大学生といえば、貧乏生活。
幼児期や、年を重ねてからの貧乏生活は、精神衛生的によろしくない。
貧乏生活を純粋に楽しめるのは、大学時代ぐらいではなかろうか?
まあ、何にでも例外はありますけど。
え、むしろ私が例外?
ははは、ご冗談を。
私が思うに、貧乏生活というのは子供のいたずらのようなものだと思うんです。
昨日はここまでやった。
なら、今日はここまでやってみよう。
さあて、どこまでやったら怒られるのかなあ。
などと、親や教師、周囲の大人から許される範囲を手探りで探っていく感覚。
もしくは。
一昨日は、この高さから飛び降りて平気だった。
昨日は、この高さから飛び降りたら足が痛かった。
今日はここから飛び降りて、怪我をした。
ああ、このあたりが限界で、これ以上は危険なんだ。
人が生きていく上で、切り離せない食。
貧乏生活とは、食費をどこまで切り詰められるかという戦いであるとともに、どういう栄養を取らないと体調がおかしくなるかという危険を探る調査でもあります。
これだけあれば食いつなげる。
こんな食事をしてれば、ひとまずは健康っぽく生きられる。
病気や事故など、何らかのトラブルに見舞われなければ、一般的に長い人生を送ることになる現代社会。
そうした基準を、ネットなどで得られる知識ではなく、実感として養っておく。
それもまた、1つの生きる力ではないかと私は思います。
……などと、いい話っぽくまとめておいたが、ここから先は、最初に断っておきます。
これはひどい。
『お金がないから、毎日カップめんだよ』などと言ってる人は、所詮貧乏力5とか、3です。
100円出して、摂取カロリーが400キロカロリーとか、冗談じゃない。
さあ、私の青春の、大学時代の友人に知人よ、オラに知恵を貸してくれ。
1:んー、俺はやばいなと思ったら、先に米とか買ったけど?
ほう、まずは手頃なところから。
ちなみに、米は一升で約1.5キロ、一合が150グラム。
お米一合のカロリーは、約530キロカロリーと言われています。
これは単純に、米というか白米の成分の約8割が炭水化物であることを考えたら、計算が楽かと。
タンパク質もちょっぴり。(炭水化物の1割程度)
100グラム換算で、水分12グラム、炭水化物80グラム、タンパク質8グラムってとこですか。
つまり、白米100グラムで350~360キロカロリー。
5キロ(約3升3合)のコメを買えば、約18000キロカロリーを確保できます。
100円のカップめん(400キロカロリー)に換算すると、約45カップめんとなる。
さて、5キロの米はいくらで買えるかの?
4500円出せば、妙なブランド米を選ばなきゃ普通に10キロ買える。
若い頃の苦労は買ってでもさせろと言いますが、苦労させたほうが色々と勉強になるのが確かなのは、これだけでもわかるのではないかと。
貧乏生活への第一歩は、単位当たりのカロリーを計算することから始まります。
これが生きた学問、いや生きる学問である。
とはいえ、こんなの料理としても、お話としても面白くもなんともない。
ご飯炊いて食べるとか、具なしの味噌汁とか、近所の農家や家庭菜園から大根やらくず野菜もらって、炊き込みご飯にしたり、漬物作ったりとか、普通だし、健全すぎる。
昔の言葉で、米を1日に4合と……などと語られるとおり、江戸時代の武士や町人は基本的に米ばかり食ってたわけですな。
米農家が米を満足に食えない皮肉な時代でもありましたが。
米4合で、2000キロカロリー越え……やはり、米は日本人の命を支えてきた。
ちなみに、米の成分は小麦もそう変わりません。
つまり、乾麺やパスタなんかも、すぐにカロリー計算できるようになります。
とはいえ、2000年以降、世界の小麦市場は高騰傾向にあり、小麦を原料にする食品は値上がり傾向にあると同時に、小麦の質を落とすことでメーカーは対応してます。
2000年以前の乾麺の100グラムあたりのカロリーは370キロカロリー程度だったのですが、最近は350キロカロリーを切る製品も。
いかに質の悪い小麦を使っているかがわかります……。
2:俺が買い込むのは、ジャガイモ。ジャガイモは、ヨーロッパの人口を支えたんだ。
ほう、出やがったなじゃがいも信者め。
このタイプは、異世界に転生してすぐにジャガイモ栽培を始める。
連作の挙句に、病虫害被害で全滅コースだな。
だが、目の付け所は悪くない。
問題は、季節によって値段が上下するところか……もちろん、規格ハズレの小芋などを安価に仕入れられる地域なんかでは、重用するだろう。
料理の種類にも広がりがあるし、それなりにビタミンCが確保できるのもいい。
肝心のカロリーはどうか?
水分が約80%。
炭水化物とたんぱく質の比率は、穀物とそう変わりません。
大地の恵みの神秘ですね。
100グラムで、約80キロカロリーというところか。
料理の種類が多くて、飽きないという意味では悪くないが、結局『いくらで買えるか』という部分が重要になってくるのは言うまでもありません。
炊飯器で、米と一緒に炊いて、塩をかけていただきます。
青春の、芋ご飯……。
さて、そろそろガチ勢が来るぞ?
覚悟はいいか?
3:え、小麦粉。
ほ、ほう……ダイレクトに来たな。
残念だが、私が大学生だった頃と違って、最近の小麦粉はそんなに安くないんだ。
なので少し、現在においては、話がずれる……が、参考にはなるだろうから続けよう。
文字通りに小麦の粉だ、成分云々は説明するまでもないね?
まあ、100グラムで350~360キロカロリーだ。
結局は米と同じと考えて欲しい……パターンを見つけてしまえば、カロリー計算なんて難しくはない。
コスパで言うなら、米とどっちが安いかってだけの話になる。
1キロが、300円はしなかったような……つまり、10キロで3000円とすると、米といい勝負。
世の中は、よくできている。
小麦粉は、色々と料理に使えるのだが……思い出すのは、小麦粉焼きか。
小麦粉を水で溶いて、焼く。
あのわびしさは、何とも言えんね。
醤油をわざと焦がして、香りをおかずにするんだ。
4:砂糖。
あ、はい。
紅茶とか、砂糖水ですね、わかります。
水分が少ない分、カロリーも凝縮されている。
100グラムで、380キロカロリーだったかな?
早い話、炭水化物、以上。
現在だと、小麦粉と変わらない値段だったような……まあ、甘味は幸福ともいうし、ほかと組み合わせると良いと思うよ。
最近、炭水化物の肩身が狭いですが、日本の食生活は炭水化物に支えられてきたのです。
5:マヨネーズ。
来ると思った!絶対来ると思った!
100グラムあたりのカロリーは確かに、700キロカロリーを超えてくるけどな!
マヨラーでもなきゃ無理に決まってんだろ!
コスパというか、単位カロリーは米の倍だが、お値段も高いんだよ。
オイリーで脱炭水化物、じゃねえ!
その前に、現世から解脱するわ!
ちなみに、今は無理だが、バターの安かった時代なら、そっちもあった。
というかお前ら、なんでそんなにモノカルチャーな選択なんだよ!
米に小麦粉、ジャガイモに砂糖にマヨネーズとか、コスパの似たようなものをいろいろ買って、料理すりゃいいじゃないか!
なんなの?
修行なの?
修行僧なの?
チクショウ、ダイエットマニアもそうだが、どうしていろんな方法を組み合わせると考えないのかなあ?
自分の生活に合わせるのではなく、自分を手段に合わせてしまう人間が多すぎだろ!
ちなみに、パスタや乾麺も1キロ200~300円で購入できるから、カロリーの単価としては上記のものとそう変わらない。
そういう意味では、昔と違って『安上がりなカロリー摂取』の抜け道はなくなっている可能性が高い。
良くも悪くも、情報社会ということか。
私の世代より上の世代の定番の、パンの耳も見ないしね。
まあ、最低限のカロリーを確保する方法論はさておき。
空腹を紛らわせる方法。
食欲を失わせる方法。
素麺と春雨のごった煮。
あのね、麺類って水分を吸って膨れるの。
お腹はすいてたのに、変だなあ。
一口食べたら、食欲がきれいに消えたよ。
なぜだろう?
なぜかしら?
若いってのは、いい。