと言うと私達がレッドさんとの対決でするような怪我だよね?」

ヴァンプの疑問通り、先程の艦娘の怪我の中には殴られた後のようないくつかあった。それに対してメダリオが答えた

「あのーヴァンプ様、さっきの娘ってひょっとして噂に聞く『ブラック鎮守府』ってとこの艦娘じゃないんっすか?」

「『ブラック鎮守府』?何それ」

「ネットでの噂でしか俺達も知らないんですけど、何でも艦娘達の扱いが悪いところらしいですよ」

「分かりやすく言うと…私達が(自分達に非があるとは言え)レッドさんから受けている不遇な扱いをされている場所みたいですよ」

カーメンマンの説明にゲイラスが補足するとヴァンプは怒りを露わにする

「酷い!艦娘のみんなだって私達何の変わりなくご飯食べたり遊んだりしているのにそんな扱いするなんて、私そこに抗議してる!」

「そのことなんですが提督、あの娘のつけている艤装から名前と所属鎮守府が分かりました

睦月型駆逐艦二番艦の如月さん、所属は東京の鎮守府で首都にある鎮守府故に規模は大きく戦績もかなりの物みたいですけど……彼女の様子からしてこの情報はかなりキナ臭いですね」

大淀が報告しつつ東京の鎮守府を怪しむ中、ヴァンプ達フロシャイムの面々はある事を思いついた

「ヴァンプ様、東京って言ったら」

「うん、あの人に協力を頼もうか!」

首をかしげる艦娘達に怪人達はヴァンプの先輩で西東京支部にいるヘンゲル将軍のことを説明し、ヴァンプは連絡を取っていた

 

「うむ、艦娘達の働きには私個人からも敬意を表していてな。そう言う事なら是非協力させて貰おう。そもそも私とお前の中だ、今更頼み事の1つや2つ気にはしないさ」

ヘンゲルはそう言って電話を切った。それを確認した副官のサミエルは質問した

「あの…将軍、先程のヴァンプ様との電話で言っていた艦娘達の働きって……今机の上に置いてあるオータムクラウドなる人物が描いた…その……大人向けの本(エロ同人)のことでありますか?」

「うむ、そうだ!」

驚異的な頭脳を持つヘンゲル将軍。彼は弩スケベだった

 

その後、ヘンゲル将軍を始めフロシャイムの情報網を使い如月が在籍していた鎮守府が隠蔽していた、職務怠慢、捨て駒戦法や体罰、鎮守府内での艦娘に対する強姦活動などの情報と証拠を入手したヴァンプは、大本営に告発しブラック鎮守府を1つ潰したのであった。その後、保護された如月はそのまま横須賀鎮守府に配属され、元気に過ごし他の艦娘同様にヴァンプに対し好感を持っていた

 

余談だが告発された鎮守府の提督は、告発されてから姿を眩ませており拘束まで時間がかかっていたが神奈川県川崎市に入った直後に消息を一時絶っていたがある日とある交番の前でボコボコにされた上に布団に包まれて放置されていたそうだ

 

 

〜『横須賀鎮守府の掟』〜

「提督、頼まれた物買ってきました!」

「ありがとう五月雨さん」

ヴァンプは五月雨に工作などに使うノリを買ってくるように頼んでいた

「いやー名前を聞いた時には嫌なこと思い出しちゃったけど真面目でいい子じゃない……ハッ!」

ヴァンプが五月雨のことを褒めた途端、険しい顔になった!

「五月雨さん!ウチで工作なんかで使うノリって言ったらスティックノリでしょ!」

五月雨は液体ノリを買っていた…




何で如月を選んだかって?アニメを見てしまったからさ
ヘンゲル将軍のスケベっぷりを少しでも出せたら嬉しいな。ちなみにこの作品で将軍のお気に入りの艦娘は高雄と愛宕といったお姉さんでかつ胸部装甲が大きい方々です
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