私の偉大な食卓。   作:高任斎

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最近、高ぇなぁ。


14:山盛りのさんまご飯。

 コンビニでふっと目についてしまった。

 

 秋刀魚おにぎり。

 

 最近は割と定番なモノになってますが、初めて見たときはちょっと驚いた。

 もちろん購入だ。

 人間の想像力は有限だ。

 だから人間は、他人の想像力をあてにする。

 不味いとか、自分の口には合わないと思ったら、次は手を出さなければいいこと。

 

 あ、美味いわ、これ。

 

 

 その夜、私が秋刀魚を2匹買って帰ったのは言うまでもない。

 

 

 まあ、つまるところ炊き込みご飯だ。

 細かい調整は必要だろうが、ただ作るだけならそんなに難しいものじゃあない。

 そういや子供の頃、サンマの内臓の苦味は大人の味とか言ってたが……何かと付け合せで食べるものであって、単独で食べるものじゃないような気もする。

 ああいう苦味をアクセントにすると、料理の味が引き立つこともあるとは思うけどね。

 私が子供味覚とか、バカ舌と言われたらそれまでだが。

 

 内臓取って、開きにして……はて、頭と尻尾は落とすにしても、中骨はどうすればよいのか?

 小骨は、そのままもりもり食っちゃうからいいんだが。

 中骨をとって炊き込むと、身が崩れたりしないか?

 まあ、どうせ最後にほぐすから一緒か。

 中骨を、びーっと取る。

 身が付いてるのはご愛嬌というか、後でフライパンで炙ってから、煮立たせたダシ汁と合わせてお吸い物風にでもしてみますか。

 サンマをそのままどーん、といくのは炊飯器のサイズ的にあれなので、真ん中から切る。

 まあ、気休めだろうけど、皮のついた方を下にして……普通の炊き込みご飯の味付けでやってみますか。

 多分、ショウガを刻んで入れたらいいような気もするが、ま、最初だからね。

 シンプル、イズ、ベスト。

 適当クッキング!

 

 

 うは、炊き上がる前から、サンマの香りすごいんですけど。

 ああ、でも、サンマって感じだわ。

 なんか、サンマが焼けるのを待ってるような気分になる。

 

 

 はい、炊けた。

 炊飯器開けた。

 サンマの香りが、ぶわあぁっと。

 んー、やっぱりサンマの身がちょっと崩れてる感じ。

 でもそんなの関係ない。

 しゃもじでほぐし、ほぐし、フタを閉じてしばらく放置。

 

 と、いうわけで……すっかり忘れてた、さんまの中骨をフライパンで焼きます。

 もう、台所がサンマ一色。

 あ、やっぱり、身と骨じゃ炙る時間が全然違うわ、失敗した。

 固まった身をほぐして落とし、骨を炙る。

 このぐらいか。

 さて、お湯を沸かして、ダシの粉末溶かして、炙ったサンマの骨を投入……塩少々。

 

 さて、お味は?

 

 うん、失敗!

 味付けの問題じゃないな、これ。

 よくある、よくある。

 やるとしたら、骨を全部くだいて、じっくりと熱を通すとかやらないと……それでも微妙な気がする。

 

 いいのいいの、メインはさんまご飯だから。

 と、いうか、メインのみ。(笑)

 これが男の料理にありがちな、1品豪華主義というものさ。

 

 さて、いただきます。

 うん、すごく、サンマです。

 いや、美味しいんだけどね、美味しいんだけど。

 そっか、サンマの脂が強いから、味付けが負けちゃったか。

 先に熱湯でもぶっかけて、余分な油を落とせば……いや、それは負けた気がする。

 サンマをまるごと頂きたいなら、味付けを濃くする方向で調整か。

 ショウガは採用、柚子の皮を刻むのもいいかもしれん。

 ああ、後付けで大根おろしと一緒にすればいいんじゃね?

 要は酸味とか、サッパリ系なものを足せば良い。

 

 こんなふうに、自分で作ったご飯を食べながら、あれこれ考えるのもいとをかし。

 よきかな、よきかな。

 

 でもこれ、ちょっと多くない?

 ご飯二合に、サンマ二匹って。

 

 

 

 

 ああ、炊飯器が、洗ってもサンマの匂いが取れないのが欠点かな。

 

 

 一番楽なのは、スーパーとかで見かける、サンマの一夜干し的なものを使うこと。

 程よく脂も抜けていて、魚をさばく手間もいらないし。

 究極は、米にサンマ、ダシ醤油で、炊くだけ。

 インスタントを使うノリと変わらず出来ます。

 

 アパートの一人暮らしで、煙の関係で魚を焼けません……的な人は、炊き込みご飯で。

 

 ちなみに、ホッケご飯も美味しいです。

 サケの切り身を使えば、鮭ごはん。

 さあ、みんなもスーパーの鮮魚コーナーで半額シールを探そう。

 そしていろいろ試してみよう。

 

 




コメディが、息してないの……。
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