私の偉大な食卓。   作:高任斎

24 / 54
休日の朝だから。


23:こんな時代だからおにぎり。

 コンビニでおにぎりが売っている。

 スーパーでおにぎりが売っている。

 学校で、会社で、家で、買ったおにぎりを食べるみんながいる。

 

 私のような昭和の人間からすると、まさに隔月の感がある。

 違う話にもちょろっと書いたが、遠足、運動会、家族による遠出のお弁当。

 私が子供の頃の『おにぎり』という食べ物は、そういう存在だった。

 

 私と同世代の人間に聞いてみたい。

 最後におにぎりを作ったのはいつだった?

 

 若い、『おにぎりを買うことが当たり前』の世代の人に聞いてみたい。

 おにぎりを作ったことがありますか?

 

 

 ……いや、冗談抜きでおにぎり作ったことがない人間が珍しくないみたいなんだわ。(笑)

 確かに、コンビニでバイトしてた時なんか、休日の朝に家族連れでおにぎりをわんさか買っていくお客さんとか珍しくなかったけどなあ。

 私の家は、パン食でしたからとか、そういう話でもなくて。

 

 休日に家族で出かける。

 まずはコンビニに寄って、おにぎりを……。

 ああ、うーん、年をとったということか。

 時間の節約とか、理屈としては納得できても、感情が追いつかない部分があります。

 個人的な意見を言わせてもらえば、外出そのものが楽しかったという記憶はあんまりないんですよね。

 出かける前のお弁当作りを手伝ったり、テーブルの上に並べられたサンドイッチの材料に驚いたり。

 文化祭と一緒で、準備の段階が一番楽しかった気がする。

 

 まあ、これはあくまでも個人の感想。

 時はたゆたうことはあっても、流れていくものだからして。

 

 

 昭和の人間が昔を懐かしむために。

 あるいは、自分ごのみのおにぎりを作るために。

 色々やってみようじゃないですか。

 

 色々やるということは、色んな具が試せるということだ。

 梅、おかか、昆布、鮭、高菜、お新香、ツナマヨ……鮭なんか鮭フレークを使えばいいのさ、今の時代、お手軽な材料が溢れてる。

 ついでに言うと、具のミックスも自由自在だ。

 他人からの受け売りだが、某ギャンブル漫画の主人公が大好きな駄菓子のカリ梅。

 あれは、刻んでおかかや昆布などに混ぜると、味の面でも、食感の面でもいいアクセントになる。

 普通の梅干では、今ひとつよろしくない。

 具をミックスするにも、やはり相性がある。

 いろいろ試すと楽しい。

 ツナマヨを作るなら、コーンの缶詰を開けてコーンマヨも作ってみよう。

 カニカマをほぐして、マヨネーズで和えるのもいい。

 ヒントはどこにでも転がっている。

 味付けもやしの水気を切って、豆板醤を少し付けるのもイケルはずだ。

 

 工夫できるのは、具だけではない。

 三角おにぎり、まんまるおにぎり、俵おにぎり……手が小さくて握れないという子供には、ラップに包んで振り回してもらおう。(笑)

 少しいびつな、ブンブンおにぎりが出来上がる。

 たぶん、子供は遊び感覚で楽しんでくれるだろう。

 

 

 

 まあ、1人でやることじゃないが。(台無し感)

 

 サンドイッチでもいいのよ?(笑)

 

 

  




外出せずに、家族でご飯を作る。
そんな休日があってもいいと思うんだ。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。