私の偉大な食卓。   作:高任斎

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料理じゃないです。


15:困惑のプロテイン食。

 プロテイン。

 まあ、アミノ酸というかタンパク質だ。

 

 1970年代後半から80年代にかけて、やたらマッスル信仰がもたらされたわけだが。

 その過程で、青年、少年の多くに手を伸ばさせた、『筋力増量食品』である。

 あくまでも、そう思われていたという話。

 ただ、筋肉を作るためにタンパク質が必要という概念を一般化させたという意味では、それなりの貢献を果たしたとは思う。

 チート兄とは違う、上の兄。

 食事を取ったあと、プロテインを牛乳と混ぜて、ぐいーっと飲んでいた。

 

 無知とは恐ろしい。

 

 いや、本当に恐ろしいのは無知を食い物にする何かか。

 なんせ、当時は『食事のあとに』などとわざわざ説明されていましたから。

 

 最近は多少親切になったが、この手の食品は『栄養補助食品』である。

 

 1980年代、日本で語られたトレーニング理論において、『タンパク質摂取は、1回につき30グラム程度に抑えるのが望ましく、多くても50グラムまで。それ以上は肝臓に負担がかかって……』というのが、普通に語られていた。

 それが語られているということは、たんぱく質摂取に対しての基準なり目安が、それ以前に作られていたことを意味する。

 昨今の、プロテイン食品を見ればわかるが、1食で大体タンパク質含有量が20グラム台の前半で抑えられているのがわかると思う。

 プロテイン食品の1食分に含まれるタンパク質が、軒並み30グラムを超えないように設定されていることから、それなりの信ぴょう性があると思っていいだろう。

 まあ、所詮は素人で、研究者ではないために情報をもらう立場だからなんともいえないが。

 ただ、それが正しいとすると。

 

 食事を取ったあとに、プロテインと牛乳を、摂取。

 肝臓に、大ダメージである。

 

 最近はそうでもないが、かつて相撲取りがよく肝臓を壊して……という話題になると『やっぱりお酒が……』などという暗黙の了解みたいな流れになっていたが、実際はその食生活にあったと私は思っている。

 もちろんお酒もあるかもしれないが、もっと問題なのはドカ食いである。

 太るというか、身体を作るための大量のタンパク質を、せっせと肝臓が処理する毎日。

 職業病とも言われた、相撲取りの肝臓病は、その独特の食生活から来ると考えても、さほど的はずれではないと思う。

 最近は減っているし、食生活や補助食品などもいろいろ考えているらしい。

 

 話がそれたが、こうした補助食品の正しい摂取方法は、食事の合間にとること。

 つまり、おやつだ。

 

 スポーツ選手は、自分のトレーニング量を支えるために、1日に5食取ることも少なくない。

 その、栄養バランス及びカロリー摂取の柱になるのが、たんぱく質の量。

 これは、カロリーダイエットでも語られる基本中の基本だ。

 

 ぶっちゃけると、これが語られないカロリーダイエットは、信用できないとも言える。

 

 

 

 熱く語ってしまった、申し訳ない。

 と、いうわけで……貧乏学生の運動選手でも可能な、プロテイン食だ。

 

 全部スーパーで売っている。

 納豆。(50グラムが3段重ねになってる)

 豆腐。(150グラムが3段重ねに…)

 卵。

 

 納豆50グラムと豆腐150グラム、そして卵1個。

 混ぜて混ぜて、納豆についてるタレ入れて、カラシはお好み。

 

 さあ、これでタンパク質が22グラムぐらい摂取できる。

 でも、カロリーは250キロカロリー程度で、炭酸飲料水500ミリと同じぐらい。

 そしてお値段は、1食あたり100円未満だ。

 どこかの栄養補助食品より、安いと思うよ。

 

 味?

 

 ははは、よく言うじゃないか、食事もまたトレーニングだって。

 大丈夫、すぐに慣れるさ。

 そして気が付けば、好きになってる自分に気づくよ。

 言っておくが、栄養バランスも優れているんだぜ。

 

 これを、1日3食の合間に挟んで、2食。

 あとは、ハードトレーニングに励んでくれたまえ。

 

 

 




安くて簡単、手間いらず。
つまり、母親に頼らずとも、自分で買って、自分で作ることができる。
1ヶ月で3000円程度だ、高校生でもなんとか……なる。
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